野付半島にはツメナガホオジロも冬季、棲息しています。ユキホオジロに比べ
ると目立ちませんが、10数羽の小さな群れを作ったり、ユキホオジロの群れに
混じって見られます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ツメナガホオジロ ★
北極圏に面したツンドラ地帯、亜寒帯地域に広く分布していますが、こちらでは
多くはいません。冬季の羽毛は地味です。地面に降りると見つけるのが大変。
ちょこまかと地面に落ちている種を拾い食べています。海岸線で多く見かけるの
はハマニンニクやアマモの種を拾い、食べているからです。
ユキホオジロと似たような食生活を送っています。嘴も似ています。食べている
種を見ていると、菜種の実ほどの大きさのアマモの実をついばんでいます。
風と波で砂浜に打ち上げられるアマモの葉についている種は多く落ちていて、彼
らの貴重な食糧になっています。
地面を歩いているところを見ると後ろ指の爪が長い。これが和名になっています。
もっと分かりやすいいい名前はなかったのかな。
ユキホオジロに比べると適応性が強いのか特定の場所で見つけるのがむつかし。
強風の特に雪の窪地に入り、ひたすら耐えている姿はいいですよ。