窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

必死です、ワシたち

2021-02-15 19:45:45 | ワシのいる風景

今季の風蓮湖の氷の上は歩きやすい。雪が降りましたが、気温が低かったせい

表面が凍らず、風で吹き飛ばされています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

           ★ 必死です、ワシたち ★

埋まらず歩けるのは愉しい。広い風蓮湖の上を横断する気持ちで歩きます。

私は日・祭日しか行かないので、漁師が魚を回収しに回る日と会わないかもし

れない。車やスノーモービルで設置網に行く漁師が少ないのです。

回収している魚の量を遠くから見ていると以前に比べ10分の1くらいしか

ありません。チカやワカサギ、ニシンは金になりますが、それ以外のカジカや

ヌマガレイなどの雑魚も多く入っていません。

つまり投げる(捨てる)雑魚が少ないんです、今年は。遠くから様子を見ている

オオワシやオジロワシが集まってこないのです。投げられた雑魚を数羽が取りに

来たら、なくなります。

氷上で待っているワシたちは我慢強い。次にやって来る漁師を待ち続けます。

そんな状況で1羽のワシが大きな魚を掴み、飛び出すと目ざとく見つけたワシ

追撃します。大体、若い個体が大人の個体に狙われることが多いようです。

経験を積んだおとなワシはスピードが速く、不意を衝くのが上手い。逃げる

若いワシを氷の上に追い込みます。ケガをしたくない若いワシはすぐに魚を

放します。勝負は瞬間に終わります。

大きなカレイをワシ掴みして大人のワシは去って行きます。こんな光景があちら

こちらで見られます。ひもじい季節です。



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