山で囲まれた街に住んでいると、日毎に変化する山肌での彩りがごく自然に視界に入ってくる。それにしても、今年は気温上昇に応じた彩りの変化が早い。先月中旬から目立つようになった広葉樹での萌葱色は僅か数日間で鮮やかな新緑色に移り変わった。そして、今は5月がスタートしたばかりにもかかわらず、山肌の大部分が深緑色を帯びている、あたかも初夏が到来したかのように。
アップした画像は先月25日に撮ったものである。前日の雨で濡れた新緑は、自分のカメラで表現できるだろうかと戸惑ったほど、その彩りが朝の強い日差しで鮮やかになった。
同じような構図ながら、新緑と爽やかな空との対比に惹かれて、数回シャッターボタンを押した。
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25日から2週間ほど前でのダム湖とそれを囲む山並みである。広葉樹は幾分か萌葱色を帯びたばかりであった。このときは、ウグイスの美しい鳴き声がダム湖に響き渡っていた。ICレコーダーをそのときに携えていなかったことを、今でも後悔している(苦笑)。
ダムの堤頂にて。堤高 60.5 m、堤頂長は264 m、ダム湖名は「梅田湖」である。
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25日では、ダム湖に架けられている橋の上でで周囲の新緑にレンズを向けた。
スギやヒノキなどの人工林が雲による影で覆われたとき、尾根筋での新緑が爽やかなイメージの幾何学模様を創りだした。
朝日が昇る方向にて。ときに、日が昇るともに霧雲が発生する。そして、雲はこの山並みの沿ってダムの方向に流れる。
上流側(桐生川原生林方向)での新緑。奥の山並は1,000 mクラスである。
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現在、当地では雨が降っている。そして、自宅周辺の山並みは霧で包まれている。