みなさん、初めまして。
第四期生の小島と申します。これからよろしくお願い致します!
日本聴導犬・介助犬訓練士学院に入学させていただいて、もう2か月が経とうとしています。
毎日が初めての経験で、入学してから一日一日が本当に早く、寮での候補犬との生活や、介助動作訓練、講師の方々の講義など、なれないことばかりで、日々葛藤もありますが、全てがが貴重な経験で一日一日を大切にし、成長していきたいと思っております。
これは、電動車いすと、手動車いすで犬を連れたトレーニングを行った時の写真です。介助犬ユーザーさんの立場にたつという目的で、1日中車いすで過ごすという勉強もあります。初めから比べると結構上手になってきています。
4月20日には大阪のARK研修に5日間行かせていただきました。
ARKは、大阪府豊能郡にあるNPO法人で、母国イギリスのエリザベスオリバーさんが代表となり約20年前に設立しました。(福)日本聴導犬協会の技術提携団体でもあります。たくさんの候補犬を譲渡いただいてきました。
山奥にシェルターを構えて、ペットの不妊去勢手術の奨励、飼い主への啓蒙活動、迷い犬迷い猫の保護と治療、里親さがし、動物保護法をふまえての行政への働きかけなどを活動の柱にしている団体です。
1995年の阪神淡路大震災では被災した犬や猫を約600頭を救済しました。現在では400頭ほどの動物たちの世話をしながら精力的に活動しています。
最初行ったときは、犬猫の多さにとてもびっくりし、シェルターを見るのも初めてだったので、とても新鮮でしたし、シェルターは犬が自由に動き回ることができるので大切な場所なんだと実感しました。
そして、スタッフさんもとても忙しそうにしており、私たち学院性は、犬の散歩や犬舎掃除、ブラッシングや猫のトイレ掃除などをさせていただきました。
ボランティアさんや、里親希望の方もたくさんいらしており、常に清潔に保てるよう細目に掃除をすることを気を付けていらっしゃいました。
ARKは、子犬たちも多く保護をしており、日本聴導犬教会もアセスをし、素質があると思われた多くの子犬をいただきました。
写真は今、教会で頑張っているえじこ、あさひ2号、そんちゃんです。
ARK出身で、実際に今聴導犬となった子も3頭おり、聴導犬ユーザーさんの元で活躍しています。
ARKの動物たちは、野良犬や、飼い主が病気になってしまい飼えなくなった犬、虐待された犬など様々な理由でARKに来ており、中には飼い主に人が近づくだけでおびえて逃げてしまう子や吠えて鳴きやまない子もいました。精神的に傷ついた子も、保護されています。
でも、少しずつ人間になれてきており、それを里親さんが理解したうえで引き取りたいと言ってくださる方が早く見つかるといいと思いました。
エリザベス・オリバーさんの講義も実際に受けられました。
日本の動物保護の現状や、海外の保護施設を画像を交えての講義は大変勉強になりました。
イギリスでは、シェルターがあるので犬を捨てる必要がなかったり、小さいころから犬の社化ができており、リードで繋がずとも犬が飼い主の横で歩いたりというお話は日本とはまるで違い考えさせられました。
最後に、エリザベスオリバーさんはじめ、ARKのスタッフの方々やボランティアの方々、研修に行かせていただいて大変お世話になり、本当にありがとうございました。
ARKで学んだことも、生かせる様これからの学院生活一生懸命に頑張って行きたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
第4期生 小島
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