こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今朝の空模様、波状雲(ひつじ雲)が創り出した珍しい景色(11月)

2024-11-18 | 

今日は、日の出直後から上空に波状雲(ひつじ雲、高積雲)が縞模様状に配列した景色が現れた。散策中に行き会った人々との挨拶は「空が美しいですね」ではじまった。

広範囲に伸びる縞模様は絶景との表現を用いても言い過ぎでないほど見事であり、当方(雲ファン)にとって感動的であった。

東方向

 

北から南方向にて

北西方向にて

横の縞模様が新たに生まれた

東方向。太陽が昇ると、模様はもちろんのこと雲も完全に消えた

 

この後は、雲一つ浮かんでいない天気が午後まで続いた。

11月18日、桐生市にて、撮影でのホワイトバランスは太陽光(昼光色)。

 

 


波状雲が朝日に染まって(2024年10月)

2024-10-25 | 

山並みの上で、青空に浮かぶ雲が朝日に染まる。このような光景は、山で囲まれている市街地に住んでいる者にとって、見逃すことができない自然からの美しいプレゼントである。昨日は、日の出前のマジックアワーから波状の雲(波状雲)が上空に広がった。

そして、波状雲が山並みの彼方から届く朝日に染まった。僅か数分間のイベントであったが.....

 

5時52分   日の出方向にて

 

5時53分    北東方向にて

 

5時55分    吊るし雲のような形の雲も赤く染まった

 

5時57分   朝焼けが終わり、それぞれの山において霧が発生した

.

 

6時15分     20分前の光景を想像できるだろうか........

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5時55分     北西方向にて

 

10月24日、撮影でのホワイトバランスは太陽光(晴天)。

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今朝は、この時とは対照的に小雨が降っている。昨日の光景があたかも奇跡的であったと思わせるかのように.......

 


青空に広がるひつじ雲を眺めながら(2024年10月)

2024-10-21 | 

昨日から気温が大幅に下がり、周囲の山並みでの色合も変化しはじめた。そして、青空に広がるひつじ雲(高積雲)などがさわやかな雰囲気の景色を創りだすようになった。

 

近くを流れる桐生川にて

 

ちなみに、昨年10月中旬において

 

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昨日は、低い湿度を反映して、100 km 以上も離れた位置にある「奥秩父連山」が視界に入った

 

望遠レンズ(320 mm)の引き寄せ効果によるものながら、車で4時間以上のドライブを強いられるまでのに遠方の山並み(2000 m クラス)とそれにかかる層雲が、間近にあるかのように錯覚させられるチャンスは多くない

 

 

路上で見上げると

余談ながら、首を曲げてしばらく見え上げたが、目眩や頭痛などを感じなかった(ほっとして)

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ところで、庭のツツジにおいて、一個のツボミが膨らんだ。

 

10月20日午前8時頃、桐生市にて

 


今朝の空模様、朝日に染まるひつじ雲

2024-10-14 | 

先週後半から、あのときの酷暑は夢物語であったであろうかと思いたくなるほど、朝夕の気温が低い。今朝も午前5時頃から厚手のコートを身につけて朝の散策コースを辿り、マジックアワーでの色彩に浸った。

 

上空に浮かぶひつじ雲が地平線の彼方から届いた光に染まりはじめた(午前5時20分頃)。ちなみに、今日の日の出は5時50分(群馬)であった。

 

 

より色彩感に富んだ朝焼けを期待したが.....

 

 

 

日の出から約1時間後に、朝日が近くの尾根から昇りはじめた(6時40分頃)

 

庭のシュウメイギク、朝日を浴びて....   

 

今年はシュウメイギク(秋明菊)が群れとなって花を開いている。しかし、レンゲショウマ(蓮華升麻)やキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)では、ツボミの段階で酷暑の被害を受けたために、花づきが芳しくなかった。

 

 


久しぶりに更新、今月上旬での空模様から

2024-09-14 | 

澄んだ青空に浮かぶ肋骨状の雲(肋骨雲)。巻雲のみに見られる特徴的の形の雲である。


台風10号接近のとき現れた部分的に渦巻きを思わせる雲(夕刻にて)


庭で咲いているシュウメイギク(秋明菊)。かつて、京都の貴船で多く見られたのために貴船菊とも呼ばれる。菊との漢字が使われているが、このものはキク科ではなく、キンポウゲ科に属している。花弁状のもの(白色)は萼とのこと。




約15年間働いてくれたパソコンが先月下旬から思うように作動しなくなったことを理由として、記事の更新を怠っていた。スマホからも投稿できるにもかからずである。バックライトを蛍光灯とする液晶デスプレイでの温かい色彩に対する愛着感から、パソコンを更新する気分にならなかった。そのため、なかなか決断できなかったが、今後はそのものに代わるパソコン(LED バックライト)に頼ることにした。
アップした画像は、今月上旬に撮ったものである。今日は朝から上空は雲で覆われ、蒸し暑さを感じさせる天気となっている。それでも、上旬に入っていから秋の到来を感じさせるような雲がときに青空に浮かぶ。



梅雨の晴れ間に、 ひつじ雲とそれによる鮮やかな彩雲(6月)

2024-06-28 | 

今日、当地では早朝から典型的な梅雨の空模様が続いている。小雨のもとで山並みには濃い霧が立ちのぼっている。さて、今週では梅雨の晴れ間に、短時間のことながら、ひつじ雲が上空に広がることがあった。そして、強い日差しを浴びたひつじ雲は、太陽の位置付近に彩雲を生みだした。

 

 

 

上の画像での露出条件を彩雲の合わせた結果である。この時季の強い紫外光による眼の障害を避けるために、彩雲そのものを直視できなかったが、カメラのディスプレーに現れた彩りは鮮やかであった。

 

以下の画像は、上空でのひつじ雲である。このときは、今日の空模様からは連想できないほど、青空に広がるひつじ雲は印象的であった。

 

 

 

梅雨の晴れ間に広がるひつじ雲は、手持ちの広角レンズではカバーできないほどの構図を生みだした。余談ながら、明日は晴れる時間帯があるとの予報が出されている。レンズを向けたくなるような自然によるイベントに出会えるだろうか。

 

ー 6月26日午後、桐生市にて ー

 

 


太陽の周りに現れた光環や彩雲

2024-06-01 | 

今週は晴れていても厚い雲や薄い雲が太陽の位置や近くに浮かぶことが多い。結果として、太陽光の回折などによる光環や彩雲が見えることが少なくない。肉眼では太陽付近を見つめられないが、太陽を隠して雲を眺めると、太陽に近い位置の雲や太陽を覆っている雲が多様な彩りを帯びていることに気づく。そのようなとき、シャッター速度を1/1500から1/2500秒、絞り f 値 16−20、ISO感度100−200にて、わたくしは眼見当でにレンズを太陽付近に向ける。光環や彩雲がディスプレイーに現れること期待してである。

 

 

 

 

 

ー6月1日午前9−10時頃ー

 

 

ー5月29日午前8時頃ー

 

余談ながら、明日からは日差しのない空模様が後半まで続くとの予報が出されている。

 

 


虹色を帯びた彩雲、ある日の朝に

2024-01-12 | 
太陽が近くの山並みから昇るとき、上空に薄い雲が浮かんでいることをわたくしは期待する。そのような雲は朝日を浴びて彩雲になることがあるからだ。アップした画像は昨年12月下旬に撮った「虹色を帯びた彩雲」である。









彩雲は太陽の光が雲の粒を回り込んで進むことにより発生する。波長の長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むので、光の波長によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになる(分光)(「気象庁HP > よくある質問集 > 雲・大気現象・大気光学現象」)。

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今日は、太陽が近くの山並みに沈む直前に幾分か雲の縁が虹色を帯びた。




撮影 2023年12月27日、2024年1月12日、桐生市にて。


今日の彩り、彩雲そして青空 (2024年)

2024-01-02 | 
太陽の近くまで雲が流れてくると、太陽光と雲の微妙な組み合わせによる彩り(彩雲)を、わたくしは期待する。太陽を隠さないと肉眼では直視できない場面を、カメラはディスプレイ上でリアルに表現する。撮影条件を的確に設定するならばそう思いながら、今日も朝のひととき、太陽の方向に雲が浮かぶ場面にレンズを向けてみた。












太陽から離れている位置では、葉を落とした木々と青空の対比が美しく感じられた。










1月2日午前、桐生市にて。



山並みの上に浮かぶ雲の変化に目を向けて 2023年12月

2023-12-29 | 
朝夕での寒さには閉口しながらも、日中での日差しに後押しされて、当方はなんとか散策を続けている。山並みでの色彩感が落葉で乏しくなったために、青空に浮かぶ雲の変化に目を向けながらである。当地は関東平野の山際に位置しているので、青空に浮かぶ雲の種類と形がしばしば短時間のうちに大きく変化する。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え消え消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。(鴨長明、方丈記)」は、当地での雲の変化にも当てはまる至言である。

アップした画像は27日での変化を追った結果である。


帯状の雲と毛状雲(巻雲)


毛状の雲と波状雲


うろこ雲


レンズ雲(夕刻)


日没後に現れた放射状の波状雲


この状況のもとで、今年最後の満月が昇ることを期待したが、斑状雲は間もなく消えた。

撮影:27日。

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ところで、この日、当市では午後1時半頃から突然、停電事故が発生した(午後4半頃まで、範囲は1万9千世帯)。当方はディスクトップ型で作業をしていたので、データ復旧に時間を要する結果におちいった。もちろん、ネットワーク、固定電話、室内照明、室内暖房、冷蔵庫などがすべてシャットダウンした。一時的に閉店したスーパーストアーなどがあったと聞いている。

「停電について、東京電力パワーグリッドは28日、変電所での作業ミスが原因であったことを明らかにした。同社群馬支所によると、桐生変電所で26日に変圧器の故障を検知する機械を交換した際、ケーブルの配線に誤りがあり、停電につながった(読売新聞オンライン、群馬のニュースと話題(29日午前5時)、原文引用)」。

シャットダウンした信号機



然の停電は、2011年3月11日、信号機が作動していない国道(100 km)を約6時間走行して帰宅したときのことを、当方に蘇らせたアクシデントであった。



日の出前の青空に広がる放射状雲 2023年12月

2023-12-24 | 
山に囲まれた街での日の出は遅い。太陽が山並みから昇る前に上空は明るくなる。今朝は、そのような時間帯において、青空と放射状雲が織りなす模様と色彩が、雲ファンのわたくしにとって印象的であった。






放射状雲は、高度 5.000から10,000 m に現れる、すじ雲(巻雲)、うろこ雲(巻積雲)、ひつじ雲(高積雲)、高層雲層で構成されていた。とくに、毛や繊維を想わせる細いすじ雲の重なりによる毛状雲(毛状巻雲)は、自然界が見せてくれるこの時季にふさわしい佳作であった。





日の出は6時52分(群馬)であったが、視点では7時30分頃まで朝日は眩しくなかった。




なお、今朝の最低気温は−2℃(午前7時頃)であった。

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12月24日午前7ー8時、桐生市にて



秋の空 (その2) ひつじ雲が大河の流れのように配列して 2023年10月

2023-10-12 | 

今週から、当地でも秋の訪れを感じさせる空模様が続いている。透明な青空に浮かぶ、すじ雲(巻雲)、うろこ雲(巻積雲)、ひつじ雲(高積雲)などの雲が、低い湿度とあいまって、さわやかな雰囲気の景色を創りだしている。

桐生川にて(上流方向、北方向)



一作日のことであったが、波状雲状のひつじ雲が川の流れを想わせるように一定の方向に集まりはじめた。

桐生川にて(下流方向、南方向)。並びはじめたひつじ雲と太陽光による彩雲



間もなく、それらの流れは互いに接近して、大河の流れに変化した。


流れは、手持ちの広角レンズ(17 mm)ではカバーできないほどまでに広がり長くなった。人が通らなければ、散策路に寝転んでゆっくりと見上げていたかったが


流れが下流で狭まってしているは、遠近法の効果によるものである。




大河は約20分後に消え去った。秋の空は変わりやすい。

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これまでに桐生川の流れの方向に雲が並ぶ景色を何度か見てきたが、ひつじ雲が大河の流れのように密集して一定の方向に配列している景色に、今回初めて出会った。

なお、桐生川(一級河川)は東と西側を山並み(300-1000 m)で囲まれた半盆地地形の区域を流れている。当日は北風(上流から下流方向)が吹いていた。


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10月10日午前、桐生川にて。EF 17-43 mm F4L、太陽光、RAW → JPG。



昨朝の空模様、束の間の晴れ間に、彩雲、波状雲、そしてうろこ雲 2023年10月

2023-10-09 | 




当地では、今日も雨模様にて周囲の山並みが濃い霧で包まれている。そして、先日までの暑さは何であったろうかと思わせるほどまで、気温は下がっている(最高気温 16℃、最低気温12.5℃、湿度91〜98%、アメダス観測値)。ところで、束の間のことながら、昨日は午前7時頃から、波状雲、それによる彩雲、そしてうろこ雲が青空の一角を占めることがあった。




波状雲が太陽の位置まで広がりはじめた。



太陽を隠して眺めると、波状雲は彩雲に変化していた。


冒頭およびこの光景はカメラに任せて間接的に眺めた(ISO感度100、シャッタースピード1/1250秒、絞りf 値 20)



他の方向では、波状雲とうろこ雲が、秋の到来を明示する青空を背景として広がった。






この後は、上空が雲で覆われ、秋らしい青空が現れることはなかった。明日(10日)は、晴れて最高気温が27℃に達するだろうとの予報が出されている。このごろは気温までもが乱高下している(苦笑)。

 ところで、新聞報道によると、今年は酷暑を避けた蚊が10月に活発化するらしい。気温 35℃ 以上では木陰で休憩している「ヒトスジシマカ」が吸血活動が活発化するとのこと。ヒトスジシマカは炭酸ガス(二酸化炭素)を巧みに感知し、成虫になると人を追い回す(朝日新聞、10月9日朝刊、第一面)。余談ながら、当方は感染症の中間宿主になりそうな野生動物や家畜を刺す蚊を極度に嫌っている。



台風接近の前日に現れた雲、巻雲、波状雲など 2023年9月

2023-09-07 | 

台風13号が関東や東海に接近・上陸する恐れがあるとの予報が出されている。ところで、今日は南方向が雲で覆われたために、ときどき薄日が差す空模様が続いた。それにもかかわらず、北方向では午前中のひととき、青空を背景とする巻雲、波状雲、ひつじ雲などによる印象的な場面が現れた。


ここでは、巻雲(すじ雲)は細い筆で描かれた優美な曲線として写っている。




数分間のうちに、雲の形は大きく変化した。



巻雲は消えて、波状雲とひつじ雲(+ うろこ雲)が主役になった。





このとき、周囲ではそよ風が吹いている状態であった。しかし、波状雲などの出現は、上空において大気の流れが台風の接近によってかなり乱れていることを示している。



7日午前、桐生市にて。