久万 ほうねんじ のブログ

法然寺でのスローなできごと。

祭坊主(サイボウズ)

2025年02月06日 | 日記
2月6日。久万は雪が降ったり止んだり。
フワフワの綿雪は、思ったほど積もってはいません。


冷たい空気の中、庭先の蝋梅は透き通った黄色い花を咲かせています。


さて、2月1日。
松山市二番町にある「サイボウズ」にて、一般社団法人えひめ療養支援看護機構様が主催するイベント
『えひめ🍊いのちと暮らしのぽけっとVOL.1』が開かれました。




100名以上の方が参加され、「たんぽぽクリニック」の永井康徳先生が『自分らしく生きる』ことを支える在宅医療をテーマに、素晴らしい基調講演をされました。

その後のシンポジウムで、パネリストの1人として私もお話をさせていただきました。




医療や福祉に長く携わって来られた大勢の方々の前に、場違いな衣装を着たお坊さんが現れて、いきなり講談を始めたのですから、皆さんビックリされたことでしょう。



講演中は皆さんに笑っていただいたり、一緒に「そうはいうても!」と声を揃えてくださったりと、温かいリアクションのおかげで、私としては大変お話しやすかったです。
皆さん、最後まで真剣に聴いてくださいました。




多くの方に「良かったですよ」と感想をいただき安心いたしました。
法然寺の10名の檀家さん方が、雨の中、久万からバスに乗ってご参加くださいました。
皆さんの温かい応援があり、とても心強く嬉しく感じました。誠にありがとうございました。



イベントの中で、「おぜんざい」のお接待があり、うちの奥さんも遠くからご参加頂く皆さんに喜んでいただけるように時間をかけて準備していました。
かわいい「てまり麩」が浮かんでいました。




イベントの最後は、ソプラノ歌手木原理菜さんの心洗われるような素敵な歌の演奏がありました。



お話の最後で紹介させていただいた親鸞聖人の言葉
「世の中は 思うようにはならないが
なるようにはなるもんだ」
は、法然寺今月の掲示板となっています。



先代住職とお姉さんに、御礼と講演が無事終了したことを報告いたしました。

主催者関係者の皆さま、永井先生をはじめパネリストの方々、大変お世話になりました。

ありがとうございました。合掌
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僕の前は…雪だらけ。

2025年01月17日 | 日記
1月9日から10日の朝まで降った雪。
ここが温暖な愛媛県だということを忘れてしまうほどの景色です。

三坂峠は通行止めにはならなかったようです。良かった。

雪景色を写真におさめましたので、ご覧下さい。


今回のベストショット。
桜やモミジの木に雪が張り付いて、霧氷のようになってますね。



山門が額縁になるような景色。
今回は真っ白け。



上を見上げると白と黒以外の澄んだ空色があった。




迎春。朱の紙に書いてみました。



モノクロにしたらカッコいい。
切り絵みたい。



次の日。一度溶けて凍ったツララ。
あんなに沢山のツララが。
サメの歯のようですね。



スコップで参道つくり。
終わったら汗だくになります。




「僕の前に道はない。僕の後に道はできる。」
彫刻家 高村光太郎

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令和7年

2025年01月10日 | 日記
1月10日にして今年初めての記事なります。
あけましておめでとうございます。


実家のお雑煮。
父の出身地、福岡県風のお雑煮です。
具沢山。


この2日間、全国的な寒波で久万高原町でもまとまった積雪がありました。






9日は5センチくらいだったのですが、今朝起きると30センチくらいまで積もってました。
サラサラしてて軽いのですが、雪かきの時にはプラスチックのスコップにまとわり付くような雪質でした。


朝、シーンとした雪景色の中、スコップの音と自分が吐く息の音。。
いい運動になります。



12月30日、はなちゃんは4歳になりました。おめでとう。
2021年の12月からうちに来て、もう3年。早いね〜。

↓うちに来たばかりのはなちゃん




皆さま今年もよろしくお願いいたします。
穏やかな年でありますように。

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年暮れる

2024年12月26日 | 日記
東山魁夷の『年暮る』という絵がある。
静かな年の暮れ。
並んだ家々の屋根にシンシンと雪が降り積もる風景が描かれている。



19日の朝、久万の町にも雪が積もった。
早朝で雪は止み、天気が良かったので昼には溶けていった。


雪景色をバックにお気に入りのマグカップを撮ってみる。
寒いので飲むのは室内で。


23日、1年間のホコリを拭う大掃除。
檀家さんが15人程集まって、ご奉仕いただいた。

夏の暑い日も、凍えるような寒さの日にもお寺をきれいに掃除していただき、皆様ありがとうございます。

大掃除の後、檀家さん方が温かい生姜湯と美味しいお菓子を準備してくださっていた。

解散後しばらくして、掃除中に壊れてしまった買ったばかりの熊手を治してくれている人がいた。
掃除に来てくれたKさんだった。
家から針金を持って来てテキパキと修理してくれた。
「お寺のことをしたら気持ちがなんかスーっとするんよ」Kさんは言う。




久万のカフェでいただく抹茶ラテとシュークリーム。
幸せなひととき。


25日。今年最後の法話会を終え、久万のレストランで買ったブッシュドノエルのケーキ。
ラズベリー味。甘酸っぱくて美味しかった。
母が嬉しそうに写真を撮った。



はなちゃんは12月30日で4歳。


去年は心が落ち着かない年末だったが、
今年は心静かに年が暮れていく。
感謝。合掌十念。


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冬の訪れ

2024年11月29日 | 日記
昨日、山のほうには雪が積もりました。

久万にも冬が来たようです。

観光客が来なくなった境内では、静かに紅葉が終わろうとしています。











ピークを過ぎた紅葉の色を「朽ち葉色」というそうですが、少し茶色がかった赤も良いですね。






名残惜しい気持ちで写真におさめました。

今年も楽しませていただきました。
ありがとう。 合掌

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