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日高川町 久留米啓史町長が初登庁(2期目)で決意 「何事も前向き、住民を第一に」 〈2021年6月1日〉

2021年06月01日 08時30分00秒 | 記事


職員らが見守る中、花束を手に笑顔で登庁する久留米町長


 去る16日執行の日高川町長選挙で無投票再選を果たした現職・久留米啓史氏(65)=江川・無所属=は、2期目の任期がスタートした5月31日、職員や議員、支持者らの出迎えを受ける中で初登庁。職員への訓示で久留米町長は5つの政策目標達成に改めて意欲をみせ「住民の皆さんと考え力を合わせ、住みよい町づくり、魅力ある町づくりを懸命に進めることが、人口維持にもつながる。何事にも前向きに考え、住民の皆さんのことを常に考えた町行政を推進したい」と決意を示した。
  
 職員や議員はじめ支援者が役場前に訪れ、午前8時に到着した久留米町長は花束を受け取り、「ありがとうございます」と笑顔で登庁。庁舎3階で行われた就任式では、職員を代表して小早川幸信・町副町長が「おめでとうございます。無投票当選は、この4年間の久留米町政が素晴らしいものと町民の皆様が評価したもの。再度、久留米丸が出航し、我々職員は一丸となって久留米町長のかじ取りのもと『町民のために』を合言葉に全力で漕ぎ続けることを誓う」と語り、山本啓司議長も就任を祝った。
 久留米町長は「2期目を無事に当選させて頂いた。私の力によるものではなく1期4年間、職員、議員の皆さんに支えて頂き、力を合わせ常に住民の皆さんが良くなるように、町が発展するようにと考えながら町行政を進めてきたことが認めて頂けたものと思っている。心から感謝するとともにこれからも引き続き、ご支援ご協力をお願いしたい」と感謝した。
 2期目に向けては「選挙で改めて町内を一巡したが、広いことを再認識した。その中に9600人程の住民の皆さんが暮らしており、4年前より500人ほど減少している。高齢化率が高く、ある程度の人口減少は仕方ないが、対策を進めてきた中での減少は大変なことで、危機感を持っている。今まで以上の対策を講じていかなければならない」と改めて人口維持対策に取り組む姿勢をみせた。
 この「人口維持の推進」とともに「住民の皆さんに優しい行政の推進」や「産業の振興」「災害に強い町づくりの推進」「健全な財政運営」の5つの目標を挙げ、「どの目標もまだまだ必要な内容ですから、引き続き2期目も中心的な目標として推し進めたい。高速の車線化完成と川辺ICがフル化され、町にとって利便性が過去にないほど高まり、町を躍進させる、魅力ある町にする最高のチャンス。多くの人に来て頂くことで地域が活性化し栄える。人を引きつける町の魅力、売りが必要で、南山陸上競技場、テニス公園のテニスコートの屋内化は県内外から多くの皆さんを迎え入れる施設になる。また、町内全体に共通する『豊かな自然』をキーワードに新たな町の魅力づくりを実行し、移住などにもつなげたい」と決意を語った。
 最後に「住民の皆さんに町行政に関心を持って頂き、職員の皆さんには、住民の皆さんの声に耳を傾け『できない理由を探すのではなく、できる可能性を探す』努力をして頂ければ、町はもっと良い町になる。住民の皆さんと考え力を合わせ、住みよい町づくり、魅力ある町づくりを懸命に進めることが、人口維持の近道かも知れません。何事にも前向きに考え、住民の皆さんのことを常に考えた町行政の推進をお願いしたい」と協力を呼びかけた。


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