今日はぽん母の大好きなともだちのヒキさんに、次々と襲いかかる試練のお話です。
涙なくては語れません。みなさんハンカチの準備をしてからお読みください。
まずはヒキさんについておさらいです。
ヒキさん=友人なっちゃんとして過去何度かネタにされてます。
チーズやデンタボーン、バウリンガルを土産にぽんぽこ家に泊まりにきては、
得意のマッサージでぽん父とぽん母をとろけさせる黄金の指の持ち主です。
ぽん父をぽんぽこと呼び出したのは、たしかヒキさんです。
なっちゃんからヒキさんに変ったのはこの記事からです。
すべての不幸はコレから始まりました。
8/11「夏の小ネタ」より抜粋
ぽん母がまだキャッピキャッピのピッチピチの女子高生のころの話。
ぽん母が留守のときに友人のヒキさんから電話があった。
ぽん母の母(以下母ママ)「ぽん母は今出かけてるんですよ」
ヒキ「じゃあヒキから電話があったって伝えてください」
名前を聞き取れなかった母ママ
母ママ「はい?何さん?」
ヒキ「ヒキです」
母ママ「はい?」
ヒキ「ヒ、キ、だって伝えてください!」
やっと聞き取れた母ママ。忘れないよう急いでメモをした。
メモには“引田”と……
そのあと通りすがりにそのメモを見たぽん母の父(以下母パパ)が聞いた。
「お~い、この31日ってなんだ?」
…ぽん母の血は濃~いです
じつはこれには続きがあります。
ぽん母が帰宅するとテーブルの上の“引田”のメモがありました。
『引田ってなに?』と思っていたところ電話がなりました。
ヒキ「もしもし」
ぽん母「あっおねえちゃ~ん!?」
ヒキ「誰があんたの姉ちゃんやねん!」
もしもし~が姉の声に聞こえたんです~~
それから数日後またヒキさんから電話がありました。
ヒキ「もしもし」
母ママ「あっぽん母!?」
思わず受話器を置きたくなったそうです。
また後日。またまたヒキさんから電話がありました。
この日はみんな出かけていて、母パパがひとりでお留守番です。
ヒキ「もしもし」
母パパ「留守です」
ヒキ「えっ?もしもし?」
母パパ「留守です!」
受話器を置くしかなかったそうです。
もちろん母パパが、ヒキさんの声とぽん母の声を聞き間違えたうえでのオチャメだったんですが、翌日学校に行って「ぽん母ん家は揃いもそろって~~!」と怒られました。
それからたくさんの月日が流れ、
その頃ヒキさんはぽん母の実家のすぐそばのスーパーで働いてました。
いつものようにヒキさんが仕事に精を出してると、
背後からダース・ベーダーのテーマ曲が似合いそうないや~な気配が漂ってきます。
勇気を出して顔を上げ気配の正体を見ると、
そこにいたのは、おどろおどろしいオーラをまとい恨めしそうな顔した
母パパ!
母パパ「ヒキさ~ん、先週東京に行ってきたんだって~?」
ヒキ「よ、よくご存知で」
母パパ「ぽん母と遊んできたんでしょ~?」
最愛の末っ子ぽん母が東京に行ったっきり、ぜんぜん帰って来ないものだから、
寂しくなった母パパは、ヒキさんをぽん母の代わりに
いぢめて遊んでいた毎日だったのです。
だから母ママとスーパーに来てヒキさんの姿を目にすると、
ネコを追いかけ一目散なくうたのように、
真っすぐヒキさんめがけていきます。
その間、母ママは今晩なににしようかしら?とひとりでゆっくりお買い物。
ヒキさんは通路の向こう側を通りかかった母ママにSOSを発信しますが、
母ママは「ヒキさんに遊んでもらえてよかったわね」と笑顔で通り過ぎてゆきます。
ヒキさんからのモールス信号が受信できない母ママです。
そんなこんなでぽん母家に振り回され、オモチャにされてきた
かわいそうなヒキさんとの付き合いも27年(ぽん母の歳の計算しないように!)
母パパも母ママもぽん父もくうたもだ~い好きなヒキさん。
これからも一生すてきな友だちでいてね。
ではヒキさん登場です。
いぇ~い!
モザイク加工の手間をはぶいてくれた、酔っ払いだけど優しいヒキさんです。
この日だけでビールを2L近く、ひとりで飲んだことはナイショ
ちなみにトレンチくうたはヒキさんとぽん母の共通の趣味です。
ヒキさん好きだけど、つきあいきれないよ~
一条さんにも十文字さんにもなれません