岸副大臣は、イスラエル訪問で、深い憂慮を伝達し,暴力の悪循環を断ち切るため,過剰な力の行使を控えるよう求めた。また、パレスチナ人に対する支援として,550万ドルの緊急無償資金協力を実施することした。
この評価をするが、しかしアメリカに追随し、イスラエルを非難する国連人権理事会の決議案においては日本は棄権した。武器輸出原則禁止の方針を撤廃し、紛争当事国へも輸出できるようにした。これはガザに涙を見せつつもイスラエルに武器を提供し続けるアメリカの態度と全く一緒ではないか。
人道支援の表明をしても、安倍政権はガザで虐殺を続けるイスラエルに対して非難する声明を出そうとはしない。積極的な平和など望んではいないのだ。この安倍政権の本質を見極める日本人であって欲しい。
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http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/page4_000578.html
◆エジプト,ヨルダン,イスラエル,パレスチナ自治区訪問(平成26年7月19日~25日)
岸外務副大臣は、イスラエル要人との会談において,ガザからのロケット攻撃を非難するとともに,イスラエル軍の地上作戦以降,双方に無辜の一般市民を含む死傷者が著しく増大している事態について深い憂慮を伝達し,暴力の悪循環を断ち切るため,過剰な力の行使を控えるよう求めました。
◆ガザ情勢の悪化と我が国の支援について(外務報道官談話)平成26年7月25日
2 今般の事案を含むガザ情勢の悪化を受け,我が国は,イスラエルとガザ地区の武装勢力の衝突に伴い被害を受けたパレスチナ人に対する支援として,550万ドルの緊急無償資金協力を実施することとしました。今後,国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)及び国連児童基金(UNICEF)と協力しながら,食料,医薬品等を含む救援物資の供与,及び水,衛生等分野への支援を早急に実施する予定です。