日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生ノート

(福)日本聴導犬協会付属・訓練士学校の学生によるブログです。

普段のお散歩です。 

2012-03-24 23:09:12 | Weblog

どうも初めまして(^○^)

 

私は日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生の奥嶋と申します。

現在4期生は4名います。

そこで私を覚えていただけるよう、軽く自己紹介をしたいと思います。

〇性別 女

〇年齢 18歳

〇出身地 大分県

〇好きな食べ物 ソフトクリーム

普通科の高校を卒業したばかりなので

犬や福祉についての知識はゼロに近いですので

学院生生活が新鮮で充実しております(^^)/

 

 

さて、今回は今日のお散歩の様子をご紹介したいと思います。

今日最初にお散歩に行ったのはこの子たちです(^_-)

 

カメラ目線がふじちゃん、そっぽ向いているのがきちちゃんです。

 

片手に一頭ずつ持ちお散歩に行きました。が、

今回はただのお散歩ではありません!

『近くの動物病院のポストにお手紙を投函する』という使命を与えられました。

 

入学して1ヵ月半の私ですが、行ったことのない場所へ

候補犬と一緒に行くということにドキドキいたしました。

途中工事をしており、大きなショベルカーが真横を動いましたが

さすが候補犬です。

怖がったり、吠えたり、毛がさかだったりなどはありませんでした。

このように私たちは普通にお散歩をしながら

犬の反応や態度、ボディランゲージから犬それぞれの得意と苦手を

読み取れるように観察しながらお散歩しております。

 

 

そうこうしているうちに…

 

到着しました。意外とわかりやすい。

無事お手紙をポストに投函し、使命は果たされました。
そして無事学院に帰りました。

 

 

しかし、お散歩はまだまだ続きます(^_^)/

次はこの2頭のお散歩です。

 

カメラ目線のあさひ2号ちゃんと、そっぽを向いているわんちゃんです。

 

この2頭のお散歩は普段通りにいたしました。

少人数で遊んでいる子どもたちがいれば、目で追う程度の興味を示し

車通りが多い歩道にでてみると、車の騒音がうるさいのか

あさひ2号ちゃんはほとんど耳を伏せたままでした。

 

後は何事もなく無事帰りました。

お散歩は終了です(*^_^*)

 

たかがお散歩ですが、私たち(訓練士の卵)が観察力を養うためには

大切な訓練だと思います。

 

 

これから、自分自身がもっと成長できるように

ひとつひとつの動作の意味を考えながら行動していこうと思います。

 

みなさまには今後、暖かく見守っていてくださったら幸いです。

 

あさひ2号ちゃんでお別れです(^^)/~~~

次は誰の日記でしょうか楽しみです!

 

ご高覧ありがとうございました。

 

 

訓練士学院第4期生 奥嶋 

 

 

 

 

 


70.「日本聴導犬・介助犬訓練士学院第1期卒業生による介助犬デモンストレーション」

2012-03-22 01:53:40 | Weblog

じん君は、介助犬デモンストレーション犬と、日本聴導犬・介助犬訓練士学院第
1期生の卒業生で現在スタッフのSさんのデモンストレーション。
じん君は、山に置き去りにされた猟犬。猟犬のおちこぼれで、狩猟能力と本能が
弱いことから、介助犬のデモンストレーション犬をしてもらってます。
今日はスポンサー様のご来訪で、デモンストレーションをご披露しました。

本来、じん君のようなハウンド系は、犬辞典でも、「家庭犬に向かない」「複雑
な訓練は難しい」などの説明がついていますが、ご説明のとおり「猟 犬」には

向かない子なので、介助犬訓練大好き。人に拍手をされるの大好きな子です
じん君のデモンストレーションは、
Youtubehttp://www.youtube.com/watch?v=olufyg0oM3Uでご覧いただけます


69.「有馬もと副学院長が、聴導犬ユーザーの上原麻美さんと聴導犬解説書「マンガでわかる聴導犬」を発行

2012-03-21 10:33:10 | Weblog

 代表犬だいすけです。相棒がいるってことは良いことうれしいことです。ボクの相棒は有馬さんなんだ。

有馬副学院長は、聴導犬の資料や本を創るのに、マンガ家の上原麻美さんと何回かお仕事をさせていただいております。今回は「『マンガ』でわかる聴導犬」(明石書店)を2012年1月に発行 できましたが、それも、上原さんとのコラボになりました。ボクももっともっと聴導犬を普及するために、聴導犬に関するマンガと解説での図書を出してほしいとずーーと思っていました。                                                                                      
                                                                                               
 有馬副学院長は、3年前に、福祉図書の専門出版社である明石書店にご相談に行き、幸運にも発行が決まりました。

でも、文章の書き直しやマンガ家の上原麻美さんが沖縄に住んでいることもって、打ち合わせがなかなかできず、今年になっての発行になりました。明石書店の編集の方にはたいへん、ご迷惑をかけてしまいました。

聴導犬は、補助犬の中でもっとも認知度が低く、ユーザーとなる聴覚障がいのある方にも、その必要性が理解しにくい補助犬といわれています。特に生まれつき耳が不自由な方に「音」を教える補助犬とご説明しても、 「音」自体が想像しにくく、「『音』を教える」犬という説明では聴導犬の働きがよくわからないという耳の不自由な方もいます。

不思議なのは、日本より1年遅れてスタートした英国では、1500頭が活動しているといわれているにもかかわらず、1981年から育成が開始された日本では、これまでに60頭(現役の認 定聴導犬は30頭)くらいが育成されただけになります。

 数が増えない普及状況をなんとかしたいと考え、目で見て、もっとわかりやすい「マンガ」で、それも、聴導犬まつ君のユーザーでもある上原さんが体験談を織り交ぜて描いているので、とても実感のある内容になっています。聴導犬まつ君は、上山田温泉で徘徊していたところを、長野保健所に捕獲され、日本聴導犬協会の理解者である松本さんが、保健所職員であったことから選ばせていただいた候補犬になります。

 松本さんは、現在、(福)日本聴導犬協会の理事をしていただいていますが、たくさんの候補犬を伊那保健所や長野保健所から選ばせていただきました。

 そのまつ君が、沖縄・九州地区初の聴導犬となれたことで、上原さんとの生活をしています。上原さんと聴導犬まつ君とのハッピー・ウェイブ(幸せの波)を通して、ユーザーさんがどんどん増えていくことを確信しています。 ※聴導犬まつ君の生い立ちや訓練をもっと知りたい方は、http://comichan.com/flash/matu.htmlでも、見られ ます。

(この原文は、JA長野発行「る~らる」に連載されたものです)

準教授 だいすけ


68.最近の活動 in 東京

2012-03-20 15:35:01 | Weblog
皆さん 始めまして! 

訓練士学院4期生の岡田と申します。

学院に入学して早3週間。

最初は犬の名前や食事・体調管理、雑務を覚えるのに追われていましたが、

今は歩行訓練、介助犬の基本訓練も学びながら日ごろの犬の行動を観察し犬との絆を作れるよう努力しています。



3月10日には、東京八王子にてパピー・ソーシャライズ(子犬社会化)プログラムが開かれ、目黒区からいらしてくださいましたボランティアさんたちと協会の子犬たちが八王子駅付近を一緒に歩いてスターバックスのテラスでお茶をしたり、歩道橋のエレベーターに乗ったりと協会内では出来ない経験をさせていただきました。

色んな人、環境に慣らす事は子犬の将来に、とても大切なことなので今回参加してくださったボランティアさん、温かく見守ってくださった八王子の皆様に大感謝です。



3月16日には、聴導犬をサポートしてくださっている日本GE様の社屋にて Kids’Dayに参加された社員のみなさまとご家族に、聴導犬のデモストレーションとふれあいをさせていただきました。

さまざまな国籍の方がみえられ、終始英語でしたが笑いがあふれており、とても楽しい時間を過させていただきました。

ありがとうございました。



この写真は移動中車内の犬達の様子です。

車酔いもなくリラックスして寝ております


67.第4期 協会付属「日本聴導犬・介助犬訓練士学 院」が入学されました

2012-03-20 14:18:07 | Weblog
ボク(代表犬だいすけ)の協会では、日本で初めてアカデミカルな講義を取り入れた日本聴導犬協会付属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」(以後学院)を2009年2月に開校しました。
 2012年2月に入学する 第4期生が入学されました。授業は1年間で、ちゃ んと講義のレポートを提出し、年数回の訓練試験にも合格すると(福)日本聴導犬協会から准訓練士資格が授与されます。
 学院では、目線をユーザーさんとボクたち補助犬に合わせた訓練をしています。例えば、補助犬はユーザーさんの日常生活のすべての場面に組入れられるので、訓練士の卵となる学院生は腰に候補犬をつなぎ、自分の体の動きに犬たちが自然に合わせるような訓練をするんです。見た目は奇妙ですが、いちいち指示や命令をしなくても、人の行動に合わせられるようにボクたちを育てることが訓練士の役割なんです。

 1日に何度か、協会犬同士で遊んだり、フリーランの場所で走りまわったりできるけど、一般的にフラフラ散歩といわれる時間はボクたちにはないんです。ボクたち補助犬候補犬では、協会から1歩出たとたん、きちんと人の横について歩かなくてはなりません。訓練に協力してくださる宮田村村民会館→JA宮田店などの最寄スーパー→車で駒ヶ根か伊那へ行って、 伊那バスに乗り→その後に飲食店で訓練士が休憩する場でマナー良く待ち→車で帰ってくるというのが、訓練コースなんです。各地の学校などから研修を目的に来てくれる若者たちも、ビックリするほど1日中、訓練なんですよ。でも、これってユーザーさんにとっては日常の生活で買い物に行ったときには普通のパターンでしょ?
 訓練士は、補助犬ユーザーさんがどうやって生活しているか。何を望んでい るか。それらの行動が、ボクたち犬の視線や体高からは、どう映ってどう感じられるのかなどを想定して、訓練方法を創っていかなければならないんだ。
 訓練士は海外では「アーティスト」または「クリエーター」と呼ばれるほ ど、想像力が必要なんだって。
 ボクたちは元捨て犬だけど、600頭に1頭の割合で補助犬に育てられます。その育て方は家庭犬とは違うかもしれないけど、協会のスタッフやボランティア、学院生から愛情をいっぱいかけられて育ってます。それが一番大事なことかな。
 ボクたちを補助犬に育てて、障がいのある方の幸せのお手伝いをしたいと思 われる第5期の入学生をお待ちしております。


準教授 だいすけ