法然寺には幅6尺ほどの『釈迦涅槃図』(しゃかねはんず)があります。
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しかし、ご覧のようにお釈迦様の頭部等の群青が剥落し、全体的に硬化して深いシワが入り、掛軸のいたる所に剥がれや虫喰いがあります。
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掛軸の裏には、前回修復した記録が残っています。法然寺第16世徳譽上人が住職をされていた時代の明治42年10月に実施されていることがわかります。
安政5年に最初の修復をされたことも記されており、また新調した年代は不明とあります。
明治の修復では松山の潮見地区鴨川の徳永表具師さんにお願いし、表具代は7円であったと記されています。
その内、5円が檀信徒さんの寄付、1円は住職、1円は徳永さんが寄付(値引?)していただいたようです。
この度、3回目の修復として檀信徒の皆さんに御寄進をお願いすることになりました。
10月には修復のために京都へ搬出いたします。
9月いっぱいまで本堂に展示していますので、ご覧なって、一口でも寄付をしたいという方は是非お願いいたします。 合掌
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秋がきました。