○あわしまマリンパーク特徴
イルカの飼育に自然の海を利用している(静岡県内ではこちらだけの飼育方法)
少人数のスタッフで運営している
規模が小さい
○特徴から
|
メリット |
デメリット |
自然の海 |
自然に流れたり入ったりしてくる物で遊べるので楽しみの要素が多く、イルカのストレス軽減になる (プールで飼育されているイルカは楽しみが人間しかない) |
・ゴミ、海藻、タコや魚などエサとして管理しきれない物や誤飲の原因となる物が勝手に入ってくる ・水温コントロールが出来ないので、エサでイルカ自身の皮下脂肪を調節しなければならない |
少人数 スタッフ |
連絡や連携がとりやすい |
スタッフ一人ひとりに掛かる負担が増える |
施設の 規模 |
・手作り感のある温かい展示でお客様の関心を高める ・短時間でも施設全体を楽しむことが出来る |
迫力のある大水槽での展示などは難しい |
○イルカの飼育と訓練
●概要
・イルカ 6頭
・トレーナー 5人
●飼育
・マンツーマンでの飼育だが、万が一担当者が居ない時に体調が悪くなったりしたときのために他のスタッフにも慣れさせるようにしている
・自然の海を網で仕切って飼育
網で仕切りはイルカの相性や成長に合わせて区切られている
オスメスについては、小さいうちしか一緒に入れておくことが出来ない
・夏と冬では海の水温差は7℃もあるので、体温管理が重要
●エサ
・冷凍コンテナを1台丸ごと購入
・旬のもの、仕入れる時にとれたもので、栄養バランス、皮下脂肪を調整
体温管理に重要な要素
研修に伺ったときはサバ、ししゃも、サンマを与えていた
エサ・ご褒美 |
効果 |
備考 |
ししゃも |
強化子としても利用するので、サイズが食べ過ぎを防止でき、適度に空腹を保てる |
卵はカロリーが高くなってしまうのでオスのししゃもしか与えない |
マメアジ |
ししゃもと同様 |
|
サンマ |
旬である冬は多めに与えることで皮下脂肪を増やすことが出来る |
冬以外も量を調節してご褒美として与えている |
・今後の展望として仕入れに左右されないエサ作りも研究、試行されている
例))水ゼリーや寒天に犬用ミルクを混ぜた、時期に左右されない栄養補給
※ただし、試行にも金銭的リスクがあるので、なかなか実現まで繋がらないのが現実とのこと
※イルカは味覚よりも食感を感じる方が強いので、イルカの理想の食感づくりも大切
○訓練
●心得
・偶然は消える可能性がある
発情期は特に消える可能性がある
消えたら次の偶然を待たなければならない
しかし、一度憶えた行動は身体のどこかで憶えているもの
・成功体験に捕われすぎないようにする
・イルカが集中できない時以外は成功で訓練を終わらせる
・イルカに対して感情的になってしまったときは反省して成功へ活かす
・ムキにならない
・トレーナーは絶対に落ち着いて行動する
・イルカの気持ちに気付く努力を怠らない
・ちょっとした動きを見逃さない
・とにかく褒めて憶えさせていく
・何をさせたいのかイルカに明確に伝える
伝わると絆や信頼関係が生まれる
イルカにとっての幸せは楽しいことがたくさんであることと繁殖が出来る環境
※繁殖についてイルカはまだ技術が確立されていない
●訓練
・トレーニングは決まった場所でショーの後行う
・訓練時間はイルカの調子に合わせて考える
最初の頃は集中力が15分~20分程度
楽しく夢中に出来るよう訓練を工夫すればもっと長い時間集中させられる
一つの動作について、40分くらいあればイルカは覚えることが出来る
飽きたら訓練はやめる
・1ヶ月目標を設定し、訓練の行程を考える
(シェーピング:階段トレーニング計画)達成したら次の段階に進んで行く
・陸に顔を出しているときも水中に居るときも、基本的に手のサイン
手のサインは行動がしっかり身に付いたら覚えさせる
そうしないと曖昧なまま記憶してしまう
●訓練の段階
①人の前に止まり食べることから始める
②目を合わせさせる・上を見るのはイルカにとって不自然な動きなので慣らす
・目が合うことはトレーナーへの集中、水面から顔を出すときの高さを出すことにも繋がる
③口を閉じさせる ・口が開いたままだと噛む行動に繋がるので重要
④身体をさわる ・健康管理をする上で重要な行為
⑤道具を使っていく・ターゲットと呼ばれるあらゆる動作を憶えさせる基本的な道具や芸に使う道具
●フットタッチ
・足をターゲットにする
・パターンを変えて新鮮なトレーニングを組み合わせるための手段
パターンを変えないと、状況だけで判断して勝手な行動が出てしまう
・タッチは少しでも口を開けていたら噛むに繋がるので褒めない
●発情期の訓練
・食欲より性欲が高まり、訓練やショーに集中できなくなる
→魚だけの繋がりにせず、トレーナーがきたら楽しいことがあると思わせる努力が必要
●距離における訓練の工夫
・近場で指示を出すときの強化子は主にエサを用いる
ホイッスルも利用して音とご褒美を結びつける
・水中など、距離が出るときは金属、フリッカーでホイッスルの代わりになる
ものも教える
○トレーナーに必要な要素
・気が利くこと
何を考えているのか、動物同士の関係に気付けるか、どんな気分か、考えて臨機応変に追求していく力が必要
・柔軟に可能性を考えられる力
・見逃さない力
無理矢理やろうとしない
攻撃行動を出させないようにする
行動を決めつけない 思い込みは危険
・先輩の動きを見て憶える力
・骨格を調べ動物の動きの限界を知っていること
・とにかく体験が無いと生きた知識にならない
・常に試行→改作→追求をしていける力
○まとめ
・訓練は人のためにあるだけではなく、訓練を受ける動物のためにも繫がるということを改めて感じた。
・白井先生は、私がものすごく小さく起こした行動や発言にも気付いて下さり、そのような気付く力が、動物の変化にも気付く力に必要なのだろうと感じた。
・協会の訓練とあわしまマリンパークの訓練には無理をさせず楽しく訓練をする部分や、音とご褒美を絡めていく部分など、共通する部分がたくさんあることに驚いた。
・協会での日常業務でも感じることではあったが、どの動物に対しても、ストレスの少ない環境を作るためには、エサの管理や予め防止できる危険の回避など、人間側の大きな努力が必要だということが分かった。
・今回お話し頂いたトレーナーに必要な要素は、私たちにも必要な要素であると感じるので、頭に置いて行動していきたい。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院
第5期生 T・N
台湾からの研修生さんの2日目。
少数のスタッフで効率良く、訓練をしなければならない日本聴導犬協会 日本聴導犬・介助犬訓練士学院では、
すべての就労時間を、訓練時間と兼ねています。
① 朝の運動を兼ねたエクササイズでは、訓練を含めたエクササイズ→歩行訓練 → リコール(犬笛で呼ぶ)を組み込んでいます。
←協会犬前頭でのエクササイズ。Dr Williamは生後3か月のみなみちゃんを抱っこしてエクサ サイズを見られました
② 犬の食事時間を使って、音への鈍化を図る
③ 犬たちは、食後の休息 スタッフは床拭きや洗濯物干し
④ 一部の協会犬は歩行訓練。介助犬候補は車いすでの歩行訓練
⑤ お昼の用意をしながらの音や介助犬訓練
⑥ 昼食後は、音の訓練と介助犬訓練
⑦ 協会施設内または近辺での歩行訓練ができた子は、スーパーへの買い物訓練
⑧ 上級犬のさまざまな場所、事務仕事を兼ねて、聴導訓練とか。
⑨ そうじをしながらの歩行訓練
⑩ 訓練レポートを書く
となっています。 ⑩の時間の合間で、訓練理論を勉強します。
これらの訓練スケジュールを行います。研修生さんのご感想はどうでしたでしょう?
みなさま こんにちは。「日本聴導犬・介助犬訓練師学院 第4期生」の岡田です。
まだまだ寒いですが暦の上では立春を迎え嬉しく感じております。
皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
2月2日に私たち「日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期生」の卒業式。そして、「第5期生」の入学式が行われました。
4社の取材も見えられ、ケーブルテレビさんの撮影を受けながら、学院生はおのおの訓練犬を繋ぎながらの式典となりました。一緒に出席した訓練犬は、第4期生で訓練した子たちになります。
同期の伊藤さんは「わんちゃん」、奥嶋さんは「でんくん」、私は「えじこちゃん」でした。式典中、私たちは椅子に座り、席の隣に置かれた犬用ベッドで訓練犬たちは1頭1頭お利口にいることができました。
森本学院長、ソーシャライザーの矢野様、ボランティアの松下ママ。気賀澤様。久保村様もご来賓として出席してくださり、あたたかなご祝辞を頂くことができました。人生の大先輩からのご祝辞は、これからの私たちのためになるアドバイスで本当に素敵な方々と一緒に、1年間を過ごさせていただいたことが嬉しく感謝の気持ちでいっぱいになりました。
その後、卒業証書と准訓練士資格の授与、卒業生代表(岡田)からのご挨拶と続きました。新潟からお出ましくださいましたユーザーのK様よりご祝辞と折り紙で作った百合の花を1輪ずついただきました。
学院生を思いながら、ひとつひとつ作ってくださったことにとても嬉しく思いました。
そして、有馬もと副学院長、矢澤訓練主任よりもご応援のお言葉を頂き、1年間を振り返り、涙ぐむ場面もございました。有馬福学院長からは
「みなさま、これから進むべき道は異なりますが、どの方も新しい職場や環境で、『大変』と感じることが多くなると思います。でも、『大変』というの『大きく変わる』ということです。『ああ、大変!大変!』と思われるような時に、『私は大きく変わるんだ』と思われれば、大変さも励みに変えられるでしょう。この1年間に学んだこと、多くの方々に支えられ、教えていただいたことを生かして、各々の道で『るんるん』と、がんばってくださいね」のお言葉をいただきました。
続いては、「日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第5期生」の入学式です。
第5期生は3名の入学予定ですが、2名での入学式となりました。
1年前の私たちのように、みなさまより入学のご祝辞を頂き、これからの学院生活に心弾ませていらしたのではないでしょうか。第4期生より、新入生へ学院のユニフォームと特製リードなどの贈呈品をお渡しし、式の第2部を終えました。
みなさま、第4期生のお持ちより手料理で、ステキなお昼を頂きながらの第3部。
第3部は卒業発表になります。
卒業生3名によるデモストレーションと卒業発表をご覧いただきました。
デモストレーションは、えじこちゃんと一緒に①「タイマーの音を教える」、②「呼び鈴の音を教える」、③「離れた人を呼んでくる」を卒業生1人1つのデモをさせていただきました。
えじこちゃんは、まだ訓練中の犬でしたので成功体験をつませるためにご褒美を使わせていただきました。
ご来賓の中で、えじこちゃんは不安があるのかと思いきや取材に来てくださったケーブルテレビのカメラマンの方に愛敬を振りまいていたりと、余裕の表情。
デモは、ゆっくりですがしっかりタッチと音源まで導いてくれました。
そして、卒業発表では、初めに伊藤さんの介助犬の基礎訓練動作。次に私の聴導犬候補犬(たんたん{子犬})の成長記録、最後に奥嶋さんの聴導犬わんちゃんの社会化について発表させていただき発表していない他の学院生がユーザーさんへ手話で発表内容をご説明しながら15分ずつ程度 パワーポイントにて説明させていただきました。
私たちが数カ月かかって一生懸命作成した研究発表を、みなさま興味深く聞いてくださり、最後にはPro-Dog School事務局の気賀澤様から春らしいピンクのチューリップが入った花束を一人一人にくださり、とても嬉しかったです。
このたびは、とても素敵な卒業式・入学式をありがとうございました。
ご出席いただけませんでした学院関係者のみなさまにも厚く御礼を申し上げたく、式典での私のご挨拶をブログに記載させていただきたいと思います。
▼卒業生代表より
「私は、日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期生の岡田と申します。
この場をお借りして、ご指導くださいましたスタッフ、ボタンティアの皆様から頂いたご温情に対して御例を申し上げます。
私たちは1年間、聴導犬と介助犬の訓練、障がい者支援について学ばせていただきました。実践的な補助犬訓練士学院として、職場と学院が同設されている事もあり、補助犬育成団体が行わなくてはならない業務も間近に拝見できました。
これまで学ぶ機会のなかった、社会人としての礼儀作法や言葉遣い、お礼状などの書き方なども学ばせていただきました。1年の間には、台湾の大学での聴導犬育成について研修に行ったものもおります。高円宮妃殿下に聴導犬をご高覧いただく機会もいただくこともできました。国際アシスタンスドッグ協会が実施する国際認定試験もまじかに拝見できました。その後、バルセロナで行われた国際アシスタンスドッグ協会の総会に私は出席し、国際認定の授与式にも同席させていただきました。一番緊張したことは、卒業試験の実践試験です。ユーザーの認定試験同様に、バス30分。電車40分。飲食店、スーパーへの同伴など、高度な服従訓練と犬たちへの管理能力を審査されました。3名ともが異常な緊張感のあまり、第1回目は途中で中止となりました。ショックでした。第2回目は、「るんるんして試験を受けましょう!」を合言葉に、3名ともが電車同伴やバス同伴を楽しみながらできたことで、3名が共に合格できました。
「候補犬達は先生」が(福)日本聴導犬協会の教えです。
この1年間。候補犬達から「できない時には理由がある」「犬たちからの表情や体の動きで心を読む」「犬に成功体験をつませるのは訓練士」ということを学ばせていただきました。
そして、訓練を行う上で大切なことは犬たちを信じること自分たちがどれだけ犬たちの仕草でどのような心理状態なのか理解し、ストレスを与えずにコントロールできるか。そして沢山の成功体験を犬たちに積ませ自信をつけさせること。私たちが成功を目指すのではなく、いかに犬たちに成功させてあげるかということを、一番に考え訓練しなければならないことを学びました。これから3人それぞれ別の道を進みますが、学院での生活はこれからの人生に生かしてまいります。
改めて、皆様に感謝の意を表します。ありがとうございました。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期生
岡田 彩子
みなさま お世話になっております。
「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」第4期生の岡田と申します。
駒 ケ岳も色づいて秋らしくなって参りました。
急に寒くなりましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
い つもみなさまの温かいご支援とご協力を賜り誠にありがとうございます。
みなさまのお力添えを賜りまして、(福)日本聴導犬協会は創設16年目の2012年 に、創設15周年式典を宮田村の協会にて開かせていただきました。
10月6日 秋晴れの中、1時半より協会内の訓練ホールにて、式典を行いみなさまより心温かい祝辞や花束をy頂 きま した。
そ の際に協会のユーザー様、学院生もみなさまに紹介させていただきました。
式典のプログラムには入っておりませんでしたが、サプライズということで、ここまで協会の発起人である有馬会長とMAYUMI トレー ニング・マネージャー。そして、初代デモ犬のタカちゃんとクロちゃんへの感謝の気持ちを込めてケーキとプレゼントをお渡しさせていただきまし た。だいすけ君も下で、ケーキを喜んで見上げています。
お二人は、本当に驚かれたと思いましが、これまでの苦労をご存じの方々が涙ぐむ感動のひと時でした。
ご来賓の宮田村清水村長様、森本尚武 日本聴導犬・介助犬訓練士学院長、お集まりになられた5名のユーザーの代表として、全日本聴導犬ユーザーの会の会長 岸本宗也様、淑子様が祝辞をくださいまし た。お 言葉ひとつひとつがあたたかく、(福)日本聴導犬協会を応援してくださるものでした。
式典が終わるとガーデン・パーティーの始まりです。
(福)日本聴導犬協会の式典のために松本でレストラン「どんぐり」を経営されている浅田シェフが料理(ハ ン バーガー、おそば、デザートなど)でおもてなしをしてくださいました。見たことのないドリンク・サーバー(クリアな筒状の細長いサー バー)までお持ちいただき、その驚きの高さでみなさま びっくりしておられました。
日本GEの聴導犬支援チームのみなさまが、ご祝儀への領収書の作成やお客様の接待など、協会のスタッフ並み? い えい え。それ以上に活躍してくださいました。学院生は、カルビだ、ロースだ。七面鳥だとバーベキューに専念。Pro-Dog Schoolのボランティアさんとスタッフは、地元や出身地の食べ物をみなさ まにお薦めいたしました。お手伝いのみなさま、本当にありがとうございました。
パー ティのあい間に、ホールにて「ふじちゃん」で聴導犬のデモストレーションをさせていただきました。ご来訪をいただきましたスポンサー の 方々にも、ふじちゃんの訓練の様子をお見せすることができ、成長の過程をご高覧いただくことができました。
野外ではご来賓くださいました「大阪ソロプチミスト様」「大阪コミュニケーションアート専門学校様」「地元のライオンズ様」「JAM甲信様」など、長きに渡ってお支援をいただいているみなさまよりご祝辞を賜りまして、とても賑やかで楽し い パーティーとなりました。
こ の日は、中央道の大事故による大渋滞で、ご迷惑をおかけしたのですが、ご支援者の横浜のM様、(福)日本聴導犬協会応援団長の山根一眞様、お世話になっている小林税理士様などが続々、そしてお疲れで 到着くださいました。道中をとても心配していただけに、お姿を拝見してホッといたしました。
最後は、全員で記念写真を撮影いたしました。
沢山の協会犬たちと一緒の記念撮影だったのですが、正面を向いての撮影が難しいくカメラに背を向け、お客様に見入っている協会犬が多 かった です。シャッターチャンスとしては、残念でしたが、楽しい、嬉しい思い出です。
みなさま、お忙しい中お越しくださいましてありがとうございました。
次回は、2015年~2016年 に創設20周年念式典をさせていただきます。
その折には、みなさまに沢山のすばらしいご報告ができますよう日々を過ごしてまいります。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期生 岡田
15周年記念式典の様子は、下記のURLをクリックしてご覧ください。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生の伊藤と申します。 まだまだ暑い日が続いておりますが、 いかがお過ごしでしょうか。 さて、今回は軽井沢にて8月3日4日に 行われましたガーデンチャリティーバザーに参加させていただいた事について書かせていただきたいと思います。 このバザーは日本聴導犬協会ご支援のS様をはじめ、毎年たくさんの方々がバザーに参加してくださり、 今年ですでに8回目になりました。 毎年のバザーの売上は 日本聴導犬協会へのご寄付と、軽井沢の小学校向けのデモンストレーションの費用として、ご支援をいただいております。 また、デモンストレーションの 時間も設けていただき、 あきちゃん(♂)、ふじちゃん(♀)で デモンストレーションをやらせて いただきました。 ふじちゃんはまだ訓練中ですが、 タッチも上手にでき、しっかりと 音の元まで導く事ができました。 あきちゃんはというと… さすがベテラン!完璧なデモを 見せてくれました。 たくさんの方々にデモを ご覧いただき、少し緊張もしましたが、あたたかな拍手やご声援を いただき、あきちゃんやふじちゃんに とってもすごく自信に繋がったと思いますし、学院で勉強中の私にとってもすごく貴重な時間となり、自信に繋がりました。 デモ終了後もユーザー希望の方、 これからご支援をくださる方、 また、他にもたくさんの方々が お声をかけてくださり、心から とても嬉しく思いました。 このバザーで、少しでも多くの方々に聴導犬を知っていただき、 また、それを少しでも多くの方々に 伝えていっていただければ とても嬉しく思います この2日間は私にとって、支援してくださる方々との時間は、すごく貴重であり、とても心温まる2日間となりました。 S様をはじめ、バザー関係者のみなさま、またバザーに足を運んでくださったみなさま、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。 これからも日本聴導犬協会へのご支援ををよろしくお願い申し上げます。 日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期生・伊藤
皆様、お久しぶりです。だいすけです
来月、8月3日(金),4日(土)に軽井沢の第8回ガーデンチャリティーバザーに今年も参加をさせて頂くことになりました。
協会スタッフ、ボク達と一緒に、学院生さんも同行をします。
デモンストレーションも行います。皆様、ご都合がつきましたら是非ボク達に会いに来てください
バザーの売り上げは日本聴導犬協会への寄付と軽井沢の小・中学校への聴導犬のデモンストレーションの費用として、プレゼントされます。
詳細は下記をご覧ください。
【 日時 】 8月3日(金)・4日(土)
10:00~17:00(4日は16:00まで)
≪デモンストレーション≫3日・4日 13:30~
【 会場 】 立ち寄りの湯 軽井沢千ヶ滝温泉
問合せ先:0267-45-0531 塩沢様
準教授 だいすけ
みなさま、はじめまして! 日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生の伊藤 と申します。
よろしくお願い致します。
5月21日(土)に、盲導犬 ユーザーの前野弘美先生をお招きし、盲導犬クールちゃん(ラブラドー ル・8歳)と共に講義 をしていただきました。
視覚障害の方は、目が不自由と言っても、様々な症状の方がおり、全く見えない方、見えにくい方、明るいところが見 えない方、暗いところが見えない方、また、小さな文字が見えても大きな文字は見えない方など、障害によって様々な見え方があるそうで す。
同じ視覚障がいといっても、例えば、レストランなどに行き、空いている席を探すことはできても、メニューを渡され ても文字を読むことが難しかったり、視野が極端に狭い障害を持たれている方は、空いている席を探すことは難しいが、メニューの文字を 読むことはできるなど、見え方は本当に様々なため、周りからの誤解を招くことがよくあるということをお聞きしました。
また、今日は実際に障害物を並べてクールちゃんと一緒に歩いていただきましたが、障害物をしっかりと避けて歩いて おり、障害物の間の間隔が狭いと判断すると前野先生が、前に進む指示を出してもその場で止まって「危ない」という事をしっかりと前野 先生に教えていました。
これが盲導犬の仕事の1つなのです が、間近で見させていただいたのは初めてでしたので、とても感心をいたしました。
今日は、普段ではなかなか聞くことができないようなお話や体験談をお聞きすることができ、とても光栄に思い、貴重 な時間を過ごさせていただきましたことをとても嬉しく思っております。 前野先生、クールちゃん、お忙しい中、素晴らしい講義をして いただき、本当にありがとうございました。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期生 伊藤
みなさま、お久しぶりです
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 準教授のだいすけです。
新しい生活の始まる4月ですね!新入学、新社会人のみなさま、おめでとうございます
今年も協会では、みなさまより一足早く、新しい春がきました。2月2日(木)、日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」の第3期生の卒業式と第4期生の入学式が行われました。
1年間、ボク達と仲良くお勉強をして下さった学院生さん達とのお別れは少しさみしいので、ボクは、卒業式はちょっと苦手かな・・・ボクは...卒業式で泣いてなんかいないよ^・ω;^お別れするのはさみしいけれど、学院で学んだことを生かして、外で活躍をしてくれている学院生さん達もいて、そのお話を聞くととってもうれしんだ!協会で一緒にいても、卒業をしても、みんな、一緒にがんばろうね!それに、さみしいって思っている暇はないんです。すぐに、ピッカピカの一年生の学院生さん達が緊張をして学院に入って来てくれます。
もう、このブログでもお話をしてくれているかたもいますが、今年は、4名の学院生さんが入学をしました。高校を卒業してすぐの方から社会経験をされた方まで、年齢も生活をしてきた場所もバラバラです。きっと、24時間ボク達と一緒にいたり、みなさまの様なご支援をくださる方々にお会いしたり、お話を聞いて、授業以外でもたくさんの事を感じて、お勉強をしていってくれると思います。ボクも学院の准教授(ボクが勝手に言ってるだけですが・・・)として、新しい学院生さん達ともまた一緒に訓練をしたりして色々な事を学んでいけたらいいな
一年生は、学院生さん達だけではありません。ボク達も候補犬としての一年生がありました。ボクは、今では立派??にデモンストレーション犬として活躍をしていますが、こうしてデモンストレーションが出来るようになったのもソーシャライザーさんが愛情いっぱいに育ててくれたり、パピークラスで経験を積んだりしたからなんです。
1月のパピークラスでは、新・家族にお嫁に行ったつきちゃんのママの案内で、六本木を歩きました。あいにくの雨の予報でしたが、パピークラス中は雨に降られることなく、無事に終える事が出来ました。
そうそう、パピークラスはね、ボク達協会犬の為だけの場ではないんだよ。お嫁やお婿入りさせてもらったボク達の懐かしい兄弟達に会える場でもあるんだ^*-ω-*^
今回は、新・家族にお嫁入りをしたワイマナラーのつきちゃん,ボーダーコリーMixのおん兄ちゃん,日本犬Mixのあづまちゃんもパピークラスに参加してくれました久しぶりに会ったみんなは、新しいお父さんやお母さん達にい~っぱいの愛情をもらっていてとっても幸せそうな顔をしていましたでもね、新・家族に行ったお家のお父さんやお母さんが一番なんだけど、ボク達にはたくさんのお母さん,お父さんがいるので、パピークラスで久しぶりに会ったりすると懐かしくて、すごくうれしくなっちゃうんだ。もちろん、今の家族が一番で、とっても幸せだから、いっぱい喜んでもさみしく思ったりしないでね。ボク達の兄弟を幸せにしてくれて、ありがとう^・ω・^
今回のパピークラスは、ソーシャライザーさん、新・家族の皆さん、ご支援をして下さる企業の方が参加をしてくださって、合計30人と17頭で行いました。約1時間ほど六本木を歩き、その後、愛犬同伴可のお店でランチを食べました。ボク達もね、初めは補助犬ではなく候補犬だから、ドッグカフェなどで経験を積んでいくんだよ。今回の一番さんは、パピーさんなのに食事中、とっても落ち着いていたでん君(ゴールデンドゥードル,5ヵ月)かな?1カ月ぶりに会ったら20kgになっていてびっくりしたよ!でも、落ち着いて歩行をしていました。
歩行でとっても元気だったのは、せい君(ダックスとウエスティのMix,5ヵ月)とのぶ君(ダックスとウエスティのMix,5ヵ月)。食事中は、のぶ君だけとっても元気でした・・・^・ω・;^ママのすみちゃん(ダックスとウエスティのMix,1才)は、歩行も食事中もさすがママっていう落ち着きだったよ。食事中、意外な落ち着きを見せていたのは、こうちゃん(甲斐犬Mix,1才)。テーブルについて、少したったらきちんと敷物の上で伏せをして食事が終わるまでじっとしていました。
他の子達もみんな、食事中に何かを欲しがることもなく、テーブルの下でマナー良くしていました。お店の店員さんからも、「こんなに大人しいと思いませんでした。」とか、「食べ物を欲しがったりしないんですね。」と、おほめのお言葉もいただきました^・ω・^ボク達、とっても元気だけど、やる時はしっかりやるんだよ。えらいでしょ?
これからも、補助犬として働いても、新・家族としてお嫁入り・お婿入りする兄妹達が、みなさまからマナーが良いねって言われるように、訓練をがんばります^・ω・^みなさまも、どこかでボク達が社会化をしている場所に遭遇したら、あたたかく見守って下さい。
準教授 だいすけ
どうも初めまして(^○^)
私は日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生の奥嶋と申します。
現在4期生は4名います。
そこで私を覚えていただけるよう、軽く自己紹介をしたいと思います。
〇性別 女
〇年齢 18歳
〇出身地 大分県
〇好きな食べ物 ソフトクリーム
普通科の高校を卒業したばかりなので
犬や福祉についての知識はゼロに近いですので
学院生生活が新鮮で充実しております(^^)/
さて、今回は今日のお散歩の様子をご紹介したいと思います。
今日最初にお散歩に行ったのはこの子たちです(^_-)
カメラ目線がふじちゃん、そっぽ向いているのがきちちゃんです。
片手に一頭ずつ持ちお散歩に行きました。が、
今回はただのお散歩ではありません!
『近くの動物病院のポストにお手紙を投函する』という使命を与えられました。
入学して1ヵ月半の私ですが、行ったことのない場所へ
候補犬と一緒に行くということにドキドキいたしました。
途中工事をしており、大きなショベルカーが真横を動いましたが
さすが候補犬です。
怖がったり、吠えたり、毛がさかだったりなどはありませんでした。
このように私たちは普通にお散歩をしながら
犬の反応や態度、ボディランゲージから犬それぞれの得意と苦手を
読み取れるように観察しながらお散歩しております。
そうこうしているうちに…
到着しました。意外とわかりやすい。
無事お手紙をポストに投函し、使命は果たされました。
そして無事学院に帰りました。
しかし、お散歩はまだまだ続きます(^_^)/
次はこの2頭のお散歩です。
カメラ目線のあさひ2号ちゃんと、そっぽを向いているわんちゃんです。
この2頭のお散歩は普段通りにいたしました。
少人数で遊んでいる子どもたちがいれば、目で追う程度の興味を示し
車通りが多い歩道にでてみると、車の騒音がうるさいのか
あさひ2号ちゃんはほとんど耳を伏せたままでした。
後は何事もなく無事帰りました。
お散歩は終了です(*^_^*)
たかがお散歩ですが、私たち(訓練士の卵)が観察力を養うためには
大切な訓練だと思います。
これから、自分自身がもっと成長できるように
ひとつひとつの動作の意味を考えながら行動していこうと思います。
みなさまには今後、暖かく見守っていてくださったら幸いです。
あさひ2号ちゃんでお別れです(^^)/~~~
次は誰の日記でしょうか楽しみです!
ご高覧ありがとうございました。
訓練士学院第4期生 奥嶋
じん君は、介助犬デモンストレーション犬と、日本聴導犬・介助犬訓練士学院第
1期生の卒業生で現在スタッフのSさんのデモンストレーション。
じん君は、山に置き去りにされた猟犬。猟犬のおちこぼれで、狩猟能力と本能が
弱いことから、介助犬のデモンストレーション犬をしてもらってます。
今日はスポンサー様のご来訪で、デモンストレーションをご披露しました。
本来、じん君のようなハウンド系は、犬辞典でも、「家庭犬に向かない」「複雑
な訓練は難しい」などの説明がついていますが、ご説明のとおり「猟 犬」には
向かない子なので、介助犬訓練大好き。人に拍手をされるの大好きな子です
じん君のデモンストレーションは、
Youtubehttp://www.youtube.com/watch?v=olufyg0oM3Uでご覧いただけます
代表犬だいすけです。相棒がいるってことは良いことうれしいことです。ボクの相棒は有馬さんなんだ。
有馬副学院長は、聴導犬の資料や本を創るのに、マンガ家の上原麻美さんと何回かお仕事をさせていただいております。今回は「『マンガ』でわかる聴導犬」(明石書店)を2012年1月に発行 できましたが、それも、上原さんとのコラボになりました。ボクももっともっと聴導犬を普及するために、聴導犬に関するマンガと解説での図書を出してほしいとずーーと思っていました。
有馬副学院長は、3年前に、福祉図書の専門出版社である明石書店にご相談に行き、幸運にも発行が決まりました。
でも、文章の書き直しやマンガ家の上原麻美さんが沖縄に住んでいることもって、打ち合わせがなかなかできず、今年になっての発行になりました。明石書店の編集の方にはたいへん、ご迷惑をかけてしまいました。
聴導犬は、補助犬の中でもっとも認知度が低く、ユーザーとなる聴覚障がいのある方にも、その必要性が理解しにくい補助犬といわれています。特に生まれつき耳が不自由な方に「音」を教える補助犬とご説明しても、 「音」自体が想像しにくく、「『音』を教える」犬という説明では聴導犬の働きがよくわからないという耳の不自由な方もいます。
不思議なのは、日本より1年遅れてスタートした英国では、1500頭が活動しているといわれているにもかかわらず、1981年から育成が開始された日本では、これまでに60頭(現役の認 定聴導犬は30頭)くらいが育成されただけになります。
数が増えない普及状況をなんとかしたいと考え、目で見て、もっとわかりやすい「マンガ」で、それも、聴導犬まつ君のユーザーでもある上原さんが体験談を織り交ぜて描いているので、とても実感のある内容になっています。聴導犬まつ君は、上山田温泉で徘徊していたところを、長野保健所に捕獲され、日本聴導犬協会の理解者である松本さんが、保健所職員であったことから選ばせていただいた候補犬になります。
松本さんは、現在、(福)日本聴導犬協会の理事をしていただいていますが、たくさんの候補犬を伊那保健所や長野保健所から選ばせていただきました。
そのまつ君が、沖縄・九州地区初の聴導犬となれたことで、上原さんとの生活をしています。上原さんと聴導犬まつ君とのハッピー・ウェイブ(幸せの波)を通して、ユーザーさんがどんどん増えていくことを確信しています。 ※聴導犬まつ君の生い立ちや訓練をもっと知りたい方は、http://comichan.com/flash/matu.htmlでも、見られ ます。
」
(この原文は、JA長野発行「る~らる」に連載されたものです)
準教授 だいすけ
訓練士学院4期生の岡田と申します。
学院に入学して早3週間。
最初は犬の名前や食事・体調管理、雑務を覚えるのに追われていましたが、
今は歩行訓練、介助犬の基本訓練も学びながら日ごろの犬の行動を観察し犬との絆を作れるよう努力しています。
3月10日には、東京八王子にてパピー・ソーシャライズ(子犬社会化)プログラムが開かれ、目黒区からいらしてくださいましたボランティアさんたちと協会の子犬たちが八王子駅付近を一緒に歩いてスターバックスのテラスでお茶をしたり、歩道橋のエレベーターに乗ったりと協会内では出来ない経験をさせていただきました。
色んな人、環境に慣らす事は子犬の将来に、とても大切なことなので今回参加してくださったボランティアさん、温かく見守ってくださった八王子の皆様に大感謝です。
3月16日には、聴導犬をサポートしてくださっている日本GE様の社屋にて Kids’Dayに参加された社員のみなさまとご家族に、聴導犬のデモストレーションとふれあいをさせていただきました。
さまざまな国籍の方がみえられ、終始英語でしたが笑いがあふれており、とても楽しい時間を過させていただきました。
ありがとうございました。
この写真は移動中車内の犬達の様子です。
車酔いもなくリラックスして寝ております
2012年2月に入学する 第4期生が入学されました。授業は1年間で、ちゃ んと講義のレポートを提出し、年数回の訓練試験にも合格すると(福)日本聴導犬協会から准訓練士資格が授与されます。
学院では、目線をユーザーさんとボクたち補助犬に合わせた訓練をしています。例えば、補助犬はユーザーさんの日常生活のすべての場面に組入れられるので、訓練士の卵となる学院生は腰に候補犬をつなぎ、自分の体の動きに犬たちが自然に合わせるような訓練をするんです。見た目は奇妙ですが、いちいち指示や命令をしなくても、人の行動に合わせられるようにボクたちを育てることが訓練士の役割なんです。
1日に何度か、協会犬同士で遊んだり、フリーランの場所で走りまわったりできるけど、一般的にフラフラ散歩といわれる時間はボクたちにはないんです。ボクたち補助犬候補犬では、協会から1歩出たとたん、きちんと人の横について歩かなくてはなりません。訓練に協力してくださる宮田村村民会館→JA宮田店などの最寄スーパー→車で駒ヶ根か伊那へ行って、 伊那バスに乗り→その後に飲食店で訓練士が休憩する場でマナー良く待ち→車で帰ってくるというのが、訓練コースなんです。各地の学校などから研修を目的に来てくれる若者たちも、ビックリするほど1日中、訓練なんですよ。でも、これってユーザーさんにとっては日常の生活で買い物に行ったときには普通のパターンでしょ?
訓練士は、補助犬ユーザーさんがどうやって生活しているか。何を望んでい るか。それらの行動が、ボクたち犬の視線や体高からは、どう映ってどう感じられるのかなどを想定して、訓練方法を創っていかなければならないんだ。
訓練士は海外では「アーティスト」または「クリエーター」と呼ばれるほ ど、想像力が必要なんだって。
ボクたちは元捨て犬だけど、600頭に1頭の割合で補助犬に育てられます。その育て方は家庭犬とは違うかもしれないけど、協会のスタッフやボランティア、学院生から愛情をいっぱいかけられて育ってます。それが一番大事なことかな。
ボクたちを補助犬に育てて、障がいのある方の幸せのお手伝いをしたいと思 われる第5期の入学生をお待ちしております。
準教授 だいすけ