爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

人間模様20

2021-09-25 21:48:45 | 日記
「何につけ不平を言う人」

何が不満なのか知らないが、とにかく不平・不満ばかり口にする人がいる。

どんな映画を観ても「おもしろくない」、どんな料理を食べても「美味しくない」、どこに連れて行っても「楽しくない」…。

この手の人は結局のところ、かまって欲しい寂しがり屋なのだ。

もし、満足したと言ってしまうと、その後は同じレベルで収められてしまう。

「もっと美味しいもの」「もっと楽しい所」を目指したいのであれば、とにかく不満足を伝え続ければいいと考える。

しかもプライドの高い人が多いので、周囲が納得したとしても、「私はダメ」とはっきり言い切る。

とは言え、根拠のない不満なので「じゃあ何処がダメなの?」と尋ねても、答えは出てこない。



人間模様19

2021-09-25 07:36:02 | 日記
「ウソをつかないという人」

「ウソも方便」と言う言葉がある位だから、時と場合によっては、ウソをつくのも決して悪い事ではない。

にも関わらず「私は決してウソをつきません」と言い張る人もいる。

このタイプは明らかに「ウソつき」だ。

しかも悪意のあるウソを、すぐについてしまう人である。

さらにウソをつくのが悪い事だとも、十分に認識している。

だからこそ「自分がウソつきの悪人」という事を隠そうとして、あえてウソを否定するのである。

だから「ウソじゃない」という言葉の内容を追及して行くと、動揺を覚えうろたえ始める。

最後には「だって、ウソじゃない」と、まるで子供の様に泣き出すかも知れない、と言っても過言ではない。

つまり「ウソをつかない」と主張する時点で、すでにウソを口にしている訳である。