庚申川は鋸山や庚申山などを水源として日光市足尾町を流域とする渓流であり、その中流部は切り立った岩壁に挟まれている。川の中流部には旧足尾銅山の遺構(小滝地区)がある。この時季、庚申川沿いにおいて、国道122号との交差点から銀山平(庚申山の登山口、備前楯山への道路の入り口)まで、ツツジなどの紅葉やカラマツなどの黄葉が美しい。
2枚組パノラマ。
旧小滝橋(銅山の遺構、銅製)。上の画像はこれの近くで撮った。
庚申川にて。
撮影、10月10日。
庚申川は鋸山や庚申山などを水源として日光市足尾町を流域とする渓流であり、その中流部は切り立った岩壁に挟まれている。川の中流部には旧足尾銅山の遺構(小滝地区)がある。この時季、庚申川沿いにおいて、国道122号との交差点から銀山平(庚申山の登山口、備前楯山への道路の入り口)まで、ツツジなどの紅葉やカラマツなどの黄葉が美しい。
2枚組パノラマ。
旧小滝橋(銅山の遺構、銅製)。上の画像はこれの近くで撮った。
庚申川にて。
撮影、10月10日。
紅葉
日光市足尾町、庚申川沿いにて。
足尾町、銀山平にて(庚申山方向)。
足尾町、銀山平にて(キャンプ場)。
今夕の月(月齢 13)。
撮影、11月10日
日光市足尾町で深い谷間を流れる庚申川は、いわば紅葉の隠れた名所である。ここでは、谷底や岩壁に陽射しが良く届く。そして、昼夜の寒暖差が大きい。そのため、色鮮やかな紅葉が川沿いに現れる。先週土曜日(9日)、私たちは国道122号から分岐している栃木県道293号をドライブしてみた。県道は庚申川の流れに沿って銀山平公園まで通じている。
銀山平公園にて。紅葉は一週間前にピークになったとのこと。それでも、公園内には紅葉の美しさが残っていた。
印象派的色彩の世界(私感)。
公園の宿泊施設のそばには。
逆光で見るモミジの大木(公園内にて)。
公園の近くで、庚申川の砂防ダムを垣間見る。
対岸の岩壁、ピーク時にはさぞかしと想像する。
県道293号で眺める、山並みでの彩り。
川の周辺にはカラマツも多い。
川沿いには、かつて足尾銅山の坑道があった。
当時の面影を追い求めて。
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庚申川での映り込みから。
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2015年11月上旬での画像から(今回は見られなかったシーン)。
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撮影、11月9日午後。ホワイトバランスは昼光あるいは曇天(一部)に設定。
栃木県日光市足尾町は現在は閉山されている足尾銅山の本拠地として著名である。この町において、国道122号との交点から庚申川に沿って県道293号が銀山平に通じている。そして、銀山平は庚申山や備前楯山などへの起点である。ここでは、庚申川の渓谷や銀山平公園での秋景をアップする。
銀山平公園にて
庚申川(渓谷)にて
撮影、11月1日
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銀山平公園にて(10月中旬)
半月山駐車場(第2、標高1595 m)では、
南方向に足尾の山々や群馬の山並みから奥秩父連山富士山までのパノラマが広がる。
ちなみに、駐車場から富士山までの距離は約170 kmである。
日が傾くにつれて、雲が赤味を帯び始めた。このようなときは夕景をも眺めてみたい。
しかし、この駐車場に至る中禅寺スカイラインでは午後5時にゲートが閉じる(翌朝まで通行止め)。
カシミール3Dによる展望図(南方向)。駐車場から見える山が多すぎる(!)。
余談ながら、鳴神山と根本山は私達にとって近場の山である。
半月山第2駐車場(以前に撮影)
半月山(展望台)に登ると、さらに展望が開ける。「あの富士山が見えることもあります。」との表現は、
富士山が見えることに気付く人々に、望外の喜びをもたらすにちがいない。
他の方向での眺め
北西方向にて(右の山頂は社山であり、左奥の山は皇海山である)
奥の山並みは、右から皇海山、鋸山、庚申山、袈裟丸山である。ここから眺める松木渓谷の姿には厳しいものがある。
稜線上のある中倉山付近には孤独のブナと呼ばれる大樹があると聞く。望遠でクローズアップすると、それらしいものが見える。
赤倉山(左側)の山腹での紅葉(モザイク模様)は木枯らし1号でダメージを受けたのであろうか。
対岸の紅葉にはそれなりに見応えがある。
こちらでは、 カラマツやダケカンバなどが葉をかなり落としているようだ。
半月山があるために、第2駐車場からは中禅寺湖や奥日光方面は見えない。
このことに対する不満はスカイラインの途中に設けられられている第1駐車場で払拭される。
午後後半になると、眺めでの立体感が増し、水面の色彩はさらに美しくなる。
(左から)奥白根山、前白根山、温泉ヶ岳(金精峠)、そして戦場ヶ原など
中禅寺湖での唯一の島、上野島(こうずけしま)
男体山や女峰山(右)
この駐車場で、湖面を覆う雲海を私達は見たことがあるが、秋晴れでの眺めには何とも言えない爽快感がある。
中禅寺湖歌ヶ浜駐車場にて
撮影、10月26日午後
時には、日光の秋景を味わいたい。木枯らし1号が過ぎ去った翌日に、私達は国道122号、120号、中禅寺スカイラインを経由して半月山に向かった。そして、限りなく透明な青空のもとで眺める秋景は、私達にとって印象深いものであった。
第2いろは坂入り口(馬返し)で眺める男体山の山容は中禅寺湖付近で眺める姿から想像できそうもない。全くと言えるほど霞んでいない気象条件のもとで眺めると、山頂付近の薙(崩落地形)はインパクトを感じさせる景観になる。
男体山の薙(崩落地形)(いろは坂入り口、馬返しにて)
崩落は薙刀でえぐったような形状から薙とか掘と呼ばれ、その深さは100 m以上に及ぶ箇所がある。崩壊を防ぐために、多くの治山ダムがつくられている。(栃木県のHPから)
いろは坂の途中に設けられている黒髪平展望台での駐車スペースは狭い(数台分)。しかし、ここで眺める秋景のパノラマを見逃したくないと、私達は思う。
屏風岩、そして帝釈山(左)、女峰山(中央)、赤薙山(右)
帝釈山と女峰山のクローズアップ
そして、屏風岩付近のクローズアップ。第1いろは坂(下り専用)では、この岩のそば(対岸)を通過する。
大真名子山(左)、帝釈山、女峰山、そして屏風岩
紅葉、黄葉、緑葉、そして高原山(たかはらやま)
高原山をクローズアップしてみる。霧降高原から眺めると、この山とその周辺での秋景は美しい。
男体山と明智平展望台(ロープウェイ)
黒髪平展望台の先では、私達はかなり渋滞の巻き込まれた。覚悟はしていたが、いろは坂の通過には1時間半を要した。ハンドルを握る者としては、いささかうんざりしながらも道沿いでの紅葉に救われた。明智平展望台で紅葉に囲まれた華厳の滝を眺めたかったが、やむ得ず渋滞を早く抜け出すことにした。
さて、目的地での秋景から
富士山を眺める(半月山駐車場にて)。
ここで富士山が遠望できるチャンスは多くない。
ダケカンバ、シラカンバ、カラマツなどの樹林帯、そして奥には社山(左)などの山々
木々の葉は木枯らし1号によって落とされてしまったのであろうか。
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撮影、10月26日午後
湖面から蒸発する水分を含む空気は、冷やされると霧になる。広範囲に発生した霧が停滞すると、その霧は雲海として見えるようになる。中禅寺湖は山で囲まれているので、気象条件が整えば、雲海が湖上に発生しても不思議ではない。しかし、ここで雲海が発生することは、珍しいと聞いている。
この日(23日)の朝、快晴で無風状態であった。そして、日光中禅寺湖スカイラインで、中禅寺湖の上に現れた雲海に、私達は出会った。
スカイライン第1駐車場にて
中禅寺湖が雲海で覆われている。中央は男体山(2460 m)である。右奥は女峰山などだ。雲海には、朝日による山の影が映っている(8時10分頃)。スカイラインは雲海での島の下を通っている。この場所では、私達は濃霧の中を通過した。
第1駐車場では、多くの人々が雲海の景観を撮っていた。中には、金精峠で雲海での日の出を撮ってから、この駐車場に移動してきた人がいた。3年間ほど、このような機会を待っていたとの人にも出会った。
日陰に入っている山の稜線では、紅葉が朝日を浴びて輝いている(8時20分頃)。
雲海は奥日光方向まで広がっていた(8時15分頃)。奥の山波において、(左から)錫ヶ岳 (2388 m)、白錫尾根(白桧岳(2394 m)、白根山(日光白根山、奥白根山、関東以北の最高峰)(2578 m)、前白根山(2373 m) である。
雲海が消え始めて、スカイラインが見えてきた。
私達は、雲海を全く予想していなかった。この日は、歌ヶ浜 (駐車) → 狸窪(むじなくぼ) → 半月峠 → 半月山展望台 → 第二駐車場 → 歌ヶ浜 (駐車)のコースを歩くつもりだった。しかし、歌ヶ浜の駐車場がすでに満車状態であった。そのため、予定を変更せざるをえなかった。結果として、私達は中禅寺湖の上での珍しい雲海に出会った。
さて、今日の朝刊には、「秋ぽっかり」とのタイトルで、23日に真上から撮った八丁出島の航空写真が掲載されていた(朝日新聞、24日、13版)。ここでは、半月展望台で撮った八丁出島の写真をアップする(望遠レンズ使用)。
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P.S.
午前7時過ぎに第1いろは坂(登り用)に入った。意外なことに、車の流れはスムーズであった。帰りは、二荒橋交差点から迂回経路を走行した。この交差点での渋滞解消の社会実験によるためであった。歌ヶ浜駐車場から第2いろは坂(下り)の入り口まで、約20分を要した(渋滞)。
半月山展望台(20人位まで)では、好みの位置で写真を撮りたい人々が陣取っていたりにて混雑していた。三脚を構え場所を譲らない人もいた。
こつなぎの写真ノートから加筆転載(2015年3月、再現像画像のアップロード)。
新緑や紅葉の季節になると、自分が小学生であった頃のことを思い出す。それは、映画の宣伝で「総天然色」との表現が使われたことである。その後、総天然色は「カラー」との表現に変わった。それにしても、誰が「総天然色」とのキャッチコピーを思いついたのであろうか。デジタルカメラと画像処理ソフトを使い始めてから、そのような昔の記憶が時に蘇る。
閑話休題、先月30日午後、私達は中禅寺湖スカイライン(栃木県道250線、中宮祠足尾線)の終点(半月山駐車場、標高1600 m)に向かった。湿度が高かったために、やや霞んでいたが、足尾山塊方面で秋の彩りが目立ち始めた。
駐車場で撮った画像から
眼下に、対照的山容の眺めが広がっている(焦点距離、30 mm)。右奥は皇海山(双耳峰、2144 m)である。
山腹のモザイク模様と縞模様を少しクローズアップする(焦点距離、70 mm)。
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ここでのキーワードは多様性である。紅葉、黄葉、緑葉などの対比が顕著な部分を切り取ってみる。
望遠画像(その1)(焦点距離、170 mm)。
望遠画像(その2)(焦点距離、190 mm)。
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沢(利根倉沢であろうか)の右側(焦点距離、30 mm)。山頂は、左から、皇海山(左奥、2144 m、奥)、社山(右、1960 m)、錫ヶ岳(右奥、2388 m)などである(焦点距離、30 mm)。
社山の山腹をクローズアップする(焦点距離、135 mm)。
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当日の空模様と半月山。半月山(半月山展望台)では、屈指の大展望が人々を待っている。
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9月30日13-14時。EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、EF 70-200 mm F4L。絞り優先、シャッター速度1/50-1/1000、ISO感度100-400。 現像・画像処理ソフト Aperture 3.5。
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P.S.
足尾地区から半月山までの経路(赤倉山経由)については、ハイトスさんの「ハイトスの里山山行記」(赤倉山、半月山)やたそがれオヤジさんの「たそがれオヤジのクタクタある記」(足倉沢右岸の尾根は楽勝どころか結構な試練尾根であった)などの歩行記事がある。