オオワシとオジロワシが多数集まってくる光景は根室地方でしか見られない。
野付湾や風連湖の氷上に集まってくる異様な光景。明治時代から始まった氷下
待ち網漁に起源がありそうです。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ オオワシとオジロワシが集まる光景 ★
根室海峡でスケソタラやマダラ、コマイが大量に獲れていた時期がありました。
その時期にはオオワシが6000羽以上、オジロワシも多数が冬季棲息していまし
た。漁師が獲ってくる魚のおこぼれを目当てに集まっていたワシたちです。
最近は漁獲が減り、以前に比べると極端に減少しているように見えます。食べ
物がないから当然です。渡ってきている個体がどのくらい減っているかは分か
りませんが減っているのではなく分散しているようです。
今季は12月、1月の寒気が厳しく風蓮湖と野付湾は例年より早く全面凍結しまし
た。氷の厚さは60㎝を超えました。多くのワカサギ釣り目当ての釣り人が車で
風蓮湖に乗り入れ、湖面には車の轍(わだち)がたくさんできました。
氷下待ち網漁をする漁師さんたちも沖合に設置した網まで軽トラックで行く人
が増えました。例年ならスノーモービルで走り回っていた人たちが。
私も怖々、車を走らせました。岸から歩き待ち網のところに行くより楽でした。
今季は岸寄りに設置された網を上げるときには、ワシたちは多くは集まりませ
んでした。たぶん魚が多く入っておらず、おこぼれが少なかったのです。
歩き回り、双眼鏡で探し回り、湖の真ん中の方で集まっているワシたちをよう
やく見つけました。警戒の強いワシたちが釣り人を避け、岸の方の網には寄ら
ないような傾向が出ている感じです。
歩きだし40分、岸から4、5キロのあたりでしょうか、網あげしている夫婦の
漁師さんの周りにオオワシとオジロワシが300羽以上氷の上に降り、待機して
います。雑魚として投げられるヌマガレイやカジカ、ギンポを誰より先に捕って
行こうとしているワシたちです。
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