暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

地産地消

2017年10月08日 | 古民家
 少し前に見学させて頂きました、群馬県藤岡市にあります

藤岡瓦店さん・・・地元で取れる土で造る瓦で

古くから使われている達磨窯で薪を燃やして24時間以上燻して出来上がる。


仕上がりは1枚1枚色合いも違い、寸法も少しずつ違いますが

叩くと備長炭のような音と、水をかけるとスーッと吸い込む吸水性が

燻し瓦の特徴だそうです、吸い込んだ水は晴れの日や乾燥時に発散して

室内への熱の吸収を抑える効果もあるそうです。


昔は裏庭で採れた木を柱や梁に使い

庭で取れた土を壁に使い

地域で取れた藁や・萱で屋根を葺いたそうです・・・


それがすべて自然に帰る素材で・・・その作業も「結」と言い

地域の行事として行い、手間返し と言う考えで行われていました。

昔のようにはいきませんが、日本には各地良い材料を作っておられる

業者さんがまだまだたくさんいます。

国産は高いから・・・と言う方も多いと思いますが・・

それを工夫して提案していくのが自分の仕事だと思います。

少しでも多くの方に本当に良いものに触れる機会を

増やしていきたいと思います。
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