この冬2度目の積雪

年末の積雪からちょうど1ヶ月後の今月27日から28日にかけて、この冬2度目の積雪がありました。



この日は檀家のTさんの奥様のお葬式の日でした。

Tさんは長くバスの運転手を務め、退職後は久万の家で畑をされていました。

お寺のことにも率先してお手伝いしていただくような優しいTさんは愛妻家でもあります。

私が久万に来て間もなく、Tさんの奥様に認知症の兆候が出始めました。

Tさんは病状が進んで目の離せない奥様を助手席に乗せて毎日のようにドライブし、自宅で介護をしていつも一緒にいました。
しかし、夜の徘徊も頻繁に見られるようになり、介護の限界を感じたTさんは奥様を松山近くの施設に入所させることにしました。

1年前までは自分の運転で奥様のお見舞いに行っていたTさんでしたが、高齢の為、運転自体をを断念せざるを得なくなりました。

お子様も松山におられるので、お見舞いに行くには連れて行ってもらうか、久万からの1時間に1本あるかないかのバスに乗って行くしかありませんでした。



Tさんは今月の25日の法話会にはいつもと変わらず出席されていたので、翌日になって奥様の訃報を聞いた私は言葉が出ませんでした。
急な事だったそうです。

お葬儀後。

会葬者への挨拶で息子さんは

「花が大好きだった母なので綺麗な花に囲まれて嬉しいのではないかと思います…
…父も本当の1人になってしまいましたが、私はこっち(久万)に帰って来るつもりですので、これからもよろしくお願いします。」

とおっしゃっていました。

Tさん、良かったですね。

奥様も同じ気持ちでしょう。

合掌

霜が降りて

昨日の朝は零下まで冷え込み、朝は霜が降りて辺りは真っ白でした。

朝日に照らされたらすぐに霜氷は溶け始め、冷気の中に太陽の温もりが感じられる景色。
とても綺麗です。


苔に朝日が当たり始めたところ


落ち葉輪郭に沿って氷の結晶ついています


咲きかけた紅梅も氷の柱を被ってます

ウメサク

センター入試ももうすぐですが、久万高原町には入試合格の願かけお守りで有名なものがあります。



この写真は道の駅さんさんのブログから拝借したものですが、久万高原町に実在する「ごうかく」駅行きの切符です。

道の駅さんさんでも販売してるそうです。

お子さんやお孫さんの合格祈願に如何でしょうか。

法然寺ではこの暖かさで紅梅が咲き始めました。



受験生には晴れ晴れとした気持ちで桜満開の春を迎えて欲しいですね。

今月の掲示板

直指人心 見性成仏 (禅語)

じきしにんしん けんしょうじょうぶつ

意味
真理はあなたの心の中にある



根がしっかり張っている木は堂々としていて、大風が吹いてもビクともしない。

どんな時でもそんな心でありたいですね。

頭上注意

年末に本堂の屋根に積もった雪がゴゴゴーっと音を立てて落ちてきています。
本堂入り口横の通路には近づかないようお願いします。





屋根の下を通る際には頭上に注意しましょう。