いつもテレビで見るお水取りは、木造寺院の欄干に燃えさかる松明が並び、夜空を焦がすイメージがありましたが・・・。それはクライマックスの3月12日のみ。それまでの間(ボクがお邪魔した日も)は、1日10本の松明を一本づつ欄干から差し出して舞台を巡るという地味な行事です(もともと修行の一環ですから、見せ物ではありません)。
で、1本の松明を二月堂のかどっこで豪快に廻すと、火の子が飛び散り、その燃えかすにも御りやくがあるというので、早めに建物の真下に陣取る人も多いとのこと。結構危ない
行事なんですね(修行だからかな?)。約一時間で10本が燃え尽きます。
ところで会場に着くまでは、鹿以外見かけなかったのですが、境内には人だかりが・・・。皆さん寒いので、観光バスで来られているのでした(ずるー)。
お水取りに来る客のことは余り考慮していないのか、帰りの奈良中心部は閉店時間ラッシュで、やっと買えた「柿の葉ずし」を夜食にするのが精一杯でした。