公園には7,000本の桜が植えられていると聞く。今回は、桜花、紅葉、黄葉、そして緑葉の共演による晩秋の彩りが、私たちには印象的であった。
山頂の標高は591 m、そしてさまざまな散策コースが設けられている。私たちは第一駐車場から山頂に向かった。そして、山頂付近の周回路を歩いた。
冬桜では、花が枝もとから咲き始めて、徐々に枝先の蕾が開く。これは 春の桜には見られない特徴であり、冬桜の開花期間が長いことの所以である。
葉は小さい。ここでの冬桜の別名でコバザウラ(小葉ザクラ)であり、マメザクラとオオシマザクラとの雑種である。花の色は白色から淡紅色である(藤岡市HPによる)。
花柄が短く、花びらの先端に切り込みがない。梅の花を連想してみる。
雲漏れ日を浴びる、東御荷鉾山(みかぼやま、1,246 m)と西御荷鉾山(1,287 m)。この風景に、私たちは心を動かされた。
撮影、11月16日13-15時。
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今回よりも気象条件が格段に良かったときの展望写真を加える(2011年11月下旬)。
桜山と対峙する山並み。谷間が霧や雲海で覆われることもあると聞く。
雨降山、東御荷鉾山(1,246 m)、そして西御荷鉾山(1,287 m)。広葉樹の黄葉と人工林の緑葉との対比が印象的であった。
このときは、筑波山がはっきりと遠望できた。桜山公園と筑波山は100 kmほど離れている。