久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

5/25 法話会

2024年05月26日 | 日記
毎月25日の法然寺法話会。
今回はゲストを招きました。



私の弟、永井悠造さんです。
悠造さんは現在、東京在住。
「正安寺悠造」(しょうあんじゆうぞう)という名前で舞台などの演出を生業としています。
数日前からたまたま帰省していました。




ここのところ法話会では『歎異抄』をシリーズで解説しています。
今回解説する第9条は、唯円が親鸞に告白をし、それに対して親鸞も衝撃的な返答をするという内容になっています。




歎異抄には多くの注釈書がありますが、その1つで、より現代的でドラマチックな言い回しの高橋源一郎さんの著書「一億三千万人の『歎異抄』」があります。

そこで、演じるということに25年間携わってきた悠造さんにそれの第9条を朗読をしてもらおうと思い立ちました。



10分ちょっとの時間でしたが、臨場感溢れる朗読に皆さん引き込まれている様子でした。
急なお願いを引き受けてくれた悠造さん、ありがとう。素晴らしかったです。

動画はこちら↓




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山鳥観察記 続報

2024年05月14日 | 日記




シジュウカラ8羽の雛たちの巣立ちを見届け、本来の郵便受けに戻そうと貼り付けていたテープを剥がしました。



サイドからの巣の断面。
こんなに分厚く苔を敷いていたとは!
10センチはありそうです。

雨が上がったら苔も取り出して掃除しようと、しばらく放置してました。

数日して中を見ると…。




え!?またタマゴが??
3つ…。

この優良中古物件をそのまま引き継いだ鳥がいます。。
母親が同じシジュウカラの可能性が高いようです。

やっと巣立ってホッとしていたのに…。

ようこそ、ようこそ。




今度はシンプルに白テープで「スバコ」。

お寺の郵便受けは、また巣箱に戻りました。



今日、中を見たら(見えにくいですが)タマゴが5個くらいに増えてました。

観察記、再開します。(笑)
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いい日旅立ち

2024年05月08日 | 日記


日曜日。
ヤブデマリの白い花が陽を浴びて輝いていました。

そんな中、「その日」は急にやってきました。


法事に出かける時でした。

あ。そういえば、ヒナたち今日も元気かな?
通りすがりに巣箱へ目をやると、何やら親鳥とは違う顔が出ています。
慌ててスマホを構えます。

お腹が黄色い!これはヒナ!
巣立とうとしてる!



一羽二羽…飛んでゆきます。

親鳥がどこからか鳴いています。
巣立ちを促しているのかな?


待機中のヒナの姿も見えます。



く〜っ…。ずっと見ていたいのに法事の時間が…。
全員の巣立ちを見届けることはできませんでした。


あとで巣にスマホを差し込んで覗いてみると、もぬけの殼。
八羽すべてが無事に巣立ちました。一安心です。

この日は奇しくもこどもの日でした。





日向ぼっこしているハナとアン。
シンメトリーになってますね。

お天気が良かったことも巣立った要因かもしれない。


旅立った鳥たちですが、何やら木の上から声が聞こえます。今もまだ境内にいるようです。

来年、今度は親になって来てくれるかもしれませんね。
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今月の掲示板

2024年05月04日 | 日記


山鳥の ほろほろ鳴く声聞けば
父かとぞ思ふ 母かとぞ思ふ -行基の歌-


行基(ぎょうき)は、飛鳥〜奈良時代の僧。百済系渡来人の家に生まれる。
当時、国を治めるための学問的な要素が強かった仏教を広く民衆に広める活動をしていたが、国が布教を禁じていたことから行基は弾圧を受ける。
しかし、灌漑などの社会事業にも尽力していた行基は民衆から絶大な支持を受けていた。
ついには聖武天皇も国家事業(国分寺・東大寺大仏建立など)を成すべく行基に協力を要請する。
大事業を成した行基は、天皇より大僧正の位を贈られる。
民衆からも『行基菩薩』と呼ばれ、敬慕された。



山門をくぐったら、すぐ下にヒメシャガが咲いています。


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