窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

雄たけびの季節、エゾジカ。

2020-10-20 19:16:23 | エゾジカの四季

草原や森林からエゾジカの雄たけびが轟く季節になりました。早朝、日の出前

ミューューューアーアーアーと空気を震わせる轟きが耳を突き刺してきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

          ★ 雄たけびの季節、エゾジカ ★

いよいよ始まりました、エゾジカの雄たけびが。春にもっこりとした角芽が出て

きて、少しずつ成長し、1本から枝角が出てきて、さらに成長し、また枝角が

出て、さらに成長し、また枝角が出て、四尖三股の大きな成人ジカの角になり

ました。

10月になり、角を覆って成長を助けていたビロードの皮が剥がれ、中から骨の

ような硬い、鋭い、見事な角になっていました。

頭上で左右に広がった角を持った筋肉隆々のオス。雌のケツを追い回す光景が

あちこちで見ることができます。

子持ちのメスの群れを追いかけ、一緒に行動を伴にしています。一生懸命に口説

努力をしています。受け入れてもらうには涙ぐましい努力をこれからしないと

いけません。

また、メスたちの群れも移動が活発になっています。橋の上から川面を見ていると

子供を連れたメスたちが、次々に川を泳いで渡って行きます。

このような光景は今の時季がもっともよく見ることができます。

まだメスの群れとオスの群れが合流した大きな群れにはなっていませんが、もう

すぐ大ボスが率いる集団が出てきます。



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