ウミアイサが根室海峡に集結しています。沖合で鳥の群れが移動しているのが
野付半島から眺めることができます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ウミアイサ・奇襲 ★
その数は数万羽かも。見ていると水平線に黒い帯状の群れが知床半島方面に
向かい移動して行きます。毎年この時期に見られる光景です。
滅多に半島に近寄ってきませんが、時々魚の群れが移動してくると半島に沿って
ウミアイサの群れがやってきます。
岸よりに半島の先の方へ魚の群れが移動しています。追っているのはウミアイサ
たちです。車を降りて岸辺に走って行くとウミアイサたちが慌てて逃げていきます。
魚を追うことに集中している個体が目の前に来てくれます。くちばしに10㎝
ほどの細めの魚を挟んでいます。魚が何か同定はできませんが、大きさからして
イカナゴではないかと思っています。
イカナゴは北半球の寒帯域で多く生息する北方系の魚です。日本産のイカナゴは
移動性が少さく、各地で固有の系統群が存在しているそうで、根室海峡ではそう
とう多くいるようです。
イカナゴ漁はこの地域では行われていないせいで、鳥や魚、海獣を食物連鎖を
支える大事な役割を果たしていると私は思っています。
目の前を数千羽以上のウミアイサが左から右へ移動して行きます。どのくらいの
数か、湧くように現れるので推定しにくい時が多いのです。
(チルデンセーターを思い出させる・・・)