みどりの風よ これからだ
さえずる鳥よ これからだ
みちくる潮よ これからだ
萌え出る葦よ これからだ
坂村真民のうた
坂村真民は、明治42年熊本県の生まれ。
戦後、愛媛県に移住。高校の教師をしていた。真民といえば「念ずれば花ひらく」が有名だが、一遍上人を敬愛し、仏教詩人として多くの詩を残した。
私が、この詩に出会ったのは東京での書道展を見に行った時だった。
新緑の緑、巣立って鳴く鳥、満ちてくる海、ぐんぐんと伸びる葦。「これからだ」という言葉に怒涛の勢いと広がりを感じた。
巣立つといえば、巣箱の卵。
巣立つといえば、巣箱の卵。
少し前に撮った写真だが、すでに雛が何羽か孵っていた。卵も見えるが現在は全て孵化していると思う。
巣立ちまでは、まだ暫くかかりそうだ。