野付半島のナラワラ林の周囲を縄張りにするタンチョウ夫婦。毎年、営巣する
のですが、今年も駄目だったようです。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 今年も営巣を失敗しました ★
去年は2羽のヒナが生まれましたが、育雛途中でヒナが2羽ともいなくなりま
した。キタキツネか、オジロワシに捕られてしまったようです。
今年は毎年使う巣を使いませんでした。最初から繁殖する気がなかったのでし
ょうか。
海岸線で縄張りを持ち、暮らすタンチョウ夫婦の営巣成功率は内陸部の夫婦に
比べ決して高くないです。最近は海水面が高くなり、長年使ってきた巣が高潮
の影響を受け、水を被ることが多くなりました。
干潟に生えていた草地が満潮になると海水で覆われ、消えて行っています。
再び泥炭になり、表面の泥が削られていってます。タンチョウがヒナを連れて
採餌していた場所が消えて行っているのです。
繫殖する場所を変えればいいと思うのですが、移動するにも伝統的な繁殖場所
には入って行くことが難しい。彼らが変わらなければいけないのですが。
高潮の影響が少ない場所を選び、キタキツネやオジロワシの妨害に耐えうる
場所、ヒナを安全な場所にすぐ導ける場所、など条件を見つけないといけませ
ん。ただ、今以上に良い場所を見つけるのが難しいのかもしれません。
この夫婦、すでに諦めたのか、いたってのんびりと潮が引いた干潟で採餌を
する光景を見かけます。
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