新党憲法9条
韓国を恫喝していた斎木昭隆外務事務次官の衝撃
日韓首脳会談が3年半ぶりに実現したことが大きなニュースになっている中で、きょう11月4日の毎日新聞が、日本外交の根底を揺るがしかねない大スクープを一面で書いた。
なんと斎木昭隆外務事務次官が、次のような恫喝を相手の韓国外務省の事務次官に投げつけ、日韓関係の改善を迫っていたというのだ。
「安倍晋三政権は総選挙に勝って4年間を保証されている。朴槿恵政権はあと3年。そちらがかたくななら日韓関係は3年間動かない。それでいいのか」
これは2014年12月29日に、訪韓した斎木外務次官が韓国の趙太庸外務第一次官に言った言葉だという。
いうまでもなく、2014年12月14日の衆院選挙で、安倍政権が大勝した。
その直後に訪韓して語った言葉であるというわけだ。
もし、斎木次官のこのような発言が、先週の日韓首脳会談の前にスクープ報道されていたら、日韓首相会談はただでは済まなかったに違いない。
いや、このスクープ記事は、首脳会談が終わったいまこそ、大きな問題に発展するおそれがある。
もしこれが中国の外務次官を相手に言ったとしたらどうか。
習近平主席は激怒し、たちまちのうちに中国国民の知るところとなり、日中関係が破綻するだろう。
だから、さすがの斎木次官も、中国相手に決してこのような暴言は吐けなかったはずだ。
しかし韓国相手に恫喝した。
これはまさしく日本外交が韓国を見下している証拠だ。
この毎日新聞の大スクープを知って韓国騒がなければ韓国の負けだ。
日本の野党がこの毎日新聞の大スクープを見過ごすようでは、日本の政治もおしまいだ。
もはや斎木事務次官の更迭は必至だ。
しかし斎木事務次官のクビだけでは、到底済まされない。
なぜなら、このような発言は斎木次官の一存で出来るはずはないからだ。
安倍首相の意向がそのまま伝えられたとすればどうだ。
成り行き次第では安倍政権最大のピンチに発展するおそれがある毎日新聞の大スクープである(了)