こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

日の入り直後のマジックアワーでの彩りを楽しみながら

2024-05-18 | マジックアワー

この頃、日の入りのときが午後6時半過ぎになったので、夕食後の散策を時間的余裕を感じながら楽しめるようになった。日中は、雲一つ浮かんでいない空模様であっても、日の入り直後、気温が下がる時間帯に、しばしば雲が浮かぶ。そして、暗くなるにつれて青色が濃くなる空で、その雲が彼方から届く赤い残光に染まる。

昨日、そのようなチャンスがあることを期待して、わたくしは近くを流れる桐生川の堤防を歩いた。もちろん、夕食後の後片付けを共同作業で手早く済ましてからである。

 

 

桐生川(一級河川)の河川敷きはそれほど広くないが、川の東側と西側の堤防で視界に入る景色には違いがある。中流域においても、それぞれの堤防の近くに200から500メートル程度の山並みが伸びているからだ。今回は東側を歩いた。ちなみに、中流域では市街地を横切る形で、川は北から南へと流れている

北方向(上流方向)での眺め(1)。奥には1000メートル峰が並んでいる。

 

北方向(上流方向)での眺め(2)

 

昨夕は、この山並み方向に夕日が沈んだ。左側の山頂は市民の山とも言われている吾妻山(480メートル)である。かつて、自分もたびたび登ったが、今は....(苦笑)。

 

残光に染まった雲の合間で、上弦のときを過ぎた月が輝きはじめた。ここでの山頂の高さは300 メートルである。

 

その山頂に続く山並みの上でも、長く伸びる雲がほんのりと赤味を帯びた。

 

群馬大学(桐生キャンパス)での灯りが目立つ時間帯にて。コロナ禍が最悪であった頃は、この灯りがほとんど見えなかった。

 

ここで余談。眼科手術を受けるために県内の大学病院に入院(2年前)したときは、病棟に入る前に感染の有無についての検査を受けた。そのときは、かなりの痛みを感じたほどまでに鼻腔内を検査用綿棒で擦られた。その際、軽く擦った程度では、抗原(ウイルス)を検出できないことがあるとの説明を受けた

 

ブルータイム(マジックアワー)がはじまった。ブルータイムは日の入り後に青色が日中においてよりも一段と濃くなる時間帯である(Wikipedia)。

当方は足もとが暗くなるまで空を見上げていた、その青色の美しさに魅入られて....

 

ー 17日、桐生市にてー

 

今日も昨日と同様の空模様になっている。夕刻には雲が浮かぶことを願って。

 

 


日の出前のマジックアワーでの彩り

2024-05-15 | マジックアワー
今朝は、マジックアワーにおいて、近くの山並みの上に浮かぶ雲が赤く染まる場面に遭遇した。その場面はわずか十分間の美しいスライドショーのようであった。
 
 
 
 
夜明けが迫っているときに、まだ灰色を帯びている雲が仄暗い青空を背景として山並みの上に浮かんでいる。そして、雲が地平線の彼方から届きはじめた太陽光に染まりはじめる。彩りとそれによる雰囲気は短時間のうちに大きくかわる。この過程をアナログ派の画人になった気分でデジタルカメラで記録する。山に囲まれた街に住んでいる者として、わたくしはこのようなことをたびたび繰り返している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このときは、先日に北海道で見られた「夜空を赤く染めるオーロラ」を連想させる場面も現れた。
 
 
 
場面は余韻のときである。
 
 
 
 
ー15日桐生市にて、午前4時15−25分(日の出(群馬)4時35分)ー
 
 

久し振りに出会ったタイプの美しい夕焼け 2023年9月

2023-09-04 | マジックアワー

先月も近くの川沿いで彩りの濃い夕焼けを眺めたいと思っていたが、連日のように到来した夕刻での雷雨のために、そのチャンスを何度も逃していた。今や頃は9月、昨日は積乱雲が日の入り頃に現れなかった。しかも、巻雲をはじめるとする秋によく現れる上層雲が青空に広がっていた。チャンス到来、雷のことを忘れ、私はカメラと交換レンズを入れたザックを担ぎ外に飛び出した。なんとも原始的な方法ながら、うちわで苦手とする蚊の接近を防ぎながらであった。

夕焼けの彩りが短時間のうちに大きく変化する時間帯にと、私は桐生川まで急ぎ見通しの良い堤防に登った。

巻雲などによる夕焼けの光景が眼前に広がっていた。何度かこのような場面に出会っているはずであったが、今回もその光景の美しさに心を揺さぶられて、心臓の鼓動が速くなった。




雲の彩りがもっとも濃くなったときの場面である。川の緩やかな流れに雲の彩りが映り込んだ。



ここでの山(通称、観音山)の高さは300 mである。雑木林で囲まれているが場所を選ぶと、山頂は浅間山、八ヶ岳連峰、赤城山、秩父連山などの素晴らしい展望台である。


西方向にひつじ雲とうろこ雲が帯状に浮かんでいた。そして、これらの雲も夕日で唖然とするほど濃い彩りを帯びた。



山並みは市街地に張り出している里山である(吾妻山、480 m、市民の山といわれている)。かつて、私たちも週2回のペースで山頂まで登っていた。


夕焼け(シテ)が静かに終わりの仕舞いをはじめた場面である。華やかさは減少したが、このときならではの彩りの組み合わせに、私は心を動かされた。





この光景を眺めながら、何事にも終わりがあると、柄にもなく私は感傷的な気分になった。多分、依頼された追悼文を脱稿して散策をはじめたからであろうう。



間もなくパタパタと手早くうちわをあおがなければならなかい現実に、私は直面したが(苦笑)。

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3日午後6時半頃 (日の入り(群馬)、午後6時10分頃)、ホワイトバランスは太陽光。

 

ひつじ雲の朝焼け、その彩りの変化 2023月8月

2023-08-20 | マジックアワー

先程、当地では輪郭がはっきりと見えない積乱雲で上空が覆われ、雨は降らなかったが、至近距離での発雷を思わせる雷鳴がときどき轟いた。雨が降らなかったのは、雲の中で強い上昇気流が発生し、雲をつくっている水、氷、ちりなどの微粒子が激しく動き回ってために、集まって雨粒になれないからであろう。それにしても、今日の空模様は異常である。

 

ところで、昨日の最高気温 は 37℃ (午後1時半、アメダス観測値)であったが、早朝では涼しい風を受けながら、ひつじ雲の朝焼けが醸しだした雰囲気にゆっくりと浸ることができた。

前夜に午前7時頃まで曇りとの予報が出されていたが、もしかすると思っているうちに、窓から見る空模様が午前4時半頃から変わりはじめた。急いで当方はいつもの展望台に向かった。

 

帯状や面状に広がるひつじ雲が、尾根の向こう側から届きはじめた朝日に染まった。午前5時頃

朝焼けはさらの進み、家並みや自分のシャッツも赤く染まった(家並みはアングルに入れていない)。午前5時10分頃

ひつじ雲が帯状に集まり輝いた。そして、頭上のひつじ雲も輝きはじめた。午前5時15分頃。

午前5時30分頃

 

19日、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。

 

雷鳴が轟く空模様

20日午後1時半頃

 

 



近くの尾根から日が昇る 2023年8月

2023-08-15 | マジックアワー



5時30分頃。日の出(群馬)は5時であった。





台風7号の影響を受けて、当地でも変わりやすい天気が続いている。たとえば、昨日では晴れていても、突然激しい雨が降るような状態が繰り返された。今日はときどき薄日が差したものの、かなり蒸し暑い状態が朝から続いている。アップした画像は、昨日に撮った「日の出」の光景である。日が昇る尾根の上空に現れた光芒(薄明光線)や雲の反射による光輪が印象的であった。




午前6時頃にて(約1時間遅れて尾根から日が昇った)。この後、庭のレンゲショウマやキレンゲショウマなどが朝日を浴びた。



14日、桐生市にて


本日12時、黙祷。


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この頃、当方はあまり表に出ていない、当時のことに関する資料を少し集めている。

工業での技術格差を示している資料から(引用)

「アメリカで、有機ケイ素重合体(シリコーン)の工業的利用に関する始まったのは1930年代後半であり、それから数年後には本格的生産に入っている。そして、第2次大戦下に軍の要請もあってシリコーンの生産量は急速に増大した。
 これに対して、我が国におけるシリコーン研究は必ずしも明らかでない。昭和17〜20年に撃墜した米軍機に絶縁材料や潤滑油としてシリコーンが使用されていることを発見し、陸海軍の研究所が学者らの協力を得て製造研究を進めたといわれるが、軍事機密であったためか正確な記録は残されていない。(「ある企業の社史」)」

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今では、シリコーン(ケイ素と酸素の結合を骨格とする化学物質・材料)は広く知れ渡り、台所用品にまで使われている。低い温度でも固まらない耐熱性オイルや低い温度でも硬くならない耐熱性ゴムなどとして。

戦時中、B29爆撃機はシリコーンオイルとシリコーンゴムを重要なパーツに用いていたので、高い高度で飛来した。しかし、我が国の迎撃機は、炭素と炭素の結合を骨格とする、低い温度で流動性が低くなるオイルと硬くなるゴムをパーツに用いていたので、B29が飛来する高度まで上昇することが容易ではなかったと、当方は聞いている。



日の出前の光景を撮り続けて 2023年7月

2023-07-31 | マジックアワー

 

先週から猛暑が続いている。それにかかわらず、日の出前の天気は日中のそれとは対照的である。心地良い風を全身に受けながら熱中症とは無縁の環境で展望台に立ち、わたくしは眼前に広がるマジックアワーならではの色彩にレンズを向けている(場合によっては、防虫スプレーによる蚊よけを求められるが)。

今回は、18日から今日(31日)までに撮った画像をならべてみた。

 

「31日(月)午前4時半30分頃」

 

 

この後は、通常の色彩に変化した。

 

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「29日(日)午前4時40分頃」

 

 

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「28日(土)午前4時20分頃」

 

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「27日(金)午前5時20分頃」

 

 

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「18日(火)午前5時10分頃」

 

 

桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。比較のために、RAW画像を同一の現像プリセット(自製)でJPGに変換した。


今日の日の出前での彩り 2023月7月

2023-07-28 | マジックアワー
薄明時間帯(マジックアワー)での色彩(4時20分頃から)。朝日は右側の山頂付近から5時半頃に昇ります。

 

先週から猛暑日が続いています。唯一の救いは、日中では湿度が高くありませんので(40−50%)、室内や木陰においてあまり蒸し暑さを感じないことです。まあ、このようなときは、早起きをして日の出前での彩りを静かに眺めることも一興かなと思い、わたくしは午前4時頃に抜き足差し足で散策をはじめました。

散策路での展望台に立ち、涼しく柔らかな風を受けながら、山並み上空での彩りが濃くなるときを待ちました。ちなみに、日の出は4時46分(群馬)です。

 

山並みの上空が赤く染まっています。昨夜の激しい雷雨で、波長の短い光(青系)を散乱する粒子(水蒸気)が太陽光の進路に残っているからです。この場合、長波長の光(赤系)はあまり散乱されずに上空に届きます。

前日が快晴ですと、これほどまで赤くなりません。

 

何度出会っても、見飽きない美しい彩りが現れました。そして、彩りは刻々と変化しました。

薄いながらも、光芒(薄明光線)が現れています。

梅雨時では、これほどまでの彩りがほとんど現れませんでした。

 

突然、飛行雲が朝日に染まりました。山頂の上空(日の出方向)に近づくにつれて、飛行機雲の輝きは強くなりました。

 

飛行機雲での彩りは後の記事で。

28日午前4時頃から、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。

 

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昨夜(27日)、雷雨が去った後の光景です(午後7時10分頃)。周囲が暗くなっているにもかかわらず、部分的に夕焼けを思わせるような光景が約10分間ほど続きました。何とも不可解な光景です。

 

午後5時頃、この後、激しい雷雨。

 

 


マジックアワーでの色彩に魅せられて(2020年1月)

2020-01-06 | マジックアワー

昨日も日没の頃に、わたくしはいつもの散策コースを歩いた。ちなみに、日の入りの時刻は午後4時40分であった(群馬)。日没後30分を過ぎると、マジクックアワーでの色彩が極に達した。その色彩に染まりながら、わたくしは日が沈んだ方向にレンズを向けた。

 

 

さざ波が立つ水面での映り込み(堰において)。

 

金星の輝きが増してきた。

 

 

1月5日午後5時半頃、桐生川(桐生市)にて。