きままに

「要領得ぬ身ですが安閑としてやっています。」

下津井タコの恨み節

2020年12月06日 19時40分53秒 | 風物詩
「いい寝床があったと喜んでいたら、あれよあれよと釣り上げられプールに放り込まれ、先客達と一言二言言葉を交わしたのも束の間、一匹二匹と姿を消して行き、とうとう自分の番に。
 
お腹を裏返され内臓を取り出され、腹や吸盤脚の付け根などを海水できれいに洗われ。
 
裏返された腹部にU字形の竹串をはめ込まれ、物干しざおに吊るされ。
 
眼と軟骨が取り除かれ、竹串で足を広げられ一日半天日干しされ。
 
人様は、タコの姿そのままに竹串で足をぴんと張って干す様はとても風情があり、漁村の文化としていつまでも伝えていきたいものですと、勝手なことを言っているようだが、
 
たまったもんじゃ無い。」
 
と言ったかどうか分かりませんが、下津井港周辺では冬の風物詩である干しだこが始まっています。
 
日曜日でそんなに干していないのと、乾いたら直ぐにトラックで運んで行ったようです。
 
 
【下津井節】
下津井港はヨー 入りよて出よてヨ
真艫巻よで まぎりよてョ
(トコハイトノエーナノエー ソレソレ)
 
 
 
先ずは下津井瀬戸大橋をご覧下さい。この下の餌が豊富な急流にあらがい身が締まって美味しいです。
橋の下では親子連れが釣りに勤しんでいます。
 
 
いつもはこの3倍ほどは干されているのですが。
干したばかりのタコの脚はクネクネしています。
 
 
JR西日本 瀬戸大橋線 快速マリンライナー高松行きが通過しています。
 
 
 
船の修理工場の向こうに2匹干されています。
 
 
 
水産会社の干しダコ
関西方面の需要が多いようです。狭い道を水産物を積んだトラックが往き来しています。
 
 
 
 
下津井港
 
 
吸盤に見えてしまいます。

カメラ レンズ:D800 Tokina AT-X 16-28㎜(f/2.8) 

     現像:DxO   PhotoLab&Photoshop