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県高校陸上選手権 森口菜々子さん大会新V、小林聖君2冠 紀央館4選手も近畿切符 〈2021年6月12日〉

2021年06月12日 08時30分00秒 | 記事

 令和3年度県高校陸上競技対校選手権大会は4日から6日まで紀三井寺陸上競技場で開いた。管内から日高の森口菜々子さん(3年)がハンマー投で大会新で優勝、紀央館の小林聖君(3年)が投てきで2冠を達成したほか、川口翔君(同)、前田和希君(2年)、酒井喜与さん(同)、阪本海月華さん(同)も優勝し、そろって近畿の切符をつかんだ。総合で紀央館男女がともに準優勝と健闘した。

 ハンマー投の森口さんは、2投目で自己新記録・47メートル33を記録。これまでの記録を3メートル11更新する大会新をマークし優勝を決めた。雨で試合が中断と悪条件の中、競技に集中し自己ベストを更新。「うまく投げられた。近畿では50メートルを超え、インターハイを目指したい」。
 小林君は砲丸投、円盤投に出場し、いずれも自己新をマーク。砲丸投は、3投目で15メートル12の自己新を出し優勝。円盤投も2投目で自己新・42メートル09で優勝した。「砲丸投は目標の記録に届かなかったが、円盤投は良い記録が出た。近畿では砲丸投が優勝、円盤投は6位以内が目標」。 
 やり投の川口君は、2投目に58メートル89を出し優勝。自己ベスト(61メートル52)に届かなかったが、2位に4メートル以上の差をつけた。「もう少し力を抜いて投げたい。近畿では60メートル以上を投げ全国出場が目標です」。
 七種競技の前田君は4788点を獲得し優勝。高校から混成競技を始め、初の公式戦。400メートルで52秒81、走高跳で1メートル78と2種目で自己新をマーク、得意の100メートルと投てき2種目でも1位でポイントを重ねた。「優勝はうれしい。近畿では5300点を目標に3位に入り全国に行きたい」。
 砲丸投の酒井さんは自己新の12メートル50で優勝。1投目から調子良く自己ベストを更新し続け、6投目で12メートル50とさらに伸ばした。「あせらず落ち着いて投げられたのが良かった。12メートル超えは初めて。近畿では13メートルは投げたい」。
 円盤投の阪本さんは3投目に自己新の38メートル96を出し優勝。「42メートルが目標だったので記録は満足していませんが、優勝できたのはうれしい。近畿は42メートルを投げて3位に入り全国を狙いたい」。
 このほか、管内関係で5000メートル競歩に出場の田辺工の大家利公君(3年・大成中出身)が21分55秒34、和歌山北の大沼はるなさん(3年・名田中出身)が26分43秒77でそろって優勝した。
 各種目上位6位まで(男女5000メートル競歩、男子八種、女子の棒高跳・三段跳・ハンマー投・七種は上位4位まで)が、今月17日から20日まで神戸ユニバー記念競技場で開く全国高校陸上競技対校選手権近畿地区予選会に出場する。その他の入賞者は次の皆さん。地元校分。
【男子】100(5)南敦也▽1500(4)三原涼雅▽5000(3)三原涼雅▽走高跳(3)小宮泰誠(8)土屋拓士(以上日高)▽走幅跳(5)前田和希▽砲丸投(6)岩城結太▽円盤投(4)岩城結太(7)川口翔▽ハンマー投(2)松本真拓(5)木村侑真▽やり投(3)前田和希(4)小林聖▽八種競技(8)寺田悠人(以上紀央館)▽フィールド(1)紀央館60点▽混成(3)紀央館。
【女子】4×100R(8)日高(寄住碧、楠本彩乃、塩路香乃、上山愛明)▽走高跳(7)奥山陽咲(南部)▽砲丸投(2)阪本海月華(3)岡本月菜(紀央館)(4)大前菜々美(日高)(5)森口菜々子▽円盤投(4)酒井喜与(6)岡本月菜▽ハンマー投(2)酒井喜与(3)大前菜々美(4)松本さくら(紀央館)▽七種競技(5)谷口琳(同)▽フィールド(2)紀央館(4)日高▽混成(4)紀央館。


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