窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

突如、バンビが近寄って来た

2020-08-25 18:02:47 | エゾジカの四季

葦の草むらから姿を見せたエゾジカの親子。周囲の状況を慎重に確かめ、水位が

増してきた干潟に脚を踏み入れて来ました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

          ★ 突如、バンビが近寄って来た ★

水の中から伸びてきている葦の新芽を先の方だけ食べています。柔らかい新芽は

彼らが好む葉のひとつ。母さんジカは夢中になって食べ出しています。

夕暮れになり、ひと気がなくなると潜んでいた草むらから姿が丸見えになる水

辺に出てきます。

母さんの母乳をまだ飲んでいるバンビは少し食べると、遊び心が出てきたのか、

の中に歩み出てきました。バッシャバッシャ水路を横断してきます。私の方

に向かってきます。

普段なら、気づいてすぐに母さんの方へ行くのに大胆にもやってきます。気配を

消す術が本当に身についたと思う瞬間です。

顔を上げ、こちらを見て、確かめて、それでも堂々と前を通過して水の中を歩い

て行きます。

まずはあり得ない瞬間を私は愉しんでいるのです。緊張し、息を止カメラの

シャッターを押し続けるだけ。好奇心が生んだ、バンビのショータイム。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿