日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生ノート

(福)日本聴導犬協会付属・訓練士学校の学生によるブログです。

65.補助犬を選ばなかった兄弟達

2011-10-18 18:48:51 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発、台風の影響で被災をされた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の1日も早い復興をお祈り申し上げます。


みなさまは、聴導犬や介助犬というお仕事を選ばなかったボク達の兄弟のその後って気になりませんか?今回は、補助犬というお仕事をえらばなかったボク達の兄弟のお話をさせていただきます

 

協会新聞などでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ボク達は協会に候補犬として選ばれてからも、聴導犬や介助犬の訓練に入る前に何度も“補助犬としての適性があるか”という事を協会のスタッフにテストをおこなってもらいます。

だって、補助犬のお仕事が好きではないのに無理にお仕事をする事は、ボク達にとっても楽しくないでしょ?補助犬としてお仕事をしているボクの先輩達は、お仕事を楽しみながら、ユーザーさんと一緒に生活をしているんです人も犬も楽しく仕事をしないともったいないですよね

 

そんな理由で、協会に来てからも何度も適性のチェックを受けるんだ。こうして、新・家族(協会では、里親さんの事をそう呼んでいるんだよ)に向いている子達も選ばれていきます。協会の使命は、聴導犬・介助犬の育成を通して、障がい者の方の生活の向上の手助けをさせていただく事と、もうひとつは、保健所などで処分される犬や、飼主のいない犬達の中から、適性を選んで不幸な犬達を救済する事なんです^・ω・^bそして、候補犬として選ばれたボク達が、一生幸せに過ごせるように、新しい家族の一員として迎えてくださる家庭を探してくれるんだよ^・ω・^

 

新・家族候補となったボクの兄弟達は、家庭犬としてはとってもかわいがってもらえるけれど、補助犬としては難しい。

例えば、人が好きだけれど初めての場所が苦手だったり、自分を上手に表現できる子だったりと色々な事があります。でも、それがボク達の個性なんです。それらを全て受入れてくださる方を待っているんです

 

新・家族になっていただく方には、いくつかの条件があります。すごく難しいことではないんだけどね。

ボクの兄弟達と家の中で一緒に生活をしてくれたり、1人っきりにする時間が少なかったり、愛情をもって一生涯いっしょに暮らしてくださる方が、新・家族として迎え入れてくださる新しいお父さん、お母さんとなります。

 

新・家族のお家にお嫁・お婿入りした兄弟達は、新しいお父さんやお母さん達とすごーく幸せそうなんだはじめましての印象でも、自分はこのお家の子になりたいと思ったら、積極的にアピールをするんだよ。そんなのウソでしょ?って思われるかもしれないけれど、みんなこの人たちと一緒に暮らしたいって自分から言うんだ^・ω・^

 

そして、マッチング期間の1ヶ月を一緒に暮らして、本当に幸せに生活をしていけるかを協会のスタッフが確認をしに行って、初めて家族となれます。その1ヶ月間で、たくさんの愛情をもらって、みんな今までとはまた違った幸せそうな顔をしているんだよ。もちろん新しいご家族のみなさんのお顔も幸せそうだったり^*・ω・*^でも、それも今まで、ボク達をたくさんの愛情と優しさで育ててくださった、ソーシャライザーのお父さん、お母さん、ボク達の協会を応援してくださるみなさまがいたからこその幸せって事も忘れちゃいけないよね。

 

ボク達は、捨てられたり、飼い主がいなかったっていう過去があるけれど、たくさんの人に支えられて、愛情をもらっているので、遠回りをしたけれど、とっても幸せです。

みなさま、本当にありがとうございます。これからも、応援をよろしくお願い申し上げます。

ボク達も、一生懸命がんばります^・ω・^

 

準教授 だいすけ

    

新・家族に行った兄弟達!協会にいたときよりも、もっともっとたくさんの愛情を新しいお父さん、お母さん達にもらってと~っても幸せです

 

新・家族候補の子達  http://www.hearingdog.or.jp/list-sinkazoku-bosyuu.htm

新・家ブログ       http://blog.livedoor.jp/nihonchoudouken/ 


64.デモンストレーションシーズン

2011-10-08 20:07:16 | Weblog

 

東日本大震災で被災されたみなさま、原発、台風の影響で避難をされている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

 

(福)日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」準教授のだいすけ(もうすぐ4歳です,甲斐犬とシェトランドシープドッグのMIX,デモンストレーション犬)です。

 

夏休みが終わって、秋になると、ボク達の楽しみな食欲の秋そして、協会の活動にとっては、デモンストレーションシーズンに入りました。

毎日、ご来所のデモンストレーションや出張でのデモンストレーションをがんばっています

 

去年の今頃もデモンストレーションがたくさんあったおかげで、デモンストレーションデビューの子達もいたんだよ!例えばじん君(当時2才,ハウンド系のMix,介助犬訓練中)。協会でご来所デモンストレーションがある時は、一昨年から学院生さん達と一緒に介助犬のデモンストレーションをしてくれていたんだよ。学院生さん達と毎日一緒に訓練をしているおかげで、日に日に上達をしていったんだ。そして、ついにじん君の協会外でのデビューが決まったんだ!

 

じん君は、ハウンドという種類で動いている獲物を見つけて狩をする習性を持っている猟犬の一種なので、すばやく動くものや小さい子の動きというのはじん君の本能をくすぐってしまいますでも、学院生さん達との訓練のおかげで、そのような動きのある中でも落ち着いていることができるようになりました

 

初めての協会外でのデモンストレーションは、伊那市の小学校でした。小さいけれど、聴導犬のお仕事がとっても得意なこんちゃん(当時2才,シーズー)と一緒に参加をしました。有馬さん,ボランティアさん,(福)日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」を卒業してスタッフとなった佐橋さんの3人も一緒でした。ボクも一緒にいたら、心強かったと思うけど、この日は3ヵ所のイベントがあって、ボクは東京のイベントに参加していたんだ。

 

ボクは、じん君より少し早くデビューをして、今ではデモンストレーションが大好き^*・ω・*^vみなさまにボク達のお仕事を見ていただいたり、知っていただいたり、ボク達が成功するとたくさんの拍手をいただけて、とってもやりがいのあるお仕事なんだ!もっとたくさんの方にボク達のお仕事を見ていただきたいな^・ω・^おっと、ボクの話になってしまいなした・・・じん君デビューのお話に戻りますね

 

じん君、身体は協会で一番大きくて30Kg近くあるんですが、とっても繊細な子なんです。ボクも以前は人見知りだったんですが・・・。

いつもの慣れている場所でなく、小学生のお友達がたくさんいる前で介助犬のお仕事を見せるのって意外と大変なんだ。例えば、たくさんの大人の人たちの前でデモンストレーションをした方がやりやすい。どうしてかっていうと・・・

 小学生のお友達は静かに見てくれる子達もいるけど、ボク達を見ると、喜んで声を出したり、急に動いたりと予想外のことが起こるんだ。でも、その時の小学校のお友達は2頭を見ても落ち着いていて、とっても上手にお話しを聞いてくれたんだよ。

 

じん君はというと、初めての場所で、初めて見るドアを上手に開けてくれたんだ。体育館の袖にあるドアだから、人が開けるのも少し重いかなって思うようなドアだけど、2~3回練習をしただけで、本番ではきちんと成功してくれたんだよ実は、一緒に行ってくださったボランティアさんも協会外でじん君とデモンストレーションをするのは初めてだったんだ。でも、じん君と一緒に靴下を脱がせたり、下に落としたものを拾ったりするお仕事を見せてくれたんだよ。

 

もちろん、こんちゃんも素晴らしいデモンストレーションを見せてくれて、有馬さんのサポートで無事デモンストレーションを終えることができました。ボク達のお仕事やお話をきちんと聞いてくれたお友達にも感謝です。ボクもいつの間にか、協会の中では兄貴分みたいな存在になってきました。これからも、ボク達の妹や弟たちがデビューをしていくと思いますので、運よくデビューに居合わせましたら、あたたかく見守って下さい。そして応援をよろしくお願いいたします。

 

候補犬 だいすけ

 こうやってドアを開けるんだよ!       パピークラスでのこんちゃん


63.ボク達の1日^・ω・^

2011-08-23 21:08:41 | Weblog

東日本大震災で被災されたみなさま、原発の影響、台風ので避難をされている皆様

に謹んでお見舞い申し上げます。

 

みなさま、お久しぶりです

(福)日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」準教授だいすけ(3才,甲斐犬とシェトランドシープドッグのMIX,デモンストレーション犬)です。

 

 

今回は、ボク達の1日を少しみなさまにお見せしたいと思います。 

 

まずは朝、学院生さんやスタッフと一緒におうちに帰ったボク達は、協会のドッグランで遊んで^・ω‐^vから協会の中へと入ります。みんなで追いかけっこしたり、かくれんぼしたり、とっても楽しいんだ。

暑さや寒さなんて関係なくなっちゃうくらい!その後、2階に上がり、足をきれいにしてもらって協会の中へ。足もね、ボク達のことを考えて、足をひっぱらないように。とか、例えば長野なので、冬は雪を溶かす為に塩化カルシウムがまいてある事があるんだ。だから足がただれないように、お湯の中で足を洗ってくれたりもするんだよ。冬は暖かくて、ホッとしちゃうんだ^。‐ω‐。^ 

 

協会の中へ入ったら、ボク達の待ちに待った朝ごはんω^vみんな、そわそわしちゃうよね!ごはんもそれぞれの体調に合わせたフードを、体のバランスを見て、ボク達に合った量をくれます。朝ごはんは、ペロリと食べちゃうよ。

でも、協会ではそんな時こそ訓練を・・・ボク達は聴導犬の候補として協会にやってきました。だから、ごはんの時に太鼓を叩いて、太鼓の音の中でご飯を食べるんだよ!どうしてかって?・・・・・・

 

それは、お耳の不自由な方のイベントでは、大きな音や太鼓の音がたくさんなっていて、振動を体で感じて、音を楽しむ事があるんだ。でも、お耳が不自由なので、ボク達が音にビックリしてしまっても、それを感じ取ることって、とっても難しいんです^・ω・;^そこで、ボク達の大好きなご飯の時間に太鼓を叩く事によって、太鼓は怖くないってことをボク達に教えてくれているんです。おもしろいでしょ? 

 ごはんの後は、(福)日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」の学院生さん達と歩行訓練や社会化のお勉強です。それぞれの候補犬に合わせて、スーパーへの歩行訓練だったり、まだお店に入れるレベルではない子達は、協会の周りを歩いてきちんと歩行ができるようにしたりします。もちろん、協会の周りを歩くだけじゃなくて、人に会ったら学院生さん達が声をかけてくれて、知らない人からもごほうびをもらったりして社会化をするんだよ。外での訓練だけじゃなくて、施設の中で歩行訓練をしたり、聴導犬や介助犬の訓練もするんだ。やっぱりこれも訓練の段階にあわせて行ってくれます。ボクも1期生さん達の時は、毎日午前と午後と一緒にたくさん訓練したんだよ^・ω・^

 今では、みなさまの前でデモンストレーションをする事が大好きになりました。みなさまも機会がございましたら、ぜひボク達に会いにデモンストレーションを見に来てください・ω・ 

 

午前の訓練が終わると、みんなのお昼の時間です。ボク達だって食べたいんだけどね・・・ここでも訓練?マナーのお勉強です。人が食べている時にテーブルに手をかけたり、人の食べ物を欲しがったりしないように、人のご飯の時間もみんなと一緒にいます。そうすることで、人が食べていてもテーブルの下で落ち着いていられたり、寝ていられたりするんです。もちろんボクはみんなが食べているときも落ち着いていられます。 

 

そうそう、ボク達の協会では、犬舎に入る事がないんだ。よく、訓練をされる犬達は、訓練の時以外は、人と離れて犬舎に入っていることが多いと思うんですが、ボク達の協会では、オフィスケネルと言って事務所にボク達が自由な状態でいるんです。だって、お耳の不自由な人が音を教えて欲しい時に、自由に動けないと教えられないですよね?だから、訓練をしていないときでもスタッフや学院生さん達とずっと一緒にいます。

 

みんなのお昼が終わるとやっぱり、歩行訓練や聴導犬の訓練などをします。夕方になって、夜ごはんを食べると、みんなが歯磨きをしてくれるんだ学院生さん達のお掃除が終わると、学院生さん達と一緒に帰る子達は、みんなと一緒に帰ります。あとは、スタッフと一緒に帰ったり、協会でスタッフと一緒に寝たりして、明日に備えるんだ^・ω・^

デモンストレーションやイベントがあると、また違った一日になるんだけど、ボク達の毎日は大体こんな感じです。これから、デモンストレーションシーズンです。僕もたくさん活躍できるようにがんばります

 

準教授  だいすけ

              

朝かエクササイズを兼ねて介助犬の訓練         施設の外でもマナーのお勉強

     

一緒に遊んで、一緒に寝るのもお勉強なんだ!おもしろいでしょ?


62.明日は、パピークラス

2011-08-06 20:59:43 | Weblog

 

 このたびの東日本大震災で被災されたみなさま、原発の影響で避難をされている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

ボク達の協会で何かお力になれることを考えながら、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

みなさま、お久しぶりです。(福)日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」準教授のだいすけ(3才,甲斐犬とシェトランドシープドッグのMIX,デモンストレーション犬)です。なかなか更新ができず、申し訳ございませんでした。

明日は、パピークラスです。今回は、宮田村で行わせていただきます。

みなさまご存知の通り、ボク達は保健所や動物保護センターなどから、日本聴導犬協会のスタッフが適性をみて、選ばれてきた仲間達です。そんなボク達は、親や兄弟がどんな性格なのか?1度捨てられたり、保護されるまでの間、どんな経験をしてきたのか分かりません。そこで、協会に来てから大切になってくるのが“社会化”です^・ω・^b

 

社会化って何?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。社会化とは、人の社会と犬の社会の環境やマナーを学ぶことです。だから、ボク達が訓練に入る前にお世話をしてくださるボランティアさん達をソーシャライザー「社会化をする人」って呼んでいるんです。良く知られている盲導犬では、子犬育てのボランティアさんをパピーウォーカーって呼んでいますよね。

 

将来、聴導犬となるために、人が好きで、人といるとリラックスできる事がボク達に必要となります。なので、ソーシャライザーさん達はボク達に「人間社会のマナー」を教えてくださるんです。日本聴導犬協会では「ファン・トレーニング(犬にとって楽しい訓練方法)」を行っています。犬を飼った経験のない方でも大丈夫です。駅や商店街など、あちこちに一緒に連れて行っていただくことで、どんな状況にも対応できるような、社会性(ソーシャライジング)をボク達が身につけさせていただくのが、 一番の目的です。また、育成の委託期間(28ヶ月)は、協会が行う毎月1回の講習会(パピークラス)に参加していただき、子犬の成長度をみて決めさせていただきます。

 

そんなボランティアさん達と月1回のパピークラス。昨年、9月のお話です。9月のパピークラスは、駒ヶ根市のふれあい広場で行われました。参加したのは、じゃむちゃん(1才半、只今社会化中),あさひちゃん(4ヵ月,柴犬Mix),たま君(1才,秋田犬Mix),ゆうちゃん(5ヵ月,Mix),そしてベル母さんがソーシャライザーさん達と一緒に長野まで来てくれました。残念ながら、今回のパピークラスには、ボクは参加をしなかったんだけどね・・・^・ω;^

 

毎年参加をさせていただいている駒ヶ根のふれあい広場では、たくさんの人達が来るため、ただイスに座って、歩いている人達を見るっていうことだけでも社会化になるんだよ。ボク達は歩いていたりすると怖いものがあったとしても、気がまぎれて周りが見えなくなってしまうこともあるからね。それに、お祭りだから、太鼓を叩いていたり、踊っている人もいたりして、ボク達のお勉強にはとってもいい環境なんだ。

 

 太鼓も大きな音でなっていたけど、ボク達はへっちゃらだよ!社会化中のボクの弟や妹達には、まだ苦手な子もいるかもしれないけどね。以前お話した事がありますが、お耳の不自由な方の集まるお祭りでは、太鼓を大きな音で叩いて、その振動を体で感じて太鼓を楽しむんです!こうした事があるため、協会に戻ってきた子達は、毎朝、ご飯を食べるときに太鼓を叩いている中でご飯を食べます。そうすると、太鼓を大きな音で叩いていたとしても、だんだんと怖くなくなっていくんです。

 

 こうした事を積み重ねていくと、大先輩のみかんちゃん(大阪で活躍をしていた引退犬)や、しん君(日本初のタンデム(ご夫婦で1頭の聴導犬を活用する)聴導犬),聴導犬もりちゃん(東京都で活躍中),かるちゃん(長野県第1号聴導犬,ビーグルMix)達のような立派な聴導犬へとなっていくんです。ボクはまだまだ、お勉強中です^-ω-;^

 

 でも、そのためには訓練に入る前に、ソーシャライザーさんがボク達にたくさんの愛情を与えてくれているからこそ、ボク達は人を信頼したり、好きになったりすることが出来るんだよ。だから、ボク達のお父さん、お母さんには、とっても感謝をしています。そして、聴導犬,介助犬にならなかったボク達の仲間も、新しいお家で幸せに暮らしていけます。

 

準教授  だいすけ


61.短期集中コース 始めました

2011-07-02 12:50:34 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発の影響で避難をされております皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

今日も朝からとても暑いですね

みなさま、熱中症などにお気をつけてください。

 

(福)日本聴導犬協会附属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院で、“ 短期集中(聴講生)コース ”を始めました

 短期集中(聴講生)コースの詳細は下記のとおりです。

【必要書類】 ・履歴書提出

      ・聴講生入学が決まりましたら、契約書に記入・捺印をいただきます。

【 期間 】  4週間(期間はご相談に応じられます)

【 学費 】  12万円

【選考内容】 ・履歴書

      ・面接

 【活動時間】午前10:00~午後17:00

【活動内容】  ・協会の活動スケジュールの中で、オリジナルのトレーニング方法を学んでいただきます。

       ・聴講生は学院生同様に雑務等も行っていただきます。

【 宿泊 】 ・寮費:1泊3,000円

       ・食費は個人負担です。

        ・寮では、共同生活なので、秩序を守っていただきます。

【お問い合わせ】

メール: inf@hearingdog.or.jp

Fax   : 0265-85-5088

Tel  :0265-85-4615&5290

社会福祉法人 日本聴導犬協会 担当:佐橋まで

皆様のお問い合わせをお待ちしております。 

  

 準教授  だいすけ

 


60.鴻巣人権擁護委員会様ご来所デモンストレーション

2011-06-29 14:53:47 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発の影響で避難をされております皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 皆様、今日も暑いですね。そんな中、今日は埼玉県から鴻巣人権擁護委員会の方々がいらして下さいましたm(__)m

協会の施設の説明をボランティアの方がして下さり、私も初めて施設内の説明をさせて頂きましたが、まだまだです(´・ω・`)

しかし、スタッフの方が補って下さり勉強になりましたv(・∀・)v

今日のデモは、あきちゃん・こんちゃんとやらせて頂きました!

今回もサポートとして参加させて頂き、とても良い経験となりました。

もっともっと、良いサポートができるよう頑張りたいと思います!!

 

第三期生 O


60.地元中学校様のご来所デモンストレーション

2011-06-28 18:34:01 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発の影響で避難をされております皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

今日は、午前中に地元中学校様のご来所デモンストレーションがありました。

卒業生で見習い期間中の2期生さんが、介助犬と聴導犬のデモンストレーションをしてくれたんだよ

二人共、緊張してたかな。1年間の勉強後、卒業をして今、見習いさんとして毎日デモンストレーションや事務などの様々なお仕事を覚えてくださっています。

 

そして、今日は地元のボランティアさんもデモンストレーションのお手伝いに来て下さいました

ボランティアさん達がいてくださるって事は、ボク達の協会にとってとても心強いんだよ!

協会の活動についても理解して下さり、デモンストレーションもお手伝いしてくださって、本当に助かっています。

 

ボク達の活動が、今日来てくださった中学生さんを通して、お母さんやお父さん中学生さんのご家族に広がって、たくさんの方にボク達の活動を知っていただけたら嬉しいな

明日は、鴻巣市役所様のご来所デモンストレーションです。

明日もみんながんばって

 

準教授 だいすけ

 

  → 


58.盲導犬ユーザー 前野先生のご講義

2011-06-27 14:19:10 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発の影響で避難をされております皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

今日は、協会外部の先生のご講義がありました。

盲導犬ユーザー 前野先生のご講義です。

 

えっ?聴導犬,介助犬の訓練士学院なのにどうして?って思われましたか?

補助犬の訓練士を目指すには、様々な障がいについての理解も必要となります。

補助犬ユーザさん達がどのように考えていらっしゃるのか。どんなことを困っていらっしゃるかという事を様々な角度から考えることが必要となります。

だから、聴導犬・介助犬の訓練士だからといって、聴覚障がい・肢体障がいの事だけを学ぶのではなく、盲導犬ユーザーさんからのご講義も聴かせていただきます。

そして、協会外のユーザーさん達と接する機会を与えていただくことにより、ボク達もとってもいい刺激を受けています。

 

盲導犬ユーザーさんが感じていること。視覚障がいの方が日常思っていることなどを教えていただきました。

学院生さんが疑問に思っていることにもお答えいただきとても勉強になりました。

例えば、ボク達にとっては何気なく見えているもので、説明をしなくてもいいかな?と思っているものも見えているものは教えてくれると嬉しいというお話がありました。

これは、聴覚障がいの方も同じです。何気ない会話だから説明をしなくても良いや。と思うのではなく、その会話も教えてもらうと嬉しいなど、障がいのある箇所は違っても、今、見えているもの聞こえているものを伝えることで、より良い関係を作っていくことが出来るということを学びました。

だから、ユーザさん達だけでなく、これから関わらせていただく機会があったら、そういったことに気を配りながら行動が出来ると良いな。ってボクは感じたんだ

 

そうそう、一緒に参加をしてくれた盲導犬君も講義の間中、ずっとユーザーさんの足元で落ち着いて講義に参加をしていました。補助犬同士、これからも一緒にがんばろうね

前野先生、素晴らしいご講義をありがとうございました。    準教授 だいすけ

 


57.3期生 毎日頑張っています^・ω・^

2011-06-22 15:52:15 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発の影響で避難をされております皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

みなさま、お久しぶりです。日本聴導犬・介助犬訓練士学院の準教授のだいすけです。

なかなかブログが更新できず、申し訳ございません。

 

今日も学院生さんと聴導動作や介助動作の訓練をしたんだよ。

ボクの妹や弟たちが、今、3期生さんと一緒にお勉強をしているんです。

早く、ボクみたいにみなさまの前でデモンストレーションができる日が来ると良いね

 

           

   みんな、頑張ろうね

準教授 だいすけ

 


56.みんな仲良し^*・ω・*^

2011-05-07 10:48:20 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、原発の影響で避難をされております皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

みなさま、お久しぶりです

(福)日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」準教授のだいすけです

ボク達のいる、(福)日本聴導犬協会では、聴導犬や介助犬を保健所や動物愛護団体などの捨てられて犬や飼主の見つからない犬から適性を見て、協会に候補犬としてやってきます。

だから、ボクの兄弟たちは、犬種も大きさも様々です!

 

みなさん、驚きましたか?

一般的に盲導犬や介助犬と聞くと想像されるのは、ラブラドールレトリーバーですよね?

でも、聴導犬は特定の犬種でなくても良いんです。

どうしてかって?

 

それは、前足でタッチをして音がなっていることを教えて、音源まで導くということがお仕事だからです。

盲導犬のように、ユーザーさんをハーネスで導くこともないし、体格もユーザーさんに合わせる必要がないんだよ。介助犬のように車椅子を引いたりすることもないので、適性があれば、体が大きくても小さくても、犬種は問わないんだ。

 

だから、ボクの兄弟はこんなに楽しいんだよ

それにね、(福)日本聴導犬協会には犬を入れるための犬舎がないんだ。

オフィスケネルって言うんだけど、いつも自由で、人といっしょに動くことが出来る。お部屋全体がボク達のお家って事。

オフィスケネルだからこそ、ボク達の兄弟は、どんな子とでも仲良くなれるんだ

      

大きくても小さくても関係ないんだ^・ω・^

 

      

  

大きさや犬種なんて関係ないでしょ?寝るのだって、遊ぶのだって、仲良しなんだ

今度はどんな兄弟が増えるのか楽しみだな^・ω・^

準教授 だいすけ


55.Pro-Dog(愛犬家)School 最終日

2011-04-26 15:27:17 | Weblog

被災地の皆様の一日も早い復興をおいのしもうしあげます。

 

みなさん。こんにちは

暖かくなってきたと思ったのに、宮田ではとっても強い風が吹いています

 

日曜日、3月27日から毎週日曜日、全5回のコースで行われていたPro-Dog(愛犬家)Schoolの最終日でした。

とっても良いお天気だったよ。

協会犬,インストラクターさんのワンちゃん,参加者の愛犬を含めると、27頭と約40人で、駒ヶ根の菅の台を歩きました。

 

早くから来てくださったインストラクターさんが、に会ったんだって!

しつけ教室が始まると、たくさんの犬がいるので、隠れちゃったみたいだけどね。

 

今回は、大きなつり橋を渡り、散策をして、川でも少し遊んだんだよ

みんな初めてだったのに、つり橋も渡れちゃったんだすごいでしょ

でも、1頭だけ怖くて渡れなかったから、飼主さんにおんぶしてもらって渡ったんだって・・・

 

最終日、皆さん少しずつ成果が見え、良くなってきていました。

初めは、知らない場所を歩くなんて怖いって言っていた子も歩けるようになっていたし、

飼主さんも愛犬たちも、参加者同士でお友達ができていたようで、とっても楽しそうだったよ

 

川遊びも、初めての体験の子もいて、良い経験になったようです。

最後にみんなでソフトクリームを買って食べました。

とっても美味しかったってボクも食べたかったなぁ・・・

 

みなさん、これからもしつけを続けていって下さいね。

でも、ボク達と楽しく過ごす為に生活を始めたんだから、楽しく笑顔でしつけをお願いね

ボク達もがんばるから、いっぱいいっぱい褒めてね

 

準教授 だいすけ

 



54.一緒に動くことがお勉強^・ω・^

2011-04-23 12:06:31 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

昨日の夜からです。

明日は、Pro-Dog(愛犬家)Schoolなので、晴れると良いな

 

日本聴導犬・介助犬訓練士学院では・・・

朝、協会に来ると学院生さんたちは、候補犬とリードでつながることから一日が始まります。

どうしてかって?

 

協会では、リードは“へその緒”と同じって考えているんだよ

リードでつながって一緒に動くことで、ボク達も人に合わせた行動をとることやTPOを自然と学ぶことができ、学院生さんたちもボク達もお互いにお勉強をしています。

もちろん、洗濯物を干している時だって一緒だよ。

それが訓練?って思われるかもしれませんが、いつも一緒にいて、無意識に意識できることも訓練なんです^・ω・^b

3期生さん、がんばって

 

準教授 だいすけ

 

 


53.JAM甲信様が6年目のボランティアに来て下さいました^・ω・^

2011-04-22 20:04:30 | Weblog

東日本大震災で被災された皆様、ご家族,ご友人が被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

4月17日にJAM甲信様が48名、協会にボランティアに来て下さいました。

なんと今年で6年目です みなさまいつも本当にありがとうございます。

 

朝10時から4時近くまで皆さん一生懸命ボランティアをしてくださいました

とっても良いお天気で、ボランティア日和でしたよ。

ボク達の社会化や歩行訓練,ドッグランの石拾いや草取り,協会新聞づくりなどを、4班に分かれて行ってくれたんだよ^・ω・^

ボクは勿論 、訓練班だったので、そのお話をさせていただきます

ボク達補助犬は、将来ユーザーさんと色々な場所でたくさんの人と会うために、社会化という訓練を行います。

そこで、背格好などいつもは見慣れない、JAM甲信のお兄さんやお姉さんからご褒美をもらったり、車いすや松葉づえを使ってご褒美をもらったりして社会化をしてもらったんだよ。

ボクは、デモンストレーション犬として活躍を始めているので、そんなことには動じないんだ。

でも、協会に来たばかりのボクの妹や弟たちは、とっても良いお勉強をさせていただきました

歩行訓練やブラッシング,ドッグランでの呼び戻し,シャンプーなど、皆さん優しくしてくださいました。

 

最後にボクとけい君(3才,チワワ)がデモンストレーションをして、皆さんに聴導犬のお仕事をご覧いただきました。

皆さん、一日お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

 

候補犬 だいすけ


52.盲導犬ユーザーさん達との交流

2011-04-15 10:13:51 | Weblog

東日本大震災にて被災されたみなさまに心よりお見舞いを申し上げると同時に、ご親戚、ご友人が被災されました方々のご心痛はいかばかりかと、お察し申し上げております。 

まだまだ余震がおさまることがない中でも、これからの復興へ向けてたくさんの力が必要とされています。()日本聴導犬協会でも、何かお役に立てることはないかと、被災地にドッグフードなどをスタッフがお持ちすることになりました。「今、自分たちにできることをさせていただきたい」と、考えております。


 昨年94日に、ハーネスサミット2010長野伊那谷研修会(盲導犬ユーザーさんと盲導犬協会の方々、そのボランティアさん達)が、ボク達の協会独自のケアを学びに宮田村まで足を運んでくださいました。いろいろな盲導犬育成団体の訓練士さんやユーザーさんが、北海道から九州の方まで遠くから、総勢26名ほどの方が来てくださり、ボク達もスタッフ,学院生さん達もみんなうれしかったです^*ω*

 ボク達の協会では、お耳の不自由な方や、車椅子を使われている方と接することはあっても、目の不自由な方と接する機会はとても少ないです。それなので、施設を案内したり、マッサージや協会の説明をしたり、どんな風にお手伝いができるかなど、準備をするのにも、ボランティアさん達に手伝っていただくにしても、いらっしゃるまでとても緊張をしていました。

 講義をさせていただいているときに学んだのは、聴導犬ユーザーさんと同じで、ゆっくり話すこと。説明をしていても、目で文字を追ったり、写真を見たりするわけではないので、ゆっくりとはっきり話すことが大事になってきます。

 スタッフが説明をしていても、補助でついている方がさらに細かく説明をしていたりと、ボク達とは少し違った目線で物事を見ているみたい。でも、きっとボク達も同じなんですよね。目の不自由な方には、ボク達の見えているものを相手に出来るだけたくさんの情報としてお伝えをする。お耳の不自由な方であれば、今話していること、聞こえている事を情報として出来るだけ多くお伝えをする。想像はできても、実際にその方達とお会いをしてみないと、どんなことが大切なのかってことは実感できないのかもしれないですね。 

 一番盛り上がっていたのは、やっぱりアロママッサージかな?実際にアロマ(協会で配合をしているもの)を使って、マッサージの方法をお伝えいたしました。ユーザーさん達はマッサージをあまりされたことがなかったみたいで、補助で付いているボランティアさんや訓練士さんもはじめて行うマッサージにどう説明が出来るかと、声をかけてもらったり、何度もマッサージを見てもらったりしました。もちろん、協会のボランティアさん達は説明と一緒に手を動かして、誘導をしてくださいましたけどね。

 初めて経験するアロママッサージに、盲導犬さんたちもウットリでしたU*-ω‐*Uやっぱり、お父さん、お母さんにマッサージしてもらうのは、うれしいよね!マッサージをしてもらって、ウットリしたり、眠たそうにしていたり、笑っている表情になっていたり、そんな表情を補助の方たちに説明を受けたユーザーさん達も喜んでいらっしゃいました。お家でもマッサージを続けようとか、介助のボランティアさんは、お家の子にも早くしてあげたいなど、みなさんに喜んでもらえたみたいでした。

 たくさんの盲導犬さん達が、講義の間ずっと静かにユーザーさん達の足元で落ち着いている姿は、とても素敵でした。ボク達にとっても、すごくお勉強になった1日でした。これからも、たくさんの補助犬ユーザーさん達と交流を持って、情報を交換できるようになっていけたら良いなって思いました^・ω・^

 候補犬 だいすけ


      


51.訓練

2011-04-08 18:57:01 | Weblog

東日本大震災の想像できないほどの被害で、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

余震や原発での被害が続き、計画停電や液状化、放射能の影響までも広がり、現在も予断をゆるさない状態です。昨日も大きな地震があり、震源地の皆様のご無事を心よりお祈りお祈り申し上げます。

 

ボク達は、動物愛護センターや保健所などから、(福)日本聴導犬協会のスタッフに候補犬として選ばれてきました。

そのため、スタッフにはボク達のお父さんやお母さんがどんな性格だったのか。ボク達が将来、どんな性格になっていくのか?ということが想像がつきにくいんです。

ボク達は聴導犬や介助犬の訓練のほかに、たくさんの人や物を見て勉強をする、社会化という事をします。

そこで、ボク達のお手伝いをしてくれるのが、日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生さんたちです。

ボク達の訓練の様子を少しだけ、お見せしますね。

候補犬  だいすけ