桜が散ってしまう頃を「花過ぎ」と云うらしいです。まさに今、法然寺も花過ぎを迎えています。

春の嵐。








春の嵐。
連日の冷たい風雨に桜の花も耐えきれず、多くが散ってしまいました。

前回、敬老会の皆様とのお花見をお伝えしましたが、本当なら一緒に参加されていたであろう、ご近所のTさん。
先月、桜の開花を待たずに極楽浄土へと旅立たれました。

編み物が得意で、境内のお地蔵さんたちの
赤い帽子や前掛けを作ってくださっていました。
お寺のお掃除や法話会にも参加され、90歳を過ぎても元気な姿を見せてくれていたので、
突然の知らせに声も出ませんでした。

もう、中陰の三七日を過ぎました。
毎月、お掃除をしてくださっていた境内の庭。
咲き誇る桜の姿をここに載せて、Tさんを偲びたいと思います。




南無阿弥陀仏 合掌