昨日からの暖かさに急かされたのであろう。沈丁花の白花種も花を開き始めた。白花種の魅力は、花弁(萼片)の柔らかで瑞々しい質感である。
花弁の見えるもの萼片であるためだろうか。条件によって、花の色は微妙に変化する。
光が透過すると。
蕊を浮き上がらせる。
芳香に誘引されてくる昆虫を待つために、蜘蛛の糸が張られている。
開いて間もない萼片では、朝光を受けて表面が瑞々しく輝く。
沈丁花との名は、形が丁子に香りは沈香に似ていることに由来すると聞く。このアングルで撮ってみる。
庭の白花種の高さは約60 cmである。これも実を結んだことがないので雄株であろう。沈丁花は大きくなると、突然枯れることがあると言われている。世話人としては、これ以上は大きくならないでいつまでも花を開いてほしいと思う。また、移植するときに根を傷つけると、枯れることがあるとの聞く。
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クリスマスローズなども咲き始めた。これまでが寒かったために、草丈は例年よりも低いが花の開き具合は順調である。しかし、来週には寒の戻りがあるとの予報が出されている。今月も下旬寸前となったが、相変わらず天候は不順である。
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撮影: 3月18日朝。