窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オオハクチョウがようやく渡ってきました

2020-10-16 16:08:32 | オオハクチョウのいる風景

10月5日の早朝に3羽のオオハクチョウが斜里岳の方から飛んでくるのを初めて

見ました。今季の渡り、初認でした。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

       ★ オオハクチョウがようやく渡ってきました ★

それから3日おきに風蓮湖と野付半島に見に行きました。が、確認できず、うず

うずしていました。

16日、早朝、大陸からの高気圧がすっぽり根室地方を覆うのを確かめ、見に行き

ました。5時20分は水平線の東の空が明るくなり始めています。

すでに亜種ヒシクイのお目覚めの声が葦の間に間から聴こえてきています。す

でにお目覚めです。そしてタンチョウの雄たけびとエゾジカの雄たけびが割る

ように入ってきます。なんと厳かな夜明けを知らせる声々でしょうか。

その中からオオハクチョウの声が少ないけれど入っていました。英名のWhooper

とは、whoopするもの、つまり大声で叫ぶものとの意味です。トランペットコ

ールと言われるほどよく響き、よく透る声です。

群れの到着のようです。双眼鏡で確かめると水面にハクチョウのシルエットが

見えました。すると暗い中を6羽のオオハクチョウの一団が飛んでいきました。

5か月ぶりの再会です。見送るのも毎回、ほっとしますが、迎えるときは何とも

言えないほど心が躍るような、安心するような気持ちになります。

次の群れが来るのを期待して待っても、飛び立ってくる気配がありません。

水面をなめるように見回しても数は多くなさそうです。

6時を過ぎ、15分になって次の群れが飛び立ってきました。9羽の群れです。

湖面から上昇し、高度を上げてきます。亜種ヒシクイと比べるとずいぶん大きい

と思います。体重が10キロ近くあるわけで、大型旅客機の貫録です。やはり迫力

あります。

朝陽を背中に受け、どんどん近寄って来ます。ヒシクイに比べスタイル良く、

洗練されています。なんと美しい鳥なんだと、つい叫んでしまいます。

今年も冬中、愉しませてもらうよ。



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