日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生ノート

(福)日本聴導犬協会付属・訓練士学校の学生によるブログです。

121.みなさま、ありがとうございます。  こりんからのお手紙です。

2015-04-29 19:59:59 | 介助犬訓練

暑さ寒さも彼岸までっていう言葉どおり、ひと雨ごとに暖かくなって、春のおとずれを感じられるようになりましたね。やわらかな明るい陽ざしに心もうきうき。   

アタシの名前は“こりん”。沖縄の動物保護施設にいたところ沖縄を訪れたスタッフさんが「いい子だねー」とアタシを選んでくれて、去年(福)日本聴導犬協会に来ました。冬の寒さにはビックリしたけど、ボランティアさんに愛情いっぱいに育てていただき、毎日元気に訓練に励んでます。こうやって幸せに暮らせるのも、みなさまのお力添えの賜物です。

みなさま、いつもあたたかなお気持ちいっぱいのご支援をくださいまして、本当にありがとうございます。みなさまから応援をしていただけますこと、アタシ(こりん)たちもスタッフも心から感謝をしております。

最近とっても嬉しいことがありました。ご紹介しますね。

一つは、見事、認定試験に合格された、ユーザーさんと聴導犬の新しいペアが誕生したこと。宮田村にある(福)日本聴導犬協会本部での滞在訓練や自宅訓練をくりかえし、ずーっと前から一緒に暮らしていたかのように認定試験では二人の息もピッタリだったのよ。

これから始まる新しい生活、 もっともっとハッピーになれるようアタシたち協会犬もみんなで応援してるよ。そして後に続けるように、アタシたちもいっぱい訓練して、一人でも多くの方にハッピーをお届けできるように頑張るね。

二つめは、りん君に新しい家族ができたこと。1ヶ月のトライアル(お試し期間)のあと、すごく可愛がり大事にしてくださる、あったかいご家庭に迎え入れていただくことになったの。“ワォ~ン”っていうりん君の声が聞こえなくなって、ちょっとさみしいけど、でも、りん君のハッピーはアタシたち協会犬にとってもスタッフさんたちにとってもハッピー♪。 よかったね、りん君。 

補助犬の候補として適性を見て選ばれたアタシたちだけど、成長していく途中で補助犬じゃなくて家庭犬として生活するほうが向いているっていう仲間もでてくるの。でも、補助犬にならなくても新しい家族として迎えてくださる家庭を探して必ず幸せにしてもらえるから安心なのよ。

 それから、お陰様でありがたいことに、テレビや出版社から取材していただく機会も増えてきました。『Wan』3月号には協会犬の先輩、聴導犬として活躍中のかるちゃんが紹介されました。ぜひご覧くださいね。(^^)v

暖かくなりこれからまた、いろんな 所に出かけ、みなさまのところにもおじゃまさせていただく予 定です。もし、アタシたちがみなさまのお近くで普及活動をする時には、ぜひ、会いにいらしてくださいね。こうしてたくさんのステキな出会いができるのも、 協会活動を応援しアタシたちの成長を喜んでくださるたくさんのご支援があるからです。 これからも頑張りますので応援よろしくお願い致します。

                                                    候補犬こりん