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老後のひとり暮らしに立ちはだかる<5つの壁>とは。

2024-06-27 08:21:22 | 日記
 この記事は、『老後ひとり暮らしの壁 身近に頼る人がいない人のための解決策』の
一部を抜粋したものです。
厚生労働省「令和4年 国民生活基礎調査」によると、65歳以上の高齢者がいる世帯の内
51.6%が単独世帯となっているそうです。そのようななか、生前整理や遺品整理で多く
の高齢者のひとり暮らしをサポートしてきた、山村秀炯(やまむら しゅうけい)さんは
「老後のひとり暮らしには、若い頃や家族と暮らすときとは違った<壁>がある」と話し
ます。

(1)お金の壁
歳をとると判断能力が衰え、お金の管理が困難になっていきます。
(2)健康の壁
体調を崩した際のセルフケアが難しく、健康を害するリスクがあります。
(3)心の壁
孤独感と社会的孤立のリスクが挙げられます。
(4)介護の壁
老後に徐々に身体や精神が弱ってきたときに、誰に面倒を見てもらうかも難問です。
(5)死後の壁
老後に自分の世話をしてくれる人や、自らの財産を相続させたい相手がいないとなる
と、孤独死のリスクが予想されます。

お金と健康は、自由であることの第一条件です。自由である、ということは選択肢が
多いことでもあり、すなわち「自己決定」の機会が多いことになります。そして心の
問題、介護、死後の準備は、社会的孤立と深く関係しています。
無理に人付き合いをする必要はありませんが、重要なポイントだけでも人に頼ったり、
国や自治体の制度を利用することで孤立を免れることができます。このように、おひ
とりさまの生活には、心と体の両面でリスクがあることを認識し、対策を立てること
が大切です。

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