能登半島を震源に襲った地震。
珠洲や七尾などトライアスロンが開催される馴染みの場所が被災しました。
状況がわかるまで、新年のご挨拶も控えさせていただいていました。
被災されました皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。
2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。
先月、12月のまとめをしてみました。
2023年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1333ページ
ナイス数:167ナイス
■神去なあなあ日常
読みながら、以前観て面白かった記憶のある映画、WOOD JOB!に展開が似てるなあと思ったら原作だった。
いろいろ違うところはあったけど、本の方が描写が細かくて楽しめた。三重県の山奥で一年林業の研修を嫌々することになった青年の成長をコミカルに描いている。ちょっと現実離れしたような話に展開しながらも、そこは「なあなあ」で、勇気と与喜、直紀との関係性が面白く、ユーモアに溢れ爽やかな気分で読み終えた。林業という普段接することのない職業を明るく魅力的に描き田舎暮らしの素晴らしさにハマるマジックにかかるかも?
読了日:12月04日 著者:三浦 しをん
神去なあなあ日常
三浦しをん
徳間書店
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■しろがねの葉
初読み作家さん。直木賞ということで読んでみた。戦国末期から江戸初期の石見銀山が舞台。夜逃げする家族とはぐれ天才山師、喜兵衛に拾われた少女ウメの数奇な壮絶な人生を描いていた。全体を通して暗くて重くて、文字が難しく特有の読みにくさはあったけど、途中から物語りに引き込まれた。ウメの目を通して銀山で働く男達の過酷さ、女性たちの逃れられない生きにくさ、不条理と葛藤。悲しさが全面に溢れていてこの時代に生きるとは何だろうと思ってしまう。特別面白いということはなかってけれど読み応えのある作品だった。
読了日:12月11日 著者:千早 茜
しろがねの葉
千早茜
新潮社
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■あと少し、もう少し (新潮文庫)
「そして、バトンは渡された」に続き瀬尾さん2冊目。中学校の駅伝チームの話。駅伝大会の描写はあっさりとしながらも、寄せ集めチームメンバー6人を、チームになるまでの過程を一人づつ焦点を当て独白を重ねて描き楽しめた。それぞれの個性が際立ち、特に陸上競技ド素人の新米顧問の上原先生がかなり良い。タイトル通り「あと少し、もう少し」何かが足りない感じで感動までは至らずとも爽やかであったかい気持がじんわりで読み終えた。最後の書評は駅伝繋がりでしをんさん。青春スポーツものは好きだな。
読了日:12月18日 著者:瀬尾 まいこ
あと少し、もう少し(新潮文庫)
瀬尾 まいこ
新潮社
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■おいしいごはんが食べられますように
芥川賞受賞作だったのか!何も知らずにタイトルに釣られて読んだけど、想像と全然違っていて驚いた。
読んでいて楽しくなかったし引き込まれもしなかった。
芦川さん、こういう人は会社にいるよね、会社って正直者がバカを見るってことは経験上多いと思う。仕事しない、できない人の分をできる人が頑張って無理してやるんだよな。二谷もよくわからん男だ。押尾さんはまあ理解できるし二谷には押尾さんが似合ってると思った。二谷は芦川さんと結婚するのかなあ?これじゃおいしいごはんが食べられない、、後味悪い作品だった。芥川賞は相性悪い。
読了日:12月23日 著者:高瀬 隼子
おいしいごはんが食べられますように
高瀬隼子
講談社
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■お金の不安から一生自由になれる考えない投資生活
こんな歳になってだが、ちょっと10年先を楽しみに最近投資を始めたので参考までに読んでみた。
読みやすくてサクサク読めた。
ぜんぜん難しい内容ではなく、投資初心者にはとても参考になる一冊だと思う。
自分のやっている投資方に間違いないと確認できたし理解を深めることができた。若い人ほどなるべく早く長い目で見て投資を始めた方がいいと確信。来年からNISAは無期限になるし、日本でもお金について子供たちに大切なこととして学ばせるようにするべき。面倒くさがり屋には最適な、平穏な日常を第一にした投資のお勧め本だ。
読了日:12月26日 著者:福田 猛
お金の不安から一生自由になれる考えない投資生活
福田 猛
飛鳥新社
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「神去なあなあ日常 」は楽しい
「しろがねの葉」はさすが直木賞!って感じでズシンとくる読み応え。
貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。
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