こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

赤城山の上空に、水平に伸びる帯状の雲(12月)

2024-12-30 | 山を眺める

赤城山の上空や山腹ではさまざまな形の雲が発生する。この山が関東平野と日本海側まで続く山岳地帯との境界に位置しているからだ。平野から流れてくる気流は赤城山に沿って上昇する。一方、山岳地帯方向からの気流は赤城山を越えると下降する。どちらの気流にとっても、赤城山は気流の温度を著しく変化させるエネルギー障壁である。結果として、気流の温度は一気に10℃以上も変化する。 冷房が一般的でなかった頃、赤城山はわたくしたちにとって近場の避暑地であった。余談ながら、富士山は海方向からの気流が急激に4000メートル以上も上昇することにおいて、雲を生み出す「奇跡の山」である。

さて、今月上旬、帯状の雲が赤城山の上空で水平に伸びる景色が現れた。市内から見る赤城山の姿は上底と下底が長い台形状である。だからこそ、このような帯状の雲が生まれたに違いない。

 

最高峰の黒檜山(1828メートル、外輪山)には灰色の雲がかかろうとしていた。中央は長七郎山と地蔵岳(無線中継アンテナ、中央火口丘(ドーム))である。

 

 

雲の有様とともに赤城山が雪を被っていなかったことに、わたくしは感慨を覚えた。かつて、12月中旬に無雪状態の地蔵岳などの山頂を歩いたことがあるからだ。

 

帯状の雲は一種の波状雲に分類されるが、これに加えて新たな波状雲が伸びてきた。上昇気流に新たな乱れが生じたためであろう。

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画像は市内の別の場所で撮ったものである。彩りが残っている里山の奥に、山頂部が霧氷か雪を被っている赤城山・黒檜山、そして笠雲に見える厚い雲。今月の上旬ならではの風景である。

 

今年も今日を含めて2日間。原稿を書きながら眺めると、数本の飛行機雲が上空に伸びている。来年は巳年(へびどし)であるぞと強調するかのように。

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12月上旬、9時頃、桐生市にて。

 


渡良瀬川(桐生市)で眺める赤城山、青空のもとで雪雲をかぶって(12月)

2024-12-12 | 山を眺める

わたくしたちの街(群馬県桐生市)の最高地点は赤城山(あかぎやま)の最高峰、黒檜山(1828 m)である。今週の初めに、山内のライブカメラ映像に促されて、市内を流れる渡良瀬川の河川敷で赤城山を眺めた。黒檜山の山頂は厚い雪雲で包まれ、そこから川に吹き下ろす風(あかぎおろし)は真冬の到来を想わせるほど冷たかった。事実、河川敷に設けられた芝生地でグランドゴルフを楽しんでいた人々はすべて退散し、わたくしだけがその場に残っている状態になった。それでも、この山と雲のフアンである者として、わたくしはいわゆる「孤独のグルメ」を味わうような気分で、赤城山にレンズを向けた。

 

 

左から、地蔵岳(1674 m、山頂に電波中継アンテナ)、駒ヶ岳(1685 m、部分的冠雪)、黒檜山(山頂は雲で包まれている)。雪をかぶりはじめた山体と紅葉散るとなっていない里山との対比は、この時期ならでの風物詩である。

 

青空に浮かぶ雲をアングルに入れて

 

 

今日も、ライブカメラ映像によると山内では吹雪いているようである。赤城山が雪雲をストップしているので、わたくしたちの市街地は気温が低いながらも雪を被らない。富士山に次いで裾野が広い山体に敬意の念を抱いて、今週末も河川敷で赤城山を眺めるつもりだ。

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12月上旬、渡良瀬川にて(桐生市)。  今日(12日15時)の天気:晴れ、気温 8℃、西北西の風 4 m、湿度 41%。

 

 


冠雪の浅間山を眺める、近くの紅葉を前にして(12月)

2024-12-02 | 山を眺める

今年、浅間山での初冠雪は先月上旬であったが、自分たちの街から遠望する山体にはほとんど雪が残っていなかった。もっとも、この山を毎日のように眺めていなかったので断言できないが.....。ところで、先週末から市街地を囲む山並みが深い晩秋の色を帯びるようになった。紅葉が残っているうちに浅間山が雪で覆われることを、わたくしは期待した。以前に紅葉の里山の奥に冠雪の浅間山を眺めたときの印象が脳裏に残っているからだ。

 

先週土曜日(11月30日)、雪雲で覆われたが、午後には全体的に雪を被っている山体がライブカメラ映像に登場した。チャンス到来、わたくしは以前と同じ展望ポイントに立った。しばらくは我慢を強いられたが、15時半ごろ夕日に近い日差しを浴びる「冠雪の浅間山」が目線の先に現れた。

 

夕日が沈む頃での光景

 

そして、翌朝はゆっくりと眺めよとばかりに、雪化粧をしたコニーデ形独立峰が展望ポイント付近での紅葉の先で、ファンの到着を待っていた。

 

 

今回は青空だけを背景とする単純な構図では終わらなかった。レンズ状の雲と長く伸びる雲が青空に浮かんだ。多分、温度の逆転層が山頂付近に生じたのであろう。ちなみ、浅間山の標高は2560メートルである。山頂で雲のように見えるものは噴煙だろうか。

 

 

展望ポイント周辺の常緑樹などが年々高くなっている。数年後には、このポイントも紅葉化しない木々で囲まれるかもしれない。そう思うと、シャッターボタンを押す回数が増えた。

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11月30日、12月1日、桐生市にて。撮影でのホワイトバランスは太陽光(昼光色)。望遠70ー200 mm。

 

 


あるときに眺めた、雪を被った北アルプス、鹿島槍ヶ岳、白馬岳など(長野県小川村にて)

2024-11-30 | 山を眺める

今日は雲ひとつ浮かんでいない夜明けでスタートした。山並みの上に浮かぶ雲が朝日に染まるとの場面を期待していた者とては空振り三振の気分になった。そして、今は冷たい北風が吹いている。

閑話休題、かなり以前に、雪を被った鹿島槍ヶ岳、白馬岳などを、長野県の小川村(北アルプス展望広場)で眺めたことがある。全体的に雪を被った高峰と紅葉が残る里山とのコントラストは、広場を離れることが惜しいほど自分達にとって印象的であった。

 

鹿島槍ヶ岳(2889メートル)、南峰(左)と北峰(右)そして八峰キレットなど

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「鹿島槍は私の大好きな山である。高い所に立って北アルプス連嶺が見えてくると、まず私の眼の探すのは、双耳峰をもったこの山である。北槍と南槍の両峰がキリッとせり上がっていて、その二つをつなぐ、やや傾いた吊尾根。その品のいい美しさは見飽きることがない(深田久弥、日本百名山)」

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左から、爺ヶ岳(2889メートル)、鹿島槍ヶ岳、そして五竜岳(2814メートル)

 

白馬岳(しろうまだけ、2932メートル)

 

白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)

 

五竜岳(左)と唐松岳(右)

唐松岳への登山路の途中に八方尾根がある。八方尾根では蛇紋岩変性固有植物が美しい花を開く

 

展望広場で眺められる高峰(山座案内)

 

広場にて、多少なりとも尺度になりそうなモデルに立ってもらって

 

帰路で眺めた場面から、鹿島槍ヶ岳とそれを想わせる屋根

 

撮影、2011年11月下旬(午後の日差しで陰影が強くなる時間帯にて)、長野県上水内郡小川村、広場での駐車場: 普通車10台/大型バス1台(小川村観光協会HP)。

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広場からの眺めに相当する映像が、「小川村の林りん館」によってインターネットで公開されている。

 


赤城山、長い層雲で包まれて(2月)

2024-02-25 | 山を眺める
昨日は、何時か撮ってみたい思っていた景色に出会った。明るくなりはじめて、前夜の小雪による山並みでの雪化粧が視界に飛び込んできたとき、市内を流れる渡良瀬川で「赤城山」を撮りたいとの衝動に、わたくしは駆られた。路面がところどころで凍結していたので、その状態がなくなる時間帯を待って目的地に向かった。
 
 
河川敷で眺めた赤城山
高さ1,000 m から1,300 m ゾーンの山体を包む層雲(長さは約 12 km )、層雲上に姿を現す冠雪の山頂、上空に伸びる帯状の薄い雲、そして穏やか色合いの青空。これらが、見事にマッチしてこの時季ならではの美しい景色を構成している。
 
 
層雲が長く伸びていることは、高さ1,500 m付近に温度での逆転層が生じていることを物語っている。

 

日本人は大ていふるさとの山を持っている。山の大小遠近はあっても、ふるさとの守護神のような山を持っている。そしてその山を眺めながら育ち、成人としてふるさとを離れても、その山の姿は心に残っている。どんなに世相が変わっても、その山だけは昔のままで、あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。(深田久弥、「日本百名山」、新潮社、1991年)

赤城山は、縁あって定住した桐生を第二の故郷としているわたくしにとって「ふるさとの山」である。渡良瀬川の流れと市街地中心部の彼方に悠然と構えている山容に、わたくしは安心感を与えるバックボーンを想い抱き、惹かれる。赤城山を構成する黒檜山(最高峰)から鍋割山に至る稜線において、どの山頂も穏やかにどっしりとしてその存在を示している。そして、国内で富士山に次いで広い裾野も視界に入ってくる(以前の記事を部分的に引用)。

 
眺められる「赤城山の範囲」 (地図の出典)「国土地理院」https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html
 
 
 
部分的クローズアップ 
(左から)荒山(1,572 m)、雲の右側に地蔵岳(1,673 m)、長七郎山、小黒檜山、篭山(僅かに写っている)、駒ヶ岳、黒檜山(最高峰、1,828 m)
 
 
 
 「100 mほど先の橋」と「20 km 以上離れた赤城山」との距離を、望遠(300 mm)で圧縮してみた。余談ながら、橋には融雪剤(塩化カルシウム)がまかれていた。
 
 駒ヶ岳と黒檜山に焦点を合わせて
 
 
地蔵岳に焦点を合わせて
 
 
 
約1時間後、赤城山は見馴れた姿に戻った。
日差しで山腹が暖めれたためであろう。層雲の大部分が消え去った。
 
 
 
 市街地奥の山並みでの雪化粧(橋の歩道にて)
 
 
 
 
 
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撮影:2月24日午前8時半頃から、桐生市、渡良瀬川にて
 
 
 

雨が止んで、霧に包まれた桐生城址(標高 361 m)

2024-01-22 | 山を眺める
この時季、冷たい雨が降るとしばしば市街地を囲む山並みは霧に包まれる。昨日も、前夜からの雨が止んだ後、桐生城址がある山頂(城山(じょうやま、(別名)柄杓山)の周辺が濃い霧で覆われた。


桐生城址:中世山城址、観応元年(1350年)築城、天正18年(1590年)廃城
城は標高361メートルの本丸を斗口、二の丸、三の丸を柄とする柄杓型の梯郭構造。堀切は深く、武者屯、郭馬出しなど、城跡の全部が完全に残っている(桐生市ホームページから)


こちらは、他の方向での1,000  m 峰である。




天候が回復するについて、濃い霧は霧雲(層雲)に変化した





1月21日、桐生市にて




久しぶりに眺めた、冠雪の赤城山、渡良瀬川(桐生)にて

2024-01-18 | 山を眺める
赤城山が雪を被る時季になった。とくに、一作日の降雪によって山体での雪化粧は濃くなった。アップした画像は昨日午後に、市内を流れる渡良瀬川で撮った赤城山の姿である。
 
 
雪化粧がもっとも濃い山頂は最高峰の黒檜山(1,827 m)である。
 
 
山体の雪化粧は、北関東での限りなく澄んだ青空のもとで午後の陽射しを浴びて輝いていた。
 
 
 
上流側には、JR両毛線(高崎(群馬)ー小山(栃木))の鉄橋が架けられている。たまたま、4両編成の電車が鉄橋を通過したのでシャッターボタンを押してみた。余談ながら、両毛線で眺める赤城山の姿はその位置に応じて変化する(以前の記事「赤城山、JR両毛線にて」)。
 
 
撮影で数回往復した橋(桐生大橋、橋長 368 m)にて。奥の山並みは栃木県(足利市)に属している。
 
 
こちらは、同じ位置で眺めた市内の山並みである。もっとも高い山頂は吾妻山(480 m)である。浄水場の給水塔の近くには、夏において全国ランキング上位にリストされる最高気温をときどき記録する「アメダス(気象庁前橋地方気象観測台、桐生地域気象観測所)」が設置されている。
 
 
昨年2月に撮影した冠雪の赤城山である。この画像は午前中に撮った。上流側に架けられている橋が今回の撮影スポット「桐生大橋」である。
 

 
 
一作日は、自分達の街とそれを囲む山並みも雪化粧をした(今冬での初雪)
 
 
撮影: 赤城山 1月17日、桐生市にて。
 
お詫びと訂正: 浄水場の水塔  →  浄水場の水塔 (1/20)
 

何気ない風景 (その1) 夕日に染まる浅間山

2023-12-12 | 山を眺める
夕日がこの山から離れた位置に沈むとき、雪を被っている山頂と山腹上部が真横から日差しで赤く染まる。これまで、何度もその光景を眺めてきたが、今回も落日が終わって周囲が暗くなる寸前まで、あるビューポイントで夕日に染まる浅間山(2,568 m)を撮ってみた。

午後4時過ぎ、山並み全体が霞んでいた


午後4時15分頃、周囲の山々(1,500〜2,000 m)は日陰に入り、夕日に染まった山体が浮き出てきた


午後4時30分過ぎ、日の入り直後にて



このときは、生い茂る木々の合間から赤城山を撮ってみた。このビュースポットでは、かつて木々の高さを気にすることなく里山の奥に赤城山を望むことができた。自分の感覚では、この数年間、木々の生長が早くなっているように思えてならない


日の入り直後にて。右から、黒檜山(最高峰、1,828  m )、駒ヶ岳、長七郎山、地蔵岳(山頂にアンテナ)




12月上旬、桐生市にて。



秋の空 (その5) 赤城山を渡良瀬川で眺めて、澄んだ青空のもとで 2023年10月

2023-10-21 | 山を眺める
今週の空模様に刺激されて、秋の衣をまとった赤城山を、車と人の往来が少なくなる休日に、渡良瀬川に架かる橋の上でのんびりとした気分で眺めてみた。

限りなく澄んだ青空のもとで、赤城山はどっしりとした山容を構えていた。



午前9時過ぎであったので、かなり霞んでいるのではと予想していたが、橋で眺めた山体の姿はきめてクリヤーであった。

ところで、わたくしは、この方向(東)から眺める赤城山に魅せられている。富士山に次いで広い裾野はあまり見えないが、この方向から眺める山体は均整がとれていると思うからだ。

今朝(22日)、河川敷きで撮った画像を追加する。




山体を望遠でクローズアップしてみた。

画像(1)中腹より高い部分において、紅葉が進んでいる。




望遠画像(2)右の山頂から、黒檜山(1,828 m)、駒ヶ岳、篭山、鳥居峠、小黒檜山。黒檜山は桐生市の最高地点である。



追加画像(22日)。今朝は黒檜山に雲が架かっていた。黒檜山の山頂付近において雪を被っているにように見える状態が山内のライブカメラ映像に現れた。




流れの奥に赤城山



赤城山、市街地、そして里山(広角2枚によるパノラマ)。赤城山は別格の存在として遠近感を醸しだしている。



市街地中心部と市街地に張り出している山並み(300ー500 m)。現在、市役所の新築工事が行われている。




橋にて。午前9時において、気温 19℃、湿度 49%、風速 3 m(アメダス観測値)。






21日、渡良瀬川・錦桜橋(桐生市)にて。
22日、画像追加など。




富士山と北岳の展望、美し森にて、2012年3月 (再投稿)

2023-06-08 | 山を眺める

美し森(1,500 m、八ヶ岳山麓、山梨県北杜市)は優れたビュースポットとして知られています。天候に恵まれますと、スポットにおいて、八ヶ岳連峰はもちろんのこと、富士山、南アルプス(赤石山脈)、金峰山など奥秩父山系を眺めることができます。この森で360度の展望を、わたくしたちは体験しました。3月29日午後。

 

美し森への途中で寄り道して。 野辺山高原・平沢峠 (1,450 m)

 

標識横に設置されていました案内図から

冠雪の山頂(画面左側)は八ヶ岳連峰の最高峰、赤岳(2,900 m)です。

 

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赤岳、北岳、甲斐駒ヶ岳がクローズアップできる場所を探しながら、わたくたちは美し森に移動しました。

 

 

 

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「美し森」

森までは、美し森駐車場から木道と木製階段を登ります(10-15分)、14時頃。

 

美し森は、標高日本第一位と第二位の山を、登山者でなくても同時に見ることができる数少ないスポットです。

富士山とともに画面右奥に北岳(3,192 m、南アルプスの最高峰)が写っています。16時頃。

 

北岳などのクローズアップ。西側の氷雪面が夕日で輝いていましたので、陰影がはっきりとしていました(16時20分頃)。

右側の岩峰は甲斐駒ヶ岳です。

甲斐駒ケ岳(2,967 m)のクローズアップ

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森から見る富士山の姿は実に端麗です。そして、日差しで輝く氷雪面がこの山の存在感を強めています(16時頃)。

富士山の前(横)の山並みにおいて、最も高く見える山頂は金ヶ岳 (1,764 m)、その左横に見える山頂は茅ヶ岳(1,704 m)とのことです。

クローズアップ、16時頃。

 氷雪面が夕日で赤く染まる時間帯まで待ちたかったのですが。帰りの所要時間(約3時間)を思い、待つことを断念しました。

 

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到着は都合で15時頃になりましたが、美し森での展望は期待以上のものでした。

 

 

昨年(2011年)では、富士山が霞の彼方になっていましたので、このあたりに見えるはずだと想像しながら額縁の前に立ちました。


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南アルプス(明石山脈)の展望(北岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山など)を追加します。

左の山頂の突起は鳳凰山・地蔵ヶ岳(2,764 m)のオベリスクであるように思えますが。

 

おわりに、帰路で出会いました赤岳などの夕景(逆光)をアップします。何時か、夕刻にこの道を辿ってみたいといまだに思っています。

 

 

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2012年4月公開。

2023年6月8日、RAW画像(保存)の再現像とアップロード。

 

 

 


赤城山を渡良瀬川(桐生)で眺めて (2023年2月)

2023-02-20 | 山を眺める
折に触れて、市内の中心部を流れている渡良瀬川で、赤城山を当方は眺めている。流れの奥にどっしりと構えている山の姿に魅せられているからだ。
 
さて、今月中旬に川に架かる橋に立ったとき、これまでにないほど広々としている構図で赤城山が眺められることを知り、いささか唖然とした思いでシャッターボタンを押した。
 
「before and after.....」
 
先月上旬までハリエンジュ(ニセアカシア、外来種)などによって樹林状態になっていた河川敷きで、ほとんどの樹木が伐採されて整地工事が行われていた。
 
 
 
数本の樹木が残されている。
勝手ながら、流れとサクラやハナミズキの花々などを前景するとして山体を眺める場面を空想してみる。時季になると、市内の随所でこれらの花々が潤いのある風景を創り出しているからだ。
 
 
 
広角で市の中心部を入れてみた。赤城山の最高峰、黒檜山(右端の山頂、1.828 m)は桐生市の最高地点である。
 
 
 
このときは山腹の大部分が日陰に入っていたので、雪化粧の状態は判然としていないが、赤城山と市街地に迫る山並みを並べてみた。山並みにおいて、もっとも高い山頂は吾妻山(480 m)と名付けられている。
 
 
 
2月16日夕刻前、錦桜橋(桐生市)にて。
 
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before and after.....」
 
先月上旬での眺め(視点の位置は異なっているが)
 
 
 
樹林化が進んでいた。今回の工事は治水整備計画の一環として行われている(国土交通省・関東地方整備局資料)。
 
 
同じく先月上旬に撮った画像である。
 
 
 
 
「before and after.....」
寒さが和らいできたので、雪化粧が消えないうちに朝日や夕日に染ま山体を眺めてみたい。
 
 

渡良瀬川(桐生)で眺めた、冠雪の赤城山 (2023年1月)

2023-01-23 | 山を眺める

赤城山が雪を被る時季になった。透明な青空を背景として、渡良瀬川の彼方に悠然と構えている赤城山が雪化粧をしている有様に深い感動を覚えて、当方はシャッターボタンを押した。

 

黒檜山(最高峰)から鍋割山に至る稜線と山腹が雪を被っている。

2枚組パノラマにて

もっとも雪を被っている峰が黒檜山(1,828 m)である。

 

クローズアップ(左から、黒檜山、駒ヶ岳、篭山、鳥居峠、小地蔵山、長七郎山、地蔵岳)

 

河川敷きにて

河川敷きは芝生広場として整備されている。

 

少しばかり相似関係を意識して、

山岳道路・自動車道において一度もエンジントラブルが無かった愛車を前景にしてみた(ニッケル/水素電池・HV型)

このような場面は車のコマーシャルに使えるだろうか (^^)。

 

渡良瀬川に架かる橋(錦桜橋)を前景として

どの山頂も穏やかにどっしりとしてその存在を示している。

橋は渡良瀬川よって南北に分けられている市街地を結ぶ。

 

近景と組み合わせて、この地点で眺める赤城山は大きい。

利根川まで49.2 km渡良瀬川は利根川と合流する

 

赤城山は周囲 108 km の大きな活火山であり、その裾野面積は富士山のそれに次いで広い。最後の噴火活動は1251年(建長 3年)であった(桐生市ことがら事典、桐生市教育委員会)。火山噴火予知連絡会によるランクにおいて、赤城山はランクCに分類されている。

 

11日朝、渡良瀬川(桐生市)にて

今月の絵日記(2023年1月)(その3)として

 


冠雪の浅間山を、紅葉の里山の奥に眺めて(2022年11月)

2022-11-25 | 山を眺める

市街地を囲む山並みが深秋の色を帯びているうちに、雪化粧をしたばかりの浅間山を眺めて、雪化粧と紅葉の対比を楽しみたい。当方の動機は単純である。ありがたいことに、今日は朝から比較的透明な青空が広がった。浅間山ライブカメラの映像をチェックしてから、途中まで車で行きゴム長靴で落ち葉を踏みながら、当方はいつもの展望台(300 m)に向かった。

 

浅間山(2,542 m)を望遠で引き寄せた結果である。

浅間山は展望台から約 80 km 離れている。それでも、空気が澄んでいたので、雪化粧の状態がはっきりと写っている。

 

 

雪化粧の前に雲が流れてくるまで待ってみた。雲で剣ヶ峰が隠されると、浅間山は富士山を想わせる高峰に変化する。

 

浅間山を木々に覆われた地点で垣間(?)見た。木々の成長が早いことを実感しながら、山頂部にレンズを向けた。

 

冠雪の浅間山、妙義山、荒船山、市街地、そして里山の紅葉

 

紅葉の奥には、赤城山

鳥居峠には旧地上ケーブル軌道の駅舎が保存されている。

 

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25日朝、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光(昼光色)。

 

 


初冠雪の浅間山と冠雪の八ヶ岳連峰を望む(2022年)

2022-10-26 | 山を眺める

今日は天候が回復し「秋晴れ」の空模様になった。さて、浅間山が冠雪の姿になったとのニュース(昨日)に誘われて、近くの展望台(300 m)でその姿を遠望してみた。今年の初冠雪は昨年のそれよりも6日早いと報じられている。これからの時季、冠雪の浅間山そして赤城山は、自分達の街にとって広大な庭園での借景のような役割を担ってくれる。

 

ここでは、浅間山(2.568 m)から、妙義山(奇岩峰)、荒船山(テーブル状)、そして蓼科山(北八ヶ岳)をカメラアングルに入れている。手前(麓)の日差しで明るい市街地は桐生市である。

 

冠雪の山体をクローズアップする。白い薄絹の布をまとっているような姿はこの時季ならでのものである。

 

展望台で望む八ヶ岳連峰

秋晴れのもとでは、雪を被った赤岳などの高峰がひときわはっきりと見える。ちなみに、展望台から八ヶ岳連峰まで100 km以上も離れている。

カシミール展望図

 

赤岳(2.899 m、最高峰)、横岳、硫黄岳、天狗岳などをクローズアップする。

 

荒船山(1,422 m)、蓼科山(北八ヶ岳、2,530 m)のクローズアップ。ビルが建ち並ぶ市街地は高崎市である。

 

 

ところで、夕刻に見た浅間山のライブカメラ映像では、山体を覆う雪が消えていた。夜明け直後のそれでは、冠雪の山頂が朝日に染まる姿が印象的であったが。ともかく、早起きは三文の徳とは至言である。

 

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庭の花から、朝日を浴びはじめたノコンギク(今年の花は色が濃い)。

 

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10月26日朝、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光(昼光)。

 

 


4月での遠望(その1)、浅間山、桐生にて(2022年)

2022-04-30 | 山を眺める

日午前中はこの時季にては珍しく霞がほとんどかかっていない展望日和であった。いつもの展望台(300 m)で眺めた、雪化粧がグラデーション模様の浅間山と新緑で覆われた里山は、この時季ならではのコンビネーションであった。

 

矢印左から、剣ヶ峰(2,281 m)、浅間山(2,580 m)、籠ノ登山(2,228 m)、そして湯の丸山(2,101 m)。

剣ヶ峰が雲に隠れているので、浅間山は富士山のような姿に見える。

 

浅間山と県内の市街地

矢印左から、妙義山(奇岩の山並み)、桐生市、浅間山。

浅間山は桐生市から真西の方向、群馬県と長野県の境に位置している。

 

浅間山の南には、八ヶ岳連峰、荒船山、群馬県西部の山が連なっている。

矢印左から、蓼科山(2,530 m)、荒船山(群馬県と長野県の境、1,423 m)、

高崎白衣大観音(42 m)、そして高崎市役所。

蓼科山は北八ヶ岳の最北端に位置するコニーデ型の火山であり、諏訪富士とも呼ばれている。

ここでは、山頂の雪化粧が目立つ。

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ちなみに、浅間山と紅葉の里山(2021年11月下旬)

 

 

4月30日、午前8−9時頃、桐生市(白葉峠)にて。撮影でのホワイトバランスは太陽光。