こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

連写「アオサギ、飛び立つ」(2019年2月)

2019-02-15 | 鳥/蝶/トンボ

アオサギが飛び石の上でじっとたたずんでいた。後頭部から伸びている羽根(冠羽)が風を受けてなびいている姿は美しい。

 

一羽のアオサギが飛び立とうとした。そこで、この大型のサギが飛び立つ過程を連写してみた。

ステップ(1)羽根を広げ始める。

 

ステップ(2)風切羽根を大きく動かす(羽ばたいて、上昇力を得る)。胸の飾り羽根は後方になびいている。

 

ステップ(3)身体を伸ばして空気抵抗を減らしている

 

ステップ(4)水平飛行に移る。伸ばした首はS字状に曲げられている。これはツルなどには見られない飛行形である。

 

飛び去る姿を追って。

 

 

 


撮影、2月上旬、桐生川にて、EOS 6D、EF 70-200 mm F4L。

オートフォーカス、高速シャッター、流し撮りと走り撮り(一部)(望遠 170-190 mm)。

 


夕陽を浴びるシラサギ、桐生川にて、2019年1月

2019-01-20 | 鳥/蝶/トンボ

このところ、湿度30%台の乾燥した天気が続いている。そのため、僕が散策コースにしている桐生川では、これが一級河川と思うほど流量が減少している。ところで、川には、ところどころに流れを緩める低いせき(堰)が設けられている。居心地が良いのであろうか、せきの上流側にはサギ、カモ、そして、ときにカワセミなどが飛来している。

先日、一羽のシラサギ(ダイサギ)が夕陽を浴びていた。逆光で見る姿に刺激されて、サギにレンズを向けてみた。

 

広げた羽が夕陽に染まるときを待って。

 

揚力を保持しながら、空気抵抗を減らすスタイル、なるほど!

 

孤高の気配

 

そばでは、カルガモが動き回っていたが。

 

夕焼け空にて。

 

 

撮影、1月中旬、午後4時過ぎ。

 

 

 


真冬の蝶、花で吸蜜しているヒメアカタテハ、2016年1月

2016-01-10 | 鳥/蝶/トンボ

前日(8日)に庭で見かけたヒメアカタテハは朝夕の冷え込みに耐えたのであろう。

翌日は、庭の日溜まりでヒメアカタテハが吸蜜している場面に出会った。


ホトケノザの花で吸蜜するヒメアカタテハ

ストロー状に伸びる口(口吻)で蜜を吸っている様子をマクロレンズで撮ってみた。

翅裏の彩りと紋様が実に美しい。

チョウの種類によって好む花が異なる。

花の好みは色によるものであり、タテハチョウ科のものは赤や紫の花を好む。

(宮城教育大学バタフライガーデンから引用)

満腹したのだろうか、それとも一休みであろうか(?)。

チョウのからだは毛で覆われている。寒さに耐えるためであろう。


なお、ヒメアカタテハの成虫は適当な場所を見つけて越冬することを、

群馬県立昆虫の森(群馬県桐生市新里町)から教えてもらった(深謝)。


それにしても、1月にチョウが元気に飛び回り花で吸蜜することやホトケノザの花が咲くなど、

暖冬の影響は顕著である。


1月9日午後1時頃(快晴)、群馬県桐生市にて、 EOS 6D、EF 100 mm F2.8L IS USM。

 

 


新年の驚き、真冬の蝶、ヒメアカタテハ、2016年1月

2016-01-09 | 鳥/蝶/トンボ

どうしたことであろうか。庭の日溜まりで、ヒメアカタテハが飛んでいた。

2月下旬頃には、アカタテハやルリタテハなどの越冬すると言われているタテハチョウを、私は何度か見かけたことがある。

しかし、新年早々に、ヒメアカタテハに出会うとは夢にも思っていなかった。

はたして、このチョウは今朝の冷え込みに耐えることができたであろうか。耐えてほしい。


越冬チョウで翅が傷ついていることが多いが、このものにはそのような傾向が見られない。

 

ヒメアカタテハ

タテハチョウ科アカタテハ属のチョウである。アカタテハよりは小型であり、各地に分布している。

ヒメアカタテハ(成虫)が越冬できるかどうかを知らない私にとって、1月にこのチョウが舞うことは新年早々の驚きである。


1月8日午後1時頃、群馬県桐生市にて。


逆光で引き出される魅力から、ハグロトンボ

2015-09-05 | 鳥/蝶/トンボ

近くの山林では、ハグロトンボがひらりひらりと飛んでいた。あたかも残暑の時を惜しむかのように。生息環境の変化(水質汚染や河川改修)によって、一時期、このトンボの数は減ったが、近頃は羽ばたく姿をよく見かけるようになった。 なお、日本のレッドデータ検索システムによると、東京都ではこのものが絶滅危惧種I類(絶滅の危機に瀕している種)に指定されている。

 

 

木の葉に止まったハグロトンボを逆光で撮ってみた。

 

 

均整のとれた形と生気に満ちた有様、翅(はね)を支えている筋(翅脈)の輝きなどの美しさに、私は感動を覚えた。強い日差しによって翅の模様が木の葉の上に映っていたことは、撮り手とって望外の喜びである。

ハグロトンボ(羽黒蜻蛉、カワトンボ科アオハダトンボ属)は9-10月(とくに、7-8月)に活動する。雌の体色は黒褐色であり、雄のそれは光沢のある緑色である。

 

*****

山道での花や景色から。

キキョウ(桔梗)。僅か一輪の花でも、このような姿には心を動かされる。

 

ミズヒキ(水引、タデ科イヌタデ属の多年草)。花の列は上から見ると赤いが、下から見ると白い(花名の由来)。

 

 

霞む市街地(浅間山や八ヶ岳連峰が見えることも期待したが)。

 

撮影、9月4日午前、近所の尾根にて。

 

昨日は久し振りに青空が見えたが、屋外ではむし暑かった。今日の早朝は爽快であったが、今は上空に積乱雲が広がり日差しが弱くなっている。

 


アサギマダラ、淺葱斑、湯の丸高原

2010-08-31 | 鳥/蝶/トンボ

出だしは、Googleでの検索結果である。
オオムラサキ 338,000件 アサギマダラ 336,000件、クジャクチョウ 77,400件、ルリタテハ 55,300件、アカタテハ 28,600件、キベリタテハ 10,600件、ベニヒカゲ 10,200件、シータテハ 8,400件。


これらは、各蝶の名(1語}をキーワードとしての結果である (2010年8月30日13時頃)。アサギマダラの結果が、国蝶とされているオオムラサキのそれと同等であることに感嘆し納得してしまう。この蝶を目の前にした者としては。


私事であるが、この蝶と私は何度か出会ったことがある。しかし、その時に限ってカメラの準備をしていないなど、撮る機会を逃し残念な思いをしてきた。そのときの心境を体験から例えると、鮎の毛針釣り(いわゆる、ドブ釣り)において、大物を目の前で釣り落としたときのようである。


湯の丸高原にて (花はヨツバヒヨドリである)。

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2010年8月25日


さて、今回は釣り落とさずに済んだが、どう撮るかで慌ただしかった。ファインダーを覗きながら移動し、足が草に引っかかって転倒しそうになるなど。

苦戦しながら、舞っている姿にもレンズを向けてみたが、アップロードできるほどの結果は得られなかった。


ともかく、この蝶の和名「淺葱斑」の由来が(青緑色の斑模様、私には薄青色に見える)、少なくとも自分だけにでも分かるようと、相手が翅を適度に開いたときを狙ってシャッターを切ってみた。


ヨツバヒヨドリで吸蜜をしている姿

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2010年8月25日


湯の丸高原は、ヒヨドリの花が多いので、アサギマダラにとって生息し易いのであろう。


Mg3481100825c

2010年8月25日


翅を開いたときでも、淺葱斑が出てくれればと願ったが。


Mg3485100825a

2010年8月25日




来年も挑戦!この蝶に。