妻は公民館の「生花教室」へ行った。
私は家でアマゾンプライム映画『とんび』を見る。
重松清の小説を映画化した『とんび』は、父のヤスと息子アキラの物語である。
アキラが3歳の時に母が不意の事故で亡くなってしまう。突然の二人きりの暮ら
しとなったヤスとアキラだったが、周囲の人の温かい支えで共に生きてゆく決心
をする。しかし、なかなか悲しみが癒えないヤスとアキラ。そんな二人を幼なじ
みのお寺の照雲と父(海雲)は雪の降る寒い夜の海へ連れて行き、海雲はヤスに、
「海は、なんぼ雪が降っても、知らん顔して黙って呑み込んどるわ。
アキラに悲しみを降らすな。ヤス、お前は海になれ。お前は海にならんといけん」
と、愛のある言葉で励ます。何度見ても込み上げてくる名場面である。
映画を観終わったころちょうど妻が帰って来た。二人して珈琲を飲み妻の面白話
に耳を傾ける。こんな日々を暮らせることに感謝している。
私は家でアマゾンプライム映画『とんび』を見る。
重松清の小説を映画化した『とんび』は、父のヤスと息子アキラの物語である。
アキラが3歳の時に母が不意の事故で亡くなってしまう。突然の二人きりの暮ら
しとなったヤスとアキラだったが、周囲の人の温かい支えで共に生きてゆく決心
をする。しかし、なかなか悲しみが癒えないヤスとアキラ。そんな二人を幼なじ
みのお寺の照雲と父(海雲)は雪の降る寒い夜の海へ連れて行き、海雲はヤスに、
「海は、なんぼ雪が降っても、知らん顔して黙って呑み込んどるわ。
アキラに悲しみを降らすな。ヤス、お前は海になれ。お前は海にならんといけん」
と、愛のある言葉で励ます。何度見ても込み上げてくる名場面である。
映画を観終わったころちょうど妻が帰って来た。二人して珈琲を飲み妻の面白話
に耳を傾ける。こんな日々を暮らせることに感謝している。