絵を描く行為は足し算と言えるが、今回は引き算について考えたい。
誇張というのは、大げさに描くことなので、足し算や掛け算だと言える。
しかし、ここであえて引き算の誇張というものを考えてほしい。
大げさではなく、よりさりげなく描く。目立たないように描く、引き算の描き方を身に付けよう。
また、省略も引き算である。
見る人の想像力にゆだねて、省略をしてみるのもよいと思う。
そして、色数を減らしてみるのもよい。
色は何種類使ってもよいのだが、あえてモノトーンやワントーンにしてみるなどが考えられる。
このように、要素を加えていくだけではなく、減らしていく引き算ができるようになると、表現の幅は広がっていくと思う。