日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生ノート

(福)日本聴導犬協会付属・訓練士学校の学生によるブログです。

49.国際アシスタンスドッグinカナダ

2011-03-06 10:51:49 | Weblog

まだまだ、寒い日が続いていますね。今日の宮田村はとってもいいお天気ですが、風邪がとっても冷たいです・・・

 昨年のお話になりますが、6月の末に会長の有馬さん,MAYUMIさん、一期生の学院生さん1名の計3名で、カナダで行なわれた国際アシスタンスドッグの会議に参加をしてきました。

 みなさんは、補助犬って言葉を聞くと、初めに思い浮かぶのはきっと“盲導犬”を思い浮かべる方が多いと思います。次は、“介助犬”やボク達“聴導犬”o^・ω・^o日本での補助犬と名前のつくボク達の仲間達は、この3種類のどれかのお仕事についています。

   でも、世界にはいろいろなお仕事をしている仲間がいるんです。例えば、歩くことは出来ますが、ちょっとした段差やイスから立ち上がる時などバランスをとる ことが難しい方には、ユーザーさんの歩行のバランスを安全に保つ“バランスドッグ”という名前のお仕事をしている仲間。糖尿病の方の血糖値が下がってきた ことを伝える“糖尿病犬”。自閉症の方や、精神的なものを支える“セラピー犬”。軽度の認知症の方と一緒に行動を共にし、スーパーなどで車を止めた位置を 教えたり、薬を飲む時間になると薬を運んでくれたりと、まだまだ様々なお仕事をしている仲間がいます

  それに、日本に住んでいるボク達は、「補助犬の犬種は?」と聞かれると、ついついラブラドールを働く犬の代表として思い浮かべますよね?でも、これも日本 以外では異なるんです^・ω・^bあ、ボク達を応援してくださっているみなさまはラブラドール以外にも働いている犬種がいるって事はご存知ですよね

 先ほど、世界で活躍をしている補助犬の種類をいくつか例に挙げましたが、今回の会議にも様々な犬種が参加をしていました。きっと、日本との生活環境の違いもあると思いますが、ゴールデンレトリバーやボクサー,バランスドッグとして訓練をされているグレートデンが2頭^・ω^も会議に参加をしていました。グレートデンって補助犬として働いているの?って、ビックリされるかもしれません。でも、とっても落ち着いて、優しい目をしていてかっこよかったよ!って聞いたんだ。協会で一番大きいじん君(2才,ハウンド系のMix,介助犬訓練中)よりも大きくて、写真を撮らせてもらったんだって。

 会議に参加をさせていただくことで、いろいろな国の方と交流を持つことが出来、情報を交換することが出来ます。それに、ボク達のスタッフもお勉強をしていかないといけないので、各国の人達の考え方や犬の体・病気について、訓練の方法等いろいろなことを学ぶんだよ。

 そうそう、昨年の1029()30()31()に、兵庫県の芦屋市で第2回国際アシスタンス・ドッグ・パートナーズ会議in兵庫が行われました。国内外の補助犬ユーザーさん達が集まり、補助犬とユーザーさんのペアと間近で接することが出来ました。会長の有馬さんがプロデュースをさせていただいたので、ボク達も参加をさせていもらったよ。

 海外のユーザーさんと素晴らしい補助犬,もちろん日本の素敵なユーザーさん達の生の声を聞くことが出来ました。次回は国際アシスタンスドッグパートナーズ会議のお話しをさせていただきますね。


候補犬 だいすけ