☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

「ご飯を炊いて具沢山の味噌汁を作ればいい」料理研究家・土井善晴が“一汁一菜”を提案する理由

2023-05-09 08:36:10 | 日記
 商業が盛んになって、会社勤めが増えてくると、外の仕事は男、家の仕事は女として、
家の仕事の一切を女性が担うようになったのが専業主婦の時代。
「料理するひと」と「食べるひと」をはっきり区別するようになったのが、男子厨房に入らずの時代です。
料理は女性にとって家事の中心、一大事の仕事でした。

 敗戦後の復興を経て、日本国民の栄養改善運動熱が高まり、油を使う料理や肉食が一般化されます。
栄養指導のもと、一般家庭に広まります。
料理は、茶道、華道と並んで必須の花嫁修業でした。こうして国を挙げての栄養改善運動は功を奏して、
喜ぶのですがそれも束の間、それまでになかった生活習慣病、メタボや、アレルギーなどの病因ができ、
多くの人が健康に不安を感じるようになるのです。

 私が『一汁一菜でよいという提案』を書いたきっかけは、若い女性、結婚を控えたカップルや、子供を
もった女性たちから、「幸せな家庭を持ちたいけれど、料理ができない、料理した事がない」
「子供を手料理で育てたいと思うけれど、どうすればいいか分からない」という切羽詰まった声を聞いた
からでした。それまで私は彼女たちの苦しみ、悩みを理解していなかったので本当に驚きました。
私は、ごく当たり前に「ご飯を炊いて具沢山の味噌汁を作ればいい」と話したのです。
一汁一菜でまずはオッケー、一汁一菜は手抜きでないと、ごく当たり前にしてきたことを彼女たちに話した
のです。彼女たちみんなが喜んで安心したようでした。一汁一菜は何も新しいことではなく、昔から日本の
生活にあった食事スタイルです。実際に我が家でも忙しい日はそうしていたし、料理屋の3食の食事もすべて
一汁一菜が基本でした。ちゃんこ鍋とは味噌汁のことですから、相撲部屋も一汁一菜が基本です。
世界に誇る日本の懐石料理も、一汁一菜からはじまります。一汁一菜というスタイルを基本にして考え、
日々の暮らしの中で変化させていけばよいのです。
 
 それ以上の料理は、時間があるとき、心に余裕があるとき、お金があるときに、食べたいもの、食べさせ
たいものを作ればいいのです。味噌汁を作るだけなら、10分もしないうちに温かいものが食べられます。
それ以上のことは、やらされるのではなく、自分の意思でやることです。そうすれば料理は楽しみになる、
できるのです。メインディッシュの作り方なんて後回しでいいのです。

  ◆「文藝春秋」2023年4月号の一部を抜粋し転載しました


「昼ご飯、作りたくない」妻の言葉に驚いた 退職後男性の居場所探し

2023-05-08 08:42:09 | 日記
定年退職は、仕事だけではなく社会とのつながりや肩書などさまざまな喪失の機会になりがちだ。
女性に比べ、地域との縁が薄いことが多い男性は、身の置き場さえ見つけられないこともある。

「昼ご飯、作りたくない」。70代の男性は、妻の言葉に驚いた。60歳で定年を迎えた後、
雇用延長で66歳まで働き、退職してから間もないころだった。
妻は続けた。「週に3日は外に出てほしい」。きつい話だと思ったが、けんかはしたくなかった。

コンビニで昼食用のおにぎりを二つ買い、電車へ。植物園、寺や公園のベンチなどで昼食をとった。
現役時代は昼ご飯を1人で食べることがよくあった。寂しさは感じなかった。でも、同世代の高齢者が
孫を連れて一緒に食事をしている姿を見ると、うらやましく思うこともあった。

長いサラリーマン生活で、自分が暮らす街をよく知らないままだった。退職前は、県外での単身赴任が
10年以上続いた。長年、夫が不在だった妻には、妻の生活のペースができてしまっていたように思う。
 〈朝日新聞デジタル記事より抜粋〉

よくあるサラリーマンの定年退職後のパターンだと思います。自分の新しい生活ペースをつくるために、
今までの仕事以外の社会と関わることが大切になってきます。そのためにも、趣味や地域の活動を通じ
て多くの人とコミュニケーションを取ることが大事になってきます。
妻との関りでは、日頃の感謝の気持ちを言葉に出して伝える。そして夫婦の家事負担を明確化していく。
何はともあれ、現役リタイアして家に居てばかりの夫では妻にストレスを与えます。
適度な距離感を保つことも大事ですね。









駅のストリートピアノ、半年で撤去へ ルール守られず

2023-05-07 09:28:28 | 日記
 NHKに、「駅ピアノ」「空港ピアノ」「街角ピアノ」といった番組がある。
日本・世界各地の空港や鉄道駅や街角にあるストリートピアノの映像が放送されている。
”自由に弾けるピアノ”人々が思い思いに音楽を紡ぎ、行き交う人が耳を傾ける。人気番組の
一つでもある。


 兵庫県加古川市はJR加古川駅の構内に置いた「ストリートピアノ」を、4月30日に休止し、
撤去すると発表した。市は「ルールやマナーを守らない利用があるため」と説明している。
市によると、「近隣市のように駅にピアノを設置できないか」という市民の声を受けて昨年
11月に設置した。市が設けた初めてのストリートピアノである。
午前7時~午後9時に誰でも弾ける運用にしたが、メールなどで市に継続的に苦情が寄せられ
てきた。「長時間にわたり占有している」「午後9時過ぎでも演奏している」「不快に感じる
音を鳴らしている」「禁止している歌いながらの演奏をしている」「酒に酔って弾いている」
――などの内容だという。
 対策として、市は音量を抑える器具を昨年12月中旬に付けたり、注意事項を記した赤色の
掲示を今年3月中旬にピアノに貼ったりした。市職員も定期的に見回りをして、ルールを守ら
ない利用者に注意をしてきた。だが「マナーは改善されず、続けていくのは困難」と判断し、
運用休止を決めた。 〈朝日新聞デジタル引用

ルールやマナーを守らない利用で「ストリートピアノ」が撤去されることになり残念である。

みんなが育てよう「子供は国の宝」

2023-05-05 08:52:09 | 日記
桜が散って若葉が萌える5月の空に薫風が吹き抜け
鯉のぼりがはためきます。
爽やかな新緑の今日5月5日は「こどもの日」です。

こどもの日とは、
「こどもの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、
お母さんにも感謝する日」です(祝日法より)。

岸田首相が掲げたスローガン「異次元の少子化対策」は
かけ声だけで終わらず必ず実現してほしいものです。

「子供は国の宝」という言葉があります。子供がすくすくと
元気に育つ社会環境をつくる責務が大人にあると思っています。

散歩の途中、花に癒される

2023-05-04 07:53:41 | 日記
”博多どんたく”で賑わう街の人混みから逃れ、緑が多いところへ向かい散歩しました。
途中の小さな畑に美しい花が咲いていました。こころが癒されました。
畑の持ち主の方が、きっと愛でるように手入れされているんでしょう。

  シロバナタンポポ 


  シラン


昨日の福岡市は日中25℃の夏日。半袖でちょうどいい天気でした。
ランチは「ウエストうどん店」で、ざるそばを食べました。
暑い日は冷たい喉ごしのいい蕎麦が旨いですね。480円でした。


今日はみどりの日、自然に親しむとともにその恩恵に感謝し,豊かな心を育はぐくむ日です。
いまは町の開発の名の下に安易に樹木の伐採等が行われているようですが、緑豊かな自然は
いつまでも残していきたいものです。





コーヒーブレイク

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