今朝は明朝に下弦となる月にレンズを向けた。月は赤城山方向から流れてきた白雲に見え隠れていた。当地では、今月になってからほとんど雨が降らない天気が続いている。そのためか、市内を流れる川(一級河川)での水量も減っている。節水との呼びかけが始まることを、内心わたくしは恐れているが.....
9時頃にて
赤城山は雪雲で包まれている。今朝は雲の流れがはやかった。
庭では、シャクナゲ(ツクシシャクナゲ、筑紫石楠花)のツボミが膨らみはじめている。これから迎える本格的な寒さに耐えほしい。
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昨日は市のホール(桐生文化会館)で「狂言(大蔵流山本会)」を楽しんだ。狂言の演目が終わってから、山本東次郎氏(人間国宝、文化功労者顕彰)と葛西聖司氏(アナウンサー、古典芸能解説者、NHKを経て)による対談に耳を傾けた。山本氏は演目「重喜(じゅうき)」でシテを演じ、僅かの時間で着替えをされて対談をはじめた。同氏は古典芸能「狂言」と「能」とのつながり、対比、狂言の面白さなどについて、狂言師ならでのユーモアを交えて分かりやすく語った。対談(30分間)では、見せる方向に応じて輝きが変化する扇をご自身でデザインされたなど、80歳台後半とは思えない様子での語りに、わたくしは時を忘れて引き込まれた。
演目と対談の余韻に浸りながら会場付近で眺めた、空模様と赤城山のシルエット(16時頃)
文化会館と雲が切れている部分での夕焼け
12月21日、22日、桐生市にて。