アートの「アクリル表現の模索」を似顔絵にも使うことによって、「アートなのか似顔絵なのか」の境が曖昧になってきました。
私が似顔絵をアートと言えない理由は、似顔絵として見ている人が「アートだね」と言ったとき、ほめ言葉にはならないからです。
また「似顔絵にはほど遠い」と最悪な評価をして頂いた方がいらっしゃったのですが、その言葉が、似顔絵をアートとしてしまうと、ほめ言葉になってしまうからです。
「もはや似顔絵ではない」もしかり。
アートであろうとして私自身が描いたとしても、アートであるのか似顔絵であるのかは、見てくださっている方の自由なのではないかと思っています。
展覧会などに出品するとなると、はっきりとした境を判断し、線引きをしなければならないと思いますが。