「転」を予期しながら描く。
デッサンのときにおこる(おこす)、新しい視点の発見のように。
恣意的ではないのかと思う景色にも遭遇するが、それは描かない。
発見は受け身だが、描くのは能動的でもある。
「転」が発見できなかったときの不安に備えて、予め決めていた題材の、筋書きの「転」を用いることもある。
絵本のような11枚で、一つの物語ができる。
最後の12枚目は自由。
最初に結論を決めて描く「〜であるとすると、〜であるならば」という方法もあるかもしれないが、結末を決めないことが生きていく上でも続けていられるのだと思います。