飛行機、特にヨーロッパ往復の国際線に乗り、たまたま窓際へ座ると、みんなが寝息を立てている時、こっそり外が見たくなります。
眼下には中東の赤茶けた大地の中に、ナスカの地上絵のような緑色の円をいくつも見つけたり、シベリアの誰一人住んでいない広大な土地、はたまた着陸のために期待が傾いた瞬間、ナトリウム灯で照らされたいく本ものハイウエイに外車が走ってたりするだけで、ワクワク(^。^)
そう思いながら旅してるのは、自分だけかと思っていたら、あに図らんや『グッドフライト、グッドナイト』を読むと、ヴァンホーナッカー操縦士も、同じ事を考えてると分かって、一気に親近感覚えました。
著者は、旅好きだからコンサルタントになり、でも20代後半には、捨て切れなかったパイロットの夢を実現し、いわゆるジャンボジェットを任されます。
ただ好きなだけでなく、飛行機の離陸から着陸までの詳細を、ここまで丁寧にしかも分かりやすく記す才能に恵まれ、ぼくには読み応えがあり、またまた空の旅が楽しくなりました。
パイロットは、自分が好きな進路を飛べるわけでなく、残りの燃料と、飛行高度、外気温のバランスを取れる人が優秀で、またナブエイドという国名とは違ったベンチマークでお互いの位置確認をするという、新知識に惹かれました。
飛行機は日進月歩に進化してるのて( ^ω^ )、すでにこの本に出てくるテクニカルの大半は入れ替わってるでしょうが、オーロラを見つけたと機内放送さするようなパイロットに出会えるなら、まだまだ自動運転には任せられませんね( ^ω^ )