野付湾ではコクガンとオオハクチョウの協演を時々見ることができます。
コクガンが食べるアマモ。オオハクチョウも大好きです。ここではアマモを食べるときに
コクガンがおオオハクチョウの周りに集まり、一緒に食べているときがあります。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ブラック&ホワイト・コクガンとオオハクチョウの協演 ★
潮が引いて干潟が浅くなると、コクガンたちは湾内の広範囲に分布してアマモを食べてい
ます。潮が満ちてきて深くなると、オオハクチョウが岸辺に寄ってきます。アマモが生
えている海底に頭を入れ、アマモが引っぱれる水深です。
オオハクチョウが集まっているとコクガンがやってきます。コクガンもオオハクチョウの
ように水の中に頭を入れ、逆立ちしてアマモを採りますが、首の長さが短いので少し深く
なると自分では捕ることができません。
そこでオオハクチョウのそばにやってきて、浮いてきたアマモのおこぼれを食べるのです。
オオハクチョウの引き抜く力は強く、水の中で食べてしまうので、浮いてきたアマモはあ
まり食べないのです。
それをコクガンがオオハクチョウの周りをうろちょろしていただくのです。新鮮なアマモ
をおこぼれとして食べられるので、たくさんのコクガンが集まってきます。
コクガンばかりか、オナガガモやヒドリガモなど植物食のカモたちもご相伴にあずかります。
コクガンも生きるために色々工夫するんですね