昨夜(31日)、29日に新月(朔)となった月が再び輝きを取り戻して、「三日月」として夕暮れ時(18時頃)に近くの枯木立に沈んだ。なお、今夜は月が見えない空模様が続いている。
日没後のマジックアワーにおいてならではの月の輝きと地球照
枯木立に沈む直前、太陽光を直接浴びている部分と地球照(地球が反射した太陽光を浴びている部分)との対比が際立っている画像が得られた。このとき、自分の眼では地球照が微かに見える程度であった。
撮影条件:ISO感度2000、1/40秒、絞りF値 4、望遠 320 mm(トリミング) RAW → JPEG変換。
5分後、月は枯木立の奥で暗いながらも輝きを保っていた(地球照は見えなくなったが)。
この場面では、撮影と現像での感度を高めて枯木立を浮かび上がらせた。
撮影条件:ISO感度8000、1/80秒、絞りF値 8、望遠 320 mm(トリミング) RAW → JPEG変換。
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陰暦では新月(朔)を1日としているので、新月から3日目の月は「三日月」である。月齢は新月からの経過時間を日単位で表したものであり、1日は月齢0.0を含む日、2日は月齢1.0を含む日、3日は月齢2.0を含む日になる(国立天文台HP)。
今回での月は新月から3日目のものであるが、12時での月齢は1.6であると発表されている。新月(朔)は29日21時36分であった(群馬天文台HP)。時間経過から、撮影時(18時頃)での月齢はほぼ2になっていたと推定した。ちなみに、今日(2月1日)正午での月齢は2.6である(群馬天文台HP)。
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余談ながら、月とは離れた位置にあった「金星」の輝きも印象的であった。金星は今月15日に最大光度( −4.9等)になる(国立天文台HP)。金星が手持ちの望遠レンズ(320 mm)ではどのように撮れるだろうか......
撮影:1月31日、桐生市にて。