久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

涅槃図の修復

2022年09月24日 | 日記
法然寺には幅6尺ほどの『釈迦涅槃図』(しゃかねはんず)があります。











しかし、ご覧のようにお釈迦様の頭部等の群青が剥落し、全体的に硬化して深いシワが入り、掛軸のいたる所に剥がれや虫喰いがあります。




掛軸の裏には、前回修復した記録が残っています。法然寺第16世徳譽上人が住職をされていた時代の明治42年10月に実施されていることがわかります。
安政5年に最初の修復をされたことも記されており、また新調した年代は不明とあります。

明治の修復では松山の潮見地区鴨川の徳永表具師さんにお願いし、表具代は7円であったと記されています。
その内、5円が檀信徒さんの寄付、1円は住職、1円は徳永さんが寄付(値引?)していただいたようです。

この度、3回目の修復として檀信徒の皆さんに御寄進をお願いすることになりました。
10月には修復のために京都へ搬出いたします。
9月いっぱいまで本堂に展示していますので、ご覧なって、一口でも寄付をしたいという方は是非お願いいたします。 合掌


秋がきました。


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今月の掲示板

2022年09月04日 | 日記



人は生きたように老いる



顔のシワは、生きてきた年輪と言いますね。
女優のオードリー・ヘップバーンは

『確かに私の顔にシワも増えました。ただ、それは私が多くの愛を知ったということなのです。だから、私は今の私の顔の方が好きです』

と言ってたようです。

これが私の顔であり、生きてきた証だと思える老人になりたいですね。
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お施餓鬼

2022年09月04日 | 日記
先月25日。
お施餓鬼会を無事終えました。



今年は、乗松憲彰前住職の新盆にもあたるので、棚には乗松上人をおまつりしました。





密葬のみで本葬ができなかったので、檀信徒の皆さんには、この機会に上人との最後のお別れをしていただきました。

毎年言ってますが、来年は本堂の中で皆さんと一緒に餓鬼供養、ご先祖供養ができることを願っています。

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