こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

雲間から垣間見たダイヤモンド浅間山、2014年9月下旬

2014-09-22 | 夕景

昨日(21日)に撮った画像から

浅間山(標高、2570 m)の背後に夕陽が沈む(17時34分)。

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記事の更新をしばらくパスしている間に、自分達が住んでいる街から見ると、夕陽が浅間山方向に沈む頃になってしまった。今年は、3月21・22日にダイヤモンド浅間山(春の部)を撮った。 

      3月21日17時45分頃。

 

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      カシミール3Dによる山座同定(春の部)
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秋の部は今週に現れるはずだ。今回も、撮影スポットは白葉峠付近(群馬県桐生市と栃木県足利市の境界、標高300 m)である。

昨日、日中は快晴であった。しかし、夕刻には西の空が雲で覆われ、自分が三脚を構えている場所まで陽射しが届かなくなった。でも、ここで三脚をたたむわけにはいかない。折角、周りでスズメバチやアブが飛び回る様子を静かに注視(?)してきたのだから。雲漏れ日の光芒が妙義山(中央)や荒船山(左端)などを浮かび上がらせた。しかし、肝心の浅間山は雲隠れとなってしまった(17時15分頃)。

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ところが、陽射し(熱線)を受けたためであろう。浅間山を隠している厚いカーテンが裂け始めた(17時30分頃)。

 

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突如、雲の切れ間から赤色の光芒がおりてきた。待てば海路の日和あり。自分のとって感動の始まりとなる場面が現れた(17時33分頃)。

 

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約1分後の場面。見かけのことながら、夕陽が山頂にタッチダウンとなった。なお、右側の山波は榛名山(旧火山)である。この山の裾野も広い。

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間もなく、夕陽と浅間山は見えなくなったが、その代償としての美しい夕焼けが視界に入ってきた。その時、携帯呼び出し音が鳴った。自宅付近の里山の尾根付近が陽射しで赤く染まっていると、家人が知らせてきたのであった(17時36分頃)。

 

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防虫ネットと虫除けスプレーを使いながら、トワイライトタイムを待った。再び、待てば海路の日和あり。浅間山のシルエットが雲の切れ間に現れた(18時頃)。

 

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秋の部は、ダイヤモンド浅間山として物足りない結果となった。しかし、雲が青色光カットフィルターとしての役割を担ってくれたために、美しいと呟きたくなるような光芒や夕焼けが現われた。大気光学現象による贈り物に感謝することにしょう。


画像はHDR(ハイダナミックレンジ合成)で撮った。EOS 6D、EF 40-200 mm F4L、ISO感度 200-4000、ソフト DPP4 + Aperture 3.5、2014年9月21日17-18時。