花の季節になると、ついつい我が視線は道端や庭先に向く。そして、ときにはどうして、このよう場所で咲いているのであろうかと思いたくなる花に出会う。昨日は、わたくしたちはアズマイチゲが道路の草むらで花を開いていることに気づいた。花はまだ開いて間もないものであろう。このイチゲでは、夕日を浴びている姿は新鮮であり、赤味を帯びた花弁(萼片)が印象的であった。
花柄には柔らかい毛がかなり生えている。ところで、「山渓ハンディ図鑑2、山に咲く花、山と渓谷社」にはつぎの説明がある。多毛のものはオクノアズマイチゲ(シラゲノアズマイチゲ)として区別するが、近年が毛の多少が種によって連続することから区別しない考え方が強い。
少し変わっているように見える花を見つけて。
ところで、別の場所ではアカヤシオ(西日本に分布しているアケボノツツジの変種)の蕾が夕日で輝いていた。来月中旬になると、天候が順調に推移するならば、近所の山の頂上付近(鳴神山、980 m)はこのツツジの花で彩られる。
3月27日撮影。場所は不記載。